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2024年3月ダイヤ改正所感(JR東日本千葉支社)

こんにちは、ひごくまです。
久々に長文を書きたくなったので、久しぶりにブログを更新することにしました。短文投稿のTwitter(今はXなんだよね…)に慣れてしまうと、長い文章を書くブログ(note)の更新がどうしても滞ってしまい、放置プレーが常態化してしまっているんですが、気が向いたら更新というスタンスは貫きたいと思います(これでいいのか?)。

さて、昨日12月15日に発表された鉄道各社のダイヤ改正発表において、千葉県内のJR線に大きな変化をもたらす発表がありましたので、私なりに思ったことを書いていきたいと思います。ちなみに、JR東日本のダイヤ改正についての情報は、以下のページからご覧いただけます。


1.特急列車の輸送体系変更

しおさい号はE259系がメインに!

車両デザイン変更前のE259系。

東京都心と銚子方面を結ぶ特急「しおさい」は、成田エクスプレスでおなじみのE259系が、その運用の大部分を占めるようになります。ただし、東京~佐倉間で平日のみ運転される、しおさい4号・しおさい11号のみE257系で運行されます。
2021年10月頃にE259系が銚子駅まで試運転を行っていたことや、2023年3月に発表された車両デザイン変更などによって、特急しおさい号の車両変更が噂されていましたが、今回のダイヤ改正の発表でそれが確実なものになりました。

255系は定期運用から引退へ。

2024年3月で定期運用引退が決定した255系。

1993年7月のデビューから30年間の長きにわたって、房総特急の代表的車両として活躍してきた255系は、次回のダイヤ改正をもって定期運用からは引退となるようです。あまり特急列車に乗らなかった身としてはあまり思い入れがないのですが、千葉を走る列車の引退となると少し寂しくなりますね。なお、255系は定期運用引退後、一部編成を残して何らかの形で活用する方向で検討しているらしいです。

房総特急は全車指定席へ。

E257系。写真は懐かしい「ホームライナー千葉」。

しおさい号のE259系導入と255系の引退のほか、内房線特急「さざなみ」と外房線特急「わかしお」では、運転本数の一部削減や行先変更が発生します。

また、房総特急(わかしお・さざなみ・しおさい)は、ダイヤ改正後に全車指定席となることで、自由席の設定がなくなり、料金も改定となります。2015年に常磐線特急(ひたち・ときわ)を皮切りに導入された、いわゆる「新たな着席サービス」がいよいよ房総特急にも導入されるようになります。これまで自由席が多く設定され、車内で特急券を購入する乗客が多かったイメージだった房総特急ですが、全車指定席になることでこのような光景は見納めになりそうですね。

また、特急列車とは直接関係ないんですが、普通列車グリーン車の料金にも見直しが入るようです。ざっくりいうと、平日と休日で異なっていた料金が統一され、あらたに100km以上の料金が導入されます。例として、東京駅から内房線方面へ乗車した場合の料金を比較してみます。

やはり、近距離(50km以内)で特急列車を利用した場合の値上げ感が表れてますね。それにしても、特急より時間がかかるのに、確実に座れるかどうかわからない普通列車グリーン車のほうが割高なのは、個人的にちょっと納得いかないです…

2.京葉線の輸送体系も大きく変わる!

通勤快速・勝浦乗り入れ廃止

2024年3月のダイヤ改正で、最も大きく変わるんじゃないかと言われているのが、京葉線です。まず驚いたのが「通勤快速」の廃止です。
京葉線の通勤快速は、東京駅を発車すると八丁堀駅と新木場駅に停車したのち、蘇我駅まで停車しない(舞浜駅や海浜幕張駅を通過する)ため、所要時間の短縮と遠近分離に一役買っていた、京葉線のアイデンティティーのひとつだと考えています。かくいう私も、現在は総武線経由で通勤しているのですが、寝坊して遅刻した時には、京葉線の通勤快速に乗って時間を稼いでいたので、非常に残念です。

さらに、平日は通勤快速、休日は快速として1日1本運転されている成東・勝浦行き(通称なるかつ)にも変化が。勝浦行きの部分については、ダイヤ改正以降上総一ノ宮行きとなり、上総一ノ宮から先をE233系が走ることはなくなります。

快速運転時間の縮小

さらに、京葉線の快速が運行される時間帯が日中(10時~15時)に限定され、それ以外の時間帯に運行される京葉線の列車は、特急列車を除き、内房線や外房線に直通する電車も含めてすべて各駅停車に変更されます。

朝と夕方の快速運転をなくすことに対して、X(Twitter)上ではさまざまな意見が飛び交っていますが、ここでは落ち着いて考察してみることにしましょう。
所要時間の観点で見てみると、京葉線の蘇我~東京間の所要時間は、各駅停車で約53分、快速で約45分と、8分しか差がありません。
京葉線は快速の停車駅が比較的多く、各駅停車と快速が対面で乗り換えできる駅が海浜幕張と新浦安の2駅に限られ、京葉線内の途中駅ではいつでも到着した電車に乗れば先行先着となることが多いため、通勤時間帯の各駅停車化は問題ないと判断したのでしょう。
また、蘇我~東京間を総武快速線経由で移動したとしても、50分~1時間程度はかかるので、そんなに変化はないです。
ただ通勤快速が廃止される影響は大きく、東京駅には現行より最大で14分も遅く到着してしまいます。内外房線沿線から、海浜幕張のオフィスに通勤する人や、千葉市内の学校に通う学生などの近距離通勤通学者にとっては、乗り換えの手間を省けて良いかもしれません。

3.まとめ

今回のJR東日本の関東地区のダイヤ改正は、千葉方面以外の在来線では大きな変化が見られなかったものの、千葉支社管内にとっては大きく変わりそうなダイヤ改正になりました。
特に京葉線の通勤快速廃止と、快速運転時間の縮小に関してはX(Twitter)での反応が大きく「もう京葉線乗らんわ」などといった声も上がっているほどです。いずれにせよ、ダイヤ改正の日を迎えてみないと混雑状況の変化などがわからないので、ゆっくりと動向を追いかけつつ、ダイヤ改正で消える列車や種別は早めに記録しておいて、後悔のないものにしていきたいですね。

久しぶりのブログ記事でしたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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