MacBookAir11 Mid-2011 (A1370/MacBookAir4,1) 再生計画(6)

SSDの選定に頭を