ピースライトガールオールオーバーニード

 元来人からあまり大切にされない質らしく、与える側に回ることが多かった。
高校時代から私が誕生日プレゼントをあげた子に私の誕生日に何か貰えることは無かった。

母ですらそうだ。幼い頃はそれなりにおもちゃをくれたが、今となっては私がものをあげるばかりで私の誕生日には雑に焼肉キングのランチに連れて行って貰ったくらいだった。

 僕はTHREEのファンデをあげたのだから、Diorのアイシャドウくらい買って欲しかった。

お礼をされる、義理を立てられるのは大にされている人の特権だと思う。

先日それなりに仲のいい友人から「誕生日って知らなかったわ」と言われた。私の誕生日なんてミスiD2021赤花はがれで検索すれば出てくるんだから知ってて欲しい。

職場同期で唯一プライベートで仲のいい友達の誕生日が1日違いであることが昨日分かった。
「来年の誕生日は一緒に祝おう!」という話をした。嬉しかった。

なんとなく思ったのは、色々と大切にし合えるような関係が欲しいのかもしれない。雑に扱われてきた分、めんどくさい欲求が渦巻く。

別に見返りを求めてプレゼントしている訳ではないが、あっ、大切に思ってるのは私だけなのかとショックになることもある。周りは私よりその辺に執着がないのかもしれない。

母が誕生日プレゼントをくれない理由は「資格試験に落ちてんだから」とか「ろくなことしてないんだから」と言ったものだ。
私は完璧人間ではない。世の中的に見たら顔面も頭も職も中の上とかだろう。
完璧じゃなくても欠陥品でも無条件に承認されたい。なんと傲慢な欲求か。
 自分がそうなのでついつい好きな人にはちゃんとプレゼントとかやってしまう。世の中的にダメでも愛されてても良くても悪くても私はあなたを承認してますよ。っていう意味を込めて。
  みんな私ほどこじらせていないと思うけど。いつ誰がどんなことでこじらせてもおかしくないので。
 今年の私は色々してくれた友人各位のおかげでこじらせずに済んでいる。
重大なミスをしても、転んでも泣いてもちゃんと認めてくれる人が居るんだと思うとまだ少し生きていける気がします。

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