見出し画像

【CL京都7-2】ミュウVMAXデッキ【全文無料】

どうもヘタレです。

普段は島根県を拠点にポケモンカードに取り組んでいます。

今回は10/3で開催されたCL京都に参加しましたので、そのレポートと使用デッキについてこの記事で解説出来たらいいと思います。

※当デッキは目まぐるしく回るメタゲームの影響(主にクワガノン)で賞味期限を迎え、使い物にならないかもしれません。それでもよろしい方は読み進めてください。

環境考察

今回のCL京都の環境は個人的には以下のようなものだと考えていましたが。

【tiar1】
・ミュウVMAX
・白馬スイクン
・三神ファイヤー
・ゲンガーVMAX

【tiar2】
・ムゲンダイナVMAX
・連撃ウーラオス
・黒馬バトレックス
・連撃テンタクル

【tiar3】
・リーフィアVMAX
・レックーザVMAX
・ニンフィアVMAX
・ルカメタザマゼンタ
・一撃ウーラオスVMAX
・悪パーフェクション

このtiarはあくまで使用者の数の予想ですが、上記のようになると考えていました。

ミュウVMAXの登場で以前までシェアのあった連撃ウーラオスは数を減らして、連撃ウーラオスに弱かったデッキの数が増える事は安易に予想出来ました。

ゲンガーVMAXやムゲンダイナVMAXがミュウVMAXに弱点をつけることから使ってくるプレイヤーも増えると予測できました。

また連撃ウーラオスとク黒馬を苦手にしていた連撃テンタクルなどの非V.GXデッキも中々良い立ち位置だったように感じます。

実際にCL京都の準優勝に連撃テンタクル、ベスト4にクワガノンと非V.GXが躍進しました。

それほどミュウVMAXの登場は環境をガラッと変えてしまうものだったと思います。

デッキ選択について

今回のCL京都に出るにあたって先ほど解説したような環境考察があってどのようなデッキ選択をすれば良いのか?というのは直前まで悩んでいました。

ミュウVMAXが登場してから1週間ととても短くてシティリーグなどの大型大会もなかったので、個人大会やリモートでの大会の情報を必死で集めました。

それらの大会の中でもミュウVMAXは頭ひとつ飛び抜けた印象があり、その強力なデッキパワーを持って弱点対面も跳ね除けていました。

なので今回のCLでのデッキ選択で一番大事な事は「ミュウにある程度勝率を取れるデッキ構築」という事でした。

その中で以下のようなデッキをCL京都に持って行こうかと思っていました。

・白馬スイクン
・三神ファイヤー
・連撃テンタクル
・ミュウVMAX

それぞれ解説します。

白馬スイクン

ミュウVMAXに対してはリセットスタンプ+雪道で逆転を狙うプランが強力で増えるであろう悪デッキに対しては強く出られるのは本当に魅力的でした。

苦手だった三神もガラルファイヤー搭載型のレシピが増えた影響で以前と比べて戦いやすくなっています。

また連撃ウーラオスがキツかったのですが、ミュウVMAXのおかげで減少して環境に苦手なデッキが少ないのが追い風です。

ただそこまで練度があるわけでもなく、調整段階でミュウに対して勝率を上げられなかったというのが持っていかなかった理由です。

プレイが上手い白馬はミュウに対しての立ち回りが上手いので玄人向けのデッキだと思います。

三神ファイヤー

三神ファイヤーはなんと言ってもオルタージェネシスがあるので下振れした相手に対して理不尽な戦いを強いる事ができるのが本当に強いです。

ミュウに対して弱点をつけるだけではなくてゲノセクトを2体刈って終わらせることも出来ます。

ゲンガーが少し大変ではあるのですけど、安定感は抜群なのでCL向けのデッキだと思っています。

持っていくとしたらタックコール軸でザシアンザマゼンタをメインにした上でガラルファイヤーにもタッチしたデッキでした。

持っていかなかった理由は単純に練度の問題とCL前にミュウとゲンガーに破壊されたからです。

