自担のいないトラジャ担のサマパラ

SummerParadise 2020、Travis Japanソロ公演 8月1日~8月10日までお疲れ様でした。

ソロ公演が決まってから21公演通して見て、全体的にぼちぼち思ったこと・感じたことを散文的に、というか備忘録代わりにまとめていこうかなと思います。もう9月ですが。こんな事考えてた人間もいるよと。各公演の良いと思った曲とかはまた別の機会に書くことがあれば。



初めて公演名を聞いた時にめちゃめちゃ怖かった。それは公式側が激ダサオタク表現にズカズカと乗り込んできたからではなくて(その側面もあるけど)、それよりも何よりも私には自担がいないから。私には推し推しする自担いないんだが?公式から「俺担ヨシヨシ!自担推し推し!」なんて言われると私の場合誰を指しているのか分からない。突き放された様な気がして疎外感が凄かった。自担がいない人間もいるんですけど…。

2017年3月に好きな人がTravis Japanを脱退、事務所を退所してからずるずると「誰が好き!」を作らずに、いわゆる箱推し、というか、"Travis Japan" という概念を好きでいて早3年半。改めて考えてみると、「この人のソロコンがどうしても見たい!」という人が私にはいなかったのだ。勿論全員のソロコンが本当にとっても楽しみではあったけど、この人のソロコンが見れたから我が人生に一片の悔いなし!と思える人や、考えるだけで胸がいっぱいになってしまう対象はいないという事に気付かされてしまった。

いや、気づいてはいた。なんか私の応援スタンス意味わかんなくない?何 "Travis Japan"っていう概念が好きって?チケットやり取りをする時とかの自己紹介にも困るし、同じくジャニオタの妹にも「自担作った方がオタク人生楽しいのに」と言われたり。


全21公演全部見た。結論を言うと、私に自担はできなかった。やっぱり"Travis Japan"担だなぁという確信が深まっただけでした。

そもそもなんで私は"Travis Japan"が好きなのか。"Travis Japan担"なのか。3年半見ていた中で色々思うことがあってこの結論にたどり着いた訳だけど、端的に言うと、このグループがここにたどり着くまでには沢山の「スイッチ」があったから。

最近私の好きなドラマにMIU404というドラマがある。そのドラマの第6話、ピタゴラスイッチの話題が出てくるのだ。要約すると人が道を逸れてしまうのは(「そこ」に至ってしまうのには)、誰と出会うのか、誰と出会わないのか、そういう沢山のスイッチが作用している、という話であった。

ピタゴラスイッチの話題が出たあと、主人公の1人である伊吹がこういうのだ

「一つ一つがスイッチで、なんかそれって人生じゃん?」

胸にズバッときた。まさに、私が"Travis Japan担"である理由、"Travis Japan"を応援している理由だと思った。

もし厳しいレッスンに耐えられずに帰っていたら?プレゾンが終わったあと4人5人で活動していたら?仲良し5人が続いていたら?早い段階でオリ曲オリ衣装が貰えていたら?メンバーがやめていなかったら?内定を蹴っていなかったら?SHOCKに出ていなかったら?見学に来ていなかったら?8.8で他のグループがデビューしてなかったら?……。他にも沢山沢山ある。

このどれかひとつでも欠けていたら、2020年の夏、サマパラでソロコンをやる未来はなかったかもしれない。めちゃめちゃエモくて楽しくて最高な夏はなかったかもしれない。

Summer Paradise 2020はこのスイッチが作用した結果の場所だった。しかもそれに加えて7人みんな、ここに至るまでに自分に・グループにどんなスイッチがあったのか教えてくれた公演でもあった。青春メドレーはそのまま然り。はだかんぼーの振り、care、ムラサキ、サポーターズの曲被り、Air、……他にももっと沢山。演出や言葉の端々にも沢山。

Travis Japanがここに来るまでの一つ一つがスイッチで、それって人生じゃん?Travis Japanを応援していると人生を見ているような気持ちになるのだ。あまりにドラマチック。だから私はTravis Japanの事が好きだし応援したいと思うし、"Travis Japan"担なのだ。

何が言いたかったのか分からなくなってしまった。過去の延長線上に今があって今が未来へ繋がって行くのだな、というのを改めて強く感じた夏でした。すごくすごく楽しかった。コロナ禍の状況で7人全員がソロコンサートをライブ配信した事、これも何かのスイッチになっていくんだろう。

最後に、この夏特に思ったことを2つ。1つ目。自分がTravis Japanを好きになってからは夏が始まるのが遅い事が多くて。それなのに今年は8月朔日から始まるなんて。こんな未来がくるなんて思ってもなかったな。2つ目。グループの共通エンディングだったTogether Now。その日の演者じゃないメンバーがやりきった顔をしていたのが初めのうちはちょっと面白かったんだけど。各メンバーのコンサートが終わるにつれて、そりゃこんな表情にもなるよな〜と思うのがとっても楽しかった。

宮近くんのオーラス公演。夢ハリが流れる中円形ステージにぎゅっと集まってた7人、海苔で巻いて食べたいくらい愛しかったです。