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記事一覧

熊本の原風景

熊本の天草に住んで2年。 今日も深呼吸をすると、春の草花と海の匂いで晴れやかな心持ちになる。景色は綺麗だし、食べ物はうまいし、そのせいか日々の充実度も高い。 と…

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6か月前
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「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」に見る自立と依存

「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」(町田そのこ作)という本を手に取った。 読み進めていくと、登場する人物たちの多くが、家庭環境が特殊だったり、特性を持っていたり…

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「ものさしを能力主義のメタファーとして、小説をそのアンチテーゼのメタファーとして表した、学校を舞台にした物語を書いてみて…

ものさしと小説 ともこは学校でトップの生徒だった。彼女はいつもテストや課題で満点を取り、先生やクラスメートからほめられていた。彼女は努力と知性が成功のカギだと信…

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理科室の日常

「すげー」 理科室でそんな声が上がる。 自作カイロをシャカシャカして、そのカイロが熱くなったときである。 または、オオカナダモの細胞を顕微鏡を通して見てみたときで…

むすんで、ひらいて

先月、とうとう30歳になってしまい、1つの節目を意識してしまう。 毎日の在り方はそんなに変わらないと思う。むしろ、中高生や大学生の頃の想像では、もう少しイケてる30…

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カンピューに行きたくなることがある

疲れたらいつも行きたくなる場所があります。 ここはミャンマーの農村、カンピュー。 ミャンマーの中でも、屈指のお気に入りの場所でございます。 ヤンゴンからバスで8時…

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半分くらいになってしまいました

ZOOM氏やTeams氏に感謝しております。 おかげで、コミュニケーションは遠隔でもできるようになりました。 おかげで、外に出なくても仕事ができます。 しかし、何か物足…

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イマココタイムのすゝめ

前回はバリに行ってきたことについて書きました。 誰にとってのサステナビリティなのか?という疑問を感じたあの日。 人間中心が前提となる考えに疑問を感じた旅でしたが…

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バリの緑の学校

南の島、いざバリへ兼ねてより行きたかったインドネシアのバリ島に、今回突撃してまいりました。 青!ビーチ!というイメージが強いのとは裏腹に、緑!木々!という印象も…

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熊本の原風景

熊本の原風景

熊本の天草に住んで2年。

今日も深呼吸をすると、春の草花と海の匂いで晴れやかな心持ちになる。景色は綺麗だし、食べ物はうまいし、そのせいか日々の充実度も高い。

ところで、SNS時代の今は、キラキラした写真や動画たちであふれかえっている。でも、それらを見るたびにこの頃思う。

「え、熊本って、地球上でかなり綺麗なところなのでは!?」

そこで、美しい熊本をしっかり推しておきたいと思い立ち、note

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「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」に見る自立と依存

「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」に見る自立と依存

「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」(町田そのこ作)という本を手に取った。

読み進めていくと、登場する人物たちの多くが、家庭環境が特殊だったり、特性を持っていたりすることが分かる。

そういった中での生活模様に、読者である私も想いを巡らすのだが、時折、私自身が毎日教室で接している子たちを登場人物に重ねているのに気づく。

自分の気持ちを調整するのが苦手だったり、学校に馴染めなかったり、家庭内で味方

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「ものさしを能力主義のメタファーとして、小説をそのアンチテーゼのメタファーとして表した、学校を舞台にした物語を書いてみてほしいです!」とChatGPTに聞いた結果。

ものさしと小説

ともこは学校でトップの生徒だった。彼女はいつもテストや課題で満点を取り、先生やクラスメートからほめられていた。彼女は努力と知性が成功のカギだと信じており、自分の価値観を共有しない人たちを見下していた。彼女は自分の能力と正確さの象徴として、いつもものさしを持ち歩いていた。

ある日、彼女は転校生のひろしと出会った。彼は静かで神秘的で、いつも小説を持っていた。彼は成績や規則には興味が

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理科室の日常

「すげー」

理科室でそんな声が上がる。
自作カイロをシャカシャカして、そのカイロが熱くなったときである。
または、オオカナダモの細胞を顕微鏡を通して見てみたときである。

「理系的な力が必要だよね」と言われる昨今。
しかし、高校に上がるとき、あるいは高校のときの文理選択ときに、数学や理科が嫌で理系を避ける人がそれなりにいると聞く昨今。

ただ、実際には、好奇心や興味関心は本来備わっているものだ。

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むすんで、ひらいて

むすんで、ひらいて

先月、とうとう30歳になってしまい、1つの節目を意識してしまう。

毎日の在り方はそんなに変わらないと思う。むしろ、中高生や大学生の頃の想像では、もう少しイケてる30歳になる予定だったなあ、と感じてしまう。しかし実際は、あの頃の延長線上に、地続きに、今があるだけだ。

それでも、今なんとなく節目的なものを感じてしまうのは、周りの人たちによるところも大きい気がしている。

とてもポジティブな意味にお

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カンピューに行きたくなることがある

疲れたらいつも行きたくなる場所があります。

ここはミャンマーの農村、カンピュー。
ミャンマーの中でも、屈指のお気に入りの場所でございます。

ヤンゴンからバスで8時間、その後船で6時間でやっとたどり着ける、電気もほとんどないような村です。

しかし、この川辺に1人で座って、1時間、2時間ぼーっとすると、旅の疲れがすーっと癒えていきます。

川辺スーパーヒーリングタイムの後、農村の人達と、よく一緒

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半分くらいになってしまいました

ZOOM氏やTeams氏に感謝しております。

おかげで、コミュニケーションは遠隔でもできるようになりました。

おかげで、外に出なくても仕事ができます。

しかし、何か物足りない。

というか、むしろ疲れるこのモヤ感は何だろう。

あ、心が通いにくくなってしまったのだ。

そう思うようになりました。

もちろん、みんなが、良い通信環境にアクセスできて、大きなスクリーンや、良質なイヤフォン/マイク

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イマココタイムのすゝめ

前回はバリに行ってきたことについて書きました。

誰にとってのサステナビリティなのか?という疑問を感じたあの日。

人間中心が前提となる考えに疑問を感じた旅でしたが、人間中心主義の上に成り立つ、自由主義についても疑問を感じました。

「自己実現のサポートがしたいです」僕が、これからずっとやっていきたいことは、「人々の自己実現をサポートする」ことです。

みんなが意思を持って、やりたいことや、なりた

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バリの緑の学校

南の島、いざバリへ兼ねてより行きたかったインドネシアのバリ島に、今回突撃してまいりました。

青!ビーチ!というイメージが強いのとは裏腹に、緑!木々!という印象も加わった旅。

空港から出ると、海が割と近いのですが、内陸の方に行くにつれ、木々が増え、ライステラスと呼ばれる棚田がいたるところに。

しかし今回、僕にとってのぶっちぎりの緑は、1つの学校でした。

バリ島のウブドという街に、"Green

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