「ポスト安倍への動き」


9月中旬までに後継の自民党総裁を選出する見通し。

☑ 候補としては、岸田文雄 政調会長、石破茂元 幹事長、菅義偉 官房長官らの名前が浮上している。

☑ 自民党は28日の安倍首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選を行う。

☑ 総裁選は3年の任期満了にあわせて実施し、党員・党友による地方票と国会議員票の合計数で選ばれる。

☑ 新たに選ばれた総裁の任期は前任者を引き継ぐため、21年9月までとなる。任期満了なら党員・党友による地方票を合わせた総裁選がある。

総裁選へ出馬の意向を示す石破氏は28日夕、国会内で派閥会合を開いた。報道各社の世論調査でトップを走り、7月の日本経済新聞社の調査では自民党支持層でも初めて安倍首相を抜いた。19人の小派閥のため足場が脆弱で、両院総会方式は国会議員票の多数派工作で不利だとの見方がある。

☑ 候補に急浮上してきたのが菅氏だ。二階氏や公明党と太いパイプを持つ。菅氏自身は派閥に所属しないものの、党内に無派閥議員を中心に推す声は多い。

☑ 河野太郎防衛相も意欲を示す。麻生太郎副総理が率いる党内第2派閥の麻生派に所属する。麻生氏は一時、岸田氏を担ぐとみられていたが、派内では河野氏を担ぐべきだとの声が高まっている。

☑ 第3派閥の竹下派の茂木敏充外相の動向も焦点だ。18年の総裁選で竹下派は対応が割れた。参院側は石破氏を支持し、衆院側の大半は安倍首相の支持に回った。

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