5時8分の温泉、6時40分のバスタブ
夏休み、川奈ホテルへ行きました
1日目は少し雨が降り、
お腹も壊し、
無料送迎バスに乗れずトイレにこもるという最悪な切り出しでしたが、
ホテルに着いた途端、いっぺんし、
お腹も調子いいわ、ごはんもおいしいわ、
ホテル内を移動するたびになんてすてきだ、こりゃすごいなど口に出していました(ちょっとやだ)
送迎バスの運転手さんにも玄関でお会いし「大丈夫でしたか」と声をかけられる
ありがたいですね
そして川奈ホテル、温泉がある
夜、優しい光のさす広々とした温泉に浸かり、
ホテル着いてからは本当にいい日だったと振り返り上がると、
翌日は5時8分が日の出だと、温泉の入り口に書いていた
夫が「ぜったいいく」などと抜かしており
口だけっすわ、と一掃しつつも、わたしは是非とも行きたいと朝風呂を夢見る
ガサゴソと音がし、目を開けると「4時50分なので風呂に行く」などとまたもや抜かす夫
いい加減にしろとわたしはまた朝風呂の夢など一瞬で忘れ、
足取り軽く温泉へと向かう夫を目をつぶりながら送り出す
目をつぶりながら
抜かしてはないか、有言実行か
こんな時間に起こすなんてありえない
朝風呂行きたかったな
と、思考が我儘なのは眠いせいに決まっているが、
そういえば夜明けが見えるのではとカーテンを開ける
うすらあかるく、少し曇った空を見て、雨降ってないだけマシかと、トイレに行く
トイレは風呂と一緒になっており、温泉に行ったので使わなかったバスタブがあった
便器にすわりながら、この洗面所のタイル、いいなあとじっとみつめる
温泉から帰ってきた夫をバスタブに呼び、
6時40分、使わなかったバスタブに入るわれわれ
太陽が出て、空は明るくなっていた
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