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SOMA クリアした

怖いゲームやろうと思って探してた時に,びっくり演出とかグロ系ではなくストーリーが怖いらしいので買った.
結論,めっちゃくちゃ怖かった.考えさせられるストーリーでクリアした後「自分とは何か?」とかいう哲学的問いを思考してしまった.

From the creators of Amnesia: The Dark Descent comes SOMA, a sci-fi horror game set below the waves of the Atlantic ocean. Struggle to survive a hostile world that will make you question your very existence.

SOMAは、Amnesia: The Dark Descentの開発チームであるFrictional Gamesがお届けするSFホラーゲームだ。アイデンティティ、自我、そして人間たる意味について、不穏なストーリーが展開する。
無線は途切れ、食料はなくなりつつあり、機械は自分たちのことを人間だと考え始めた。水中施設PATHOS-IIは耐え難い孤立状態にあり、あなたは困難な決断を強いられるだろう。確かなものとは?戦う意味とは?

steam

steam外から日本語化MODをダウンロードしてプレイ.紹介レビューとMOD配布してくださった方々に大感謝です.アムネシアと同じ人が作ってたんだ…

以下感想とかなんか色々殴り書き,あんまりじっくり見てないとこ多かったかも.ネタバレはあります.

・基本的にプラント系施設→海底→施設→…の繰り返し,世界設定的にきれいな風景とか一切なし
・敵が襲ってこないセーフモードと通常のモードがあって,最初10分くらいは通常モードでやってたけど怖くてセーフモードでやり直した
・襲ってこないとわかれば無敵だったので探索さっくさくだったセーフモードに本当に感謝
・でも中盤くらいのずっと発狂して叫んでる系の敵はきつかった やめそうだった
・海底は暗い上に広がりがあるMAPが多くて動線わかりにくかった 迷った
・死体が施設にも海底にもいっぱいあってしんどい
・ストーリー的に進めば進むほど悲惨?な死体が増えてくのでしんどさ増す
・こんなところにあるんかい!な死体もあるのでびっくりした
・後半の施設の死体が全部首無しで,絶対最後に首だけ集めたグロイ場所ある!って思ってたけど無かった 首どこにいったんだろう…そして何故…
・この世界の住人は脳にチップ埋め込んでて主人公はそれを読み取る?ことができ,死ぬ直前のデータを聞くことができる このシステムで襲ってくる敵の怖さを感じてねって感じだった
・まあ敵も人間だったものらしいから正気を失った人間ってことなんだろうな 機械の体は人間をおかしくさせるって言ってたし 正気を保てた人間が主人公だったってだけらしいです
・きっとキャサリン(主人公のナビ役)もずっと機械の媒体に入ってるから,そのうち正気失っていきそう
・主人公のデータがすべてのAIの基礎になっている?という設定があった気がする 暴走したら面白いなって思ってたけどそんなことはなかった
→敵(WAU)の親玉みたいなのが最後主人公に「全部滅ぼして~」って頼んでたのはこの設定が理由かも?

最後は人間の人格データを宇宙に射出し,地球に残ったただ一人の人間(だった)主人公は「ひとりにしないで…」と絶望してENDです.電力も切れていたから機械に入ってるキャサリンと会話もできないでしょう.あまりにかわいそう.こんな悲しい最後ありますかって.

こんなに頑張ったのにって思ってエンドロール観た後に,宇宙に射出されたデータの主人公視点になります.きれいな自然を抜けた先で体(?)を持つキャサリンと再会し本当に終わり.こっちサイドの主人公にとってはHAPPYENDってこと.
このゲームの始まりと同じで,人間データの「アップロード元」「アップロード先」で分かれましたってことだった.たまたまプレイヤーが見ていた視点は今まで「アップロード先」だったけど,最後は「アップロード元」=コイントスに負けた側だった.「アップロード先」はそれを認知できないし,自分は自分であるという自意識もちゃんとあるので主人公は生存END…なのか?

生きると死ぬとはどこから異なるのか考えるはめになってしまった.『自分』を構成しているものは何なのか,何が違くなったら自分は自分ではない=死んだと言えるのか曖昧になった世界の話であった.
今のとこ実際起こるようなこととは思わないけど,脳移植とかできるようになったらあり得そう.身体は違うものでも脳が自分のものだったら自分は自分だろうか?身体に『自分』は宿らないのか?


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