スクリーンショット 2021-10-08 13.47.23

連撃テンタクル

環境考察でも書いたのですが、連撃ウーラオスと黒馬が減った事で立ち位置が良いデッキです。

ミュウに対しても1パンすることも可能でサイドレースも有利にする事ができます。

ただそこそこ数がいるであろう三神がキツかったというのが使わなかった一番の理由です。

後今あるデッキの中でトップクラスに難しいです。

以前に使っていたデッキではあるのですけど、初めて参加する大型大会に持っていく勇気がないため却下しました。

ミュウVMAX

今回大会はミュウVMAXの大会と思えるほど高いデッキパワーで握らない意味がないぐらいのデッキという認識でした。

メタが集中する懸念はあるけど、それを跳ね除けるぐらいのパワーがあると思っていました。

一般的に弱点としては

・雪道スタンプで詰む
・エネ割りがキツい
・弱点がキツい

と言われていますが、それらに対する回答もあったので今回はミュウVMAXを握りました。

採用カード解説

使用したデッキは以下の画像の通りです。

画像1

それぞれの採用カードの解説をします。

・ミュウライン 4-3

特に深い理由はないのですが、Vは一番スタートしたいポケモンなので4枚。VMAXは出しても2体なのでサイド落ち込みで3枚です。

・ゲノセクトV  4

強すぎるので4枚。減らすのはあり得ないです。

・ラティアス 1

苦手対面の悪に対して無いと厳しいです。ダイナバリアとリセットスタンプを使ってターンをもらう動きやゲンガー戦でウィークガードエネルギーにアクセスできない時にデルビルを落としながら相手に穴抜けボスを要求できるのは強かった。メッソンを使うVMAXデッキにメッソンをダイナバリアで落とすのは強かったです。このカードも入れない意味がないカードだと思っています。

・オドリドリ

CLではあまり使わなかったですが、ベンチに並べてもスイクンの技の火力アップにならないのが地味だけど大きい。

本領を発揮するのは三神戦で

・ゲノセクト、ウィークガード付きのミュウがガラルファイヤーで落とされなくなる

・オルジェネ+らいめいげりをゲノセクトが耐える

という中々強いです。技のばらまきもたまに使います。

あとCLではミュウVMAXがリーフィアのダイリーフ2発を耐えるのは強かったです。

・マーシャド

本当は二枚入れたいカードですが、枠の都合上で1枚に。役割としては雪道を割ることが一番で時々ミラーで相手の穴抜けの紐をケアするためにオドリドリやラティアスと一緒に置く事があります。

・クイックボール・スーパーボール・霧の水晶 各4枚

この部分が他のミュウVMAXデッキとの差別化だと思います。CLという予選最大9回戦戦う中で再現性の部分を大事にしたかったので、サーチできるカードは最大限採用しました。後半に来てもハンドを減らす事ができますし終始無駄なく使う事ができます。スーパボールは不確定要素ですが無いよりかは遥かにマシです。

・ポケモン通信1枚、進化のおこう2枚

ミュウVMAXに確定で持ってこれる札が欲しいので採用。ピオニーから進化のおこうを持ってくる事は多かったです。ポケモン通信はハンドを減らす役割もあったりして使い勝手は良かったです。

・あなぬけのひも2枚、ポケモン入れ替え2枚

あなぬけのひもはミラー戦で強く使える事が多いので2枚。また相手のダイナバリアを解除してボスで呼び出してミュウVMAXを倒すこともありました。基本的にミュウVMAXの入れ替えカードはメロエッタを採用しない限りは4枚は必須だと思っています。入れ替えカードが切れてミュウVMAXが殴れないということも普通にあり得るので多いに越した事はないです。

・パワータブレット4枚

この枠は思考停止で4枚にしました。VMAX対面でラティアスを絡めた2パンを通す時に2枚必要な事もあるので(げんきのはちまきがあれば1枚になることもある)最大限採用しました。ピオニーで持ってこれるのも素晴らしい。

