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久しぶりの寄席


11月25日 浅草

寄席に行くのはいつぶりか。

2年以上経っているかもしれない。


ソーシャルディスタンスしてない、
すぐ隣に人がいる客席に座るのは本当に久しぶりだ。

近い。

動けなくて首が痛い。

もう少し余裕があるといいのだけど。

そして寒い。

11月に入っても、歩くと汗だくな気温だが、ずっと座っていると寒い。

マフラーを持ってきていたら、あと1時間は耐えられたのに。

お目当てを観て、耐えられず帰る事にする。


初めて寄席に行ったのも、浅草演芸ホールだった。

だんだんとボーっとしてくるあの空間を、寄席以外に知らない。

笑点は昔から観ていたけれど、
落語に興味を持ったのは、落語を題材にした小説や漫画を読み出してからだった。

声を変えるわけではなく、登場人物になりきるでもなく、不思議ワールドに誘われる。


プチアフターコロナで寄席へ。

完璧に楽しめるのはもうちょっと先かもしれない。

普通に、豆とかずっと食べていたいのだ。

お茶もあったかいのと、冷めたゆずれもんとかで味変したいし、
油断してうたた寝したい。

落語を聞いているようで聞いてないくらいの自由さがほしい。

もうちょっと空いていてほしい。

換気大事だけど、寒くて帰るのはもう嫌だ。



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