覚え書き

2017年のえび座がめちゃめちゃ好きだった。あんまりもう鮮明には舞台内容は覚えてないんだけど、好きだと思った感情はすごく凄く胸に残ってる。なんでこんなにえび座の事引きずってるんだろう。

多分それは、今から考えるとTravisJapanの1幕ラストシーンだったからじゃないかと思う。Endless SHOCKだったらコウイチが階段から転げ落ちる。そりゃ印象に残ってるはずだ。

新規ながらも2017年トラジャを応援してて色んなこと経験したと思う。1月から9月までの間、複雑な感情を持ちながらも、現場に、トラジャに置いていかれないように、全速力で応援してきた。全力で猛ダッシュして、気づいたらメンバーは8人から5人になってて、もうダメだ疲れた限界超えそうだ、ふっと気を緩めた時そこにあったのが2017年のえび座だった。TravisJapanもしかしたら自然解体しちゃうんじゃない?なんて不穏な噂が流ていた当時、まるで命をつなぎ止めてくれていたような現場だった。

ジャニーズ伝説はまさにジャニーズの原点源流を教えてくれる様な内容だった。幕が開いた瞬間からショータイムの最後までそれはずっとそうで、それは煌びやかなのに少し寂しく感じて、まさに今のトラビスジャパンにぴったりだと思った。えび座は先月までの帝劇と違ってとても落ち着いてた。可愛らしい日生劇場の内装も、少し寒くなってきた10月の気温も、落ち着いている客層も、メンバーが総出演しても14人しかいない舞台も、どれもこれも全部私の好きな世界観だった。

私がTravisJapanで見たいものはこのジャニーズ伝説にあるのかもしれない、すごく思った。まさに舞台といえば!のA.B.C-Zと、窓系列の流れを汲むMADEと一緒に舞台に立つTravisJapanは、紛れもない「舞台班」だった。この文脈でのこの表現すると日本語が上手くないから、なんだか語弊がありありまくりだとおもう。どうか石は投げないで。でも、クリエがなんだ、少クラがなんだ、EXがなんだ、メンバーがなんだ、色んなことに気を張って心が削られていた私は、まさに「ジャニーズの伝統を継ぐもの」の様なTravisJapanをみて、なんだかストンと落ち着いてた。露出が多くて世間一般からの認知が高くなる道ではない。だけど、劇場の舞台の板の上に立っ
て「舞台班」として活動していくのもいいんじゃないかと。

でもTravisJapanはその選択を取らなかった。その決意の表れが松松の加入なんじゃないかな。ジャニーズジュニア内、グループ群雄割拠時代に戦っていくための戦略だと思った。「アイドルグループ」として確実に、強くなるために取った手段のように見えた。

私が好きになった時のTravisJapanはなんだか職人みたいで、落ち着いている雰囲気で、強くて儚くて、まさに舞台班の匂いのするグループだった。今のTravisJapanは可愛くて明るくて、まさに「アイドルグループ」という感じがする。なんというか、本当に別のグループだな、と思うことも結構ある。こんなに雰囲気の変わったグループを、自担と呼んでいた人がいなくなってから一年以上経っている、かつ特に次の自担と呼んでいるような人も作っていないのに、なんでずっと応援してるんだろうなぁ。3月26日、横アリに向かう東横線の車内でも同じこと考えてた。結局その時は答えが出なかったし、今もまだハッキリ理由は見つかってないなと思う。ただ「TravisJapan」じゃないと見れないなにかがあると思っているからなのかなぁ。

横浜アリーナ単独公演、あの公演でようやっとTravisJapan2幕が始まるんだ。11月から2月まで、長い長い幕間だった。単独公演見てから合同公演みたら、自分が想像してるよりもこのメンバーに対して愛着を持っていた自分がいた。もしかしたらこの横アリでゆるゆるオタ卒するかもな〜なんて思ってたのに。そんなことはなかった。グループの雰囲気は大きく変わっても、TravisJapanの核みたいな、中心の意志みたいな、うまく言葉に出来ないけど、そこは変わってなかった。

これからこの7人で色んなこと沢山経験して欲しい。7人でツアーバックに着いて、7人で夏を越して、7人で舞台にたって欲しい。7人の事いろんな人に見て欲しい。私ももっといっぱい見たい。もっと大きくなってもっと魅力的になって欲しい。TravisJapanの2幕、まだまだこれからだ。