・リセットスタンプ1枚

ミュウミラー以外でワンチャンを拾うカード。リセスタ+ダイナバリアはやっぱり偉大です。枠の都合上1枚採用。

・うねりのおうぎ1枚

ミラーでテンポロスを狙って採用したカード。また弱点対面のゲンガーVMAXへの刺さりやオーロラエネルギーで動くタイプの三神に使えると強いので採用。本来は2枚採用したいが枠の都合で1枚。ピオニーの卓の一つにもなる。

げんきのはちまき

ガラルファイヤーをタブレットなしで落とせる点やダイナバリアーを絡めてVMAXを取りに行くときに重宝される。入れていない人もいるけど個人的には必要な一枚。

ツールジャマー

一番の理由はマント付きスイクンを落とすため。雑に貼っておくことで風船を止めることもあります。

ボスの司令4枚

ミュウVMAXの強みであるVやGXを落として速いゲームプランを通すために最大枚数投入。ミラーはボスやキャッチャーの数で決まると言っても過言ではないと思っている。あと相手のゲノセクトを縛り付けることで攻撃するハードルを上げたり入れ替え札を切らせるプレイが強いです。ぶっちゃけ3枚にしてともだち手帳を採用したり、ポケモンキャッチャーの採用でも良かったと思う。

カミツレのきらめき2枚

元はなくてもいい枠だと思っていたのですけど、うねりの扇の流行もあって必須枠に。どこかで一回使えたら入れ替え札を要求が下がるのも強かったです。

ピオニー2枚

要所要所で必要なカードを持ってこれる事が強いです。VMAXになれない時はしんかのおこう、ミラーで裏にVMAXやルールを持たないポケモンがない時はあなぬけのひも、火力が欲しいときにはタブレット、スイクンを倒したいときにはツールジャマー、雪道を張られていたら混沌のうねり、テンポロスを狙うときにはうねりの扇みたいな感じで柔軟な戦い方ができる。

マリィ2枚

この枠は個人的には失敗だと思っている。ピオニーの枚数を増やしたり、ともだちてちょうやポケモンキャッチャーの投入の方が良かった。目的としては相手の動きを制限することや裏工作系のデッキにジメレオンに乗った時に打つことや安定しない悪系デッキに打つことだったけど、基本的に打ちたいサポがボスとかみつれとピオニーだったので結構コストになって消える事が多かったです。

混沌のうねり1枚

相手の雪道対策として一枚採用。複数枚採用するぐらいならマーシャドーの数を増やした方がいいと思います。

ウィークガードエネルギー3枚

悪対策として採用。相手の扇のうねりケアのためにあえて2枚貼る事があります。

フージョンエネルギー3枚

4枚の方も多いと思いますが、個人的にはエネルギーは最小限に抑えて後半のゲノセクトのドローを増やしたい狙いがあったため1枚減らして3枚。サイド落ちでもカミツレで2枚つけられるように3枚採用。

基本超エネルギー2枚

うねりの扇ケアのために霧の水晶で持ってこれるエネルギー。サイド落ちしてもいいように2枚。3枚目が欲しかったが、エネルギーを増やしたくなかった。3枚目を入れるならフージョンエネルギーを2枚にするかも。

コンセプト

このデッキのコンセプトは「事故が少なくて安定して回る」というものでした。なのでサーチ系のカードは最大限採用しました。

ちなみにこのデッキは僕が一から考えたものではなくて調整仲間のぶんぶん君(https://twitter.com/kyuboooon)(数ヶ月前に僕の家の隣に引っ越してきたポケカマシーン。ポケカ初めて1年もたたないのに初出場したシティで準優勝した強者です)からもらったものを少し改良したデッキです。

個人的にはこのデッキはミュウを使いたての人には一度使って欲しいと思っています。

ちなみにここまで安定に寄せていましたが、普通に事故して負けたのでミュウは個人的には初動に問題のあるデッキだと思っています。

それでもこのデッキはその事故を極力低くしているので、本当に使いやすいデッキでした。

特にCLとなると長い戦いになるので、事故しにくい構築が大事だと思います。

実際にトーナメントに上がったデッキを見ても安定度を重視したデッキが多く残っていました。

CL京都マッチアップ


一回戦 ゲンガーVMAX 負け(先行)

初ターンで基本超エネルギーにアクセスできずにウィークガード貼ったら返しにうねりの扇が飛んでくる。その返しにかみつれがあれば前のゲンガーを落とせたけど引けずにそのままゲンガーでタコ殴りに遭って負け。

二回戦 ミラー 負け(先行)

終始ゲノセクトにアクセスできずにひたすらミュウVMAXでダイミラクルやマーシャドのレッドナックルを撃ちまくっていた。そんな舐めたことしていて許してくれる相手ではなかった。

三回戦 ミラー 勝ち(後攻)

この時点トーナメントが絶望的になるも、逆に気持ちが軽くなりました。

相手の初動が良くなくてミュウが出てこなかったです。こっちはガン回りして先行2ターン目に出てきた一匹のミュウをボスで狩ってそのままテンポをとって勝ち。

四回戦 ゲンガーVMAX  勝ち(後攻)

相手がデルビルもゲンガーに手張りも出来なかったので、先にサイドを取る事ができる。その後もベンチのVを絞りながら出てきたデルビルにウィークガードエネルギー二枚付いたミュウでダイナバリアで落とすなどしてテンポを取る。そのままミュウVMAXは落とされるが、返しにリセスタダイナバリアを通して勝ち。

五回戦 リーフィアVMAX 勝ち(先行)

デッキ上有利な相手だったが、ガラルファイヤーが見えて焦る。しかし、しっかりベンチに用意されたファイヤーを取る。リーフィアに対してはダイナバリアを通して動きを止めて2パンで仕留める。

六回戦 白馬スイクン 勝ち(先行)

先2からベンチを絞ってスイクンを取って返しにスイクンで攻撃されるも120しか入らなかったので、裏に用意された白馬をボスで取る。返しにマント付きスイクンで殴られるもベンチを絞っていたおかげで落ちずに返しにピオニーでツールジャマー入れ替えを持ってきて殴って勝ち。

七回戦 白馬スイクン 勝ち(後攻)

記憶が曖昧ですが、最後に裏工作のサーチでボスがなかったので勝ちました。雪道がとても苦しかったですが、ダイナバリアが強かったです。

八回戦 ミュウ 勝ち(後攻)

先行でデデンネを使ってミュウゲノセクト手張りをする完璧なスタートを切られる。デデンネで入れ替え札を切っていたのを見てボスでゲノセクトを固定してミュウ逃げてオドリドリを出す。また、穴抜けをケアするためにラティアスを出して返す。そうすると返しに入れ替えとボスを揃える事ができずに帰ってくる。返しに穴抜けボスで相手の場に一枚しかないゲノセクトを取ってサイドを先行する。返しにゲノセクトを出す事ができなかったので、そのままボスを二回打ってサイドを取り切って勝ち。

九回戦 ミュウ 勝ち(後攻)

先2でクロススイッチャーでサイド二枚取られるきついスタート。うねりの扇を使ってテンポロスを狙いならボスでミュウを取る。裏にミュウがいなかったので、入れ替えボスは諦めてダイナバリアを通す。そうすると相手がミュウを出せなくて止まってくれたので、返しにミュウVMAXを落として相手の場からミュウが居なくなる。返しにミュウを出してくるが、それをボスで取って勝ち。

結果は7-2でした。最初2連敗した時は心が折れましたが、そこから持ち直して感想まで持って行けて良かったです。

ちなみに先に2連敗しているのでオポもくそもなくて、7-2の中では最下位でした。

さいごに

本当はこの各対面のことを書きたかったのですけど、普通に疲れてしまったのでこれで終わります。

案外気が向いたら追記すると思います。

とりあえず初めて出たCLで完走まで行ったのは嬉しいです。

普通に2連敗から7連勝するのはクソ気持ちよかったです。

多分CL京都でも2連敗からの7-2の方はおられなかったと思いますし、変なところで勝負強さや粘り強さが出たような気がします。

これからはもっと上の成績を狙えるように精進していきたいと思います。

最後まで拙い文を読んでくださりありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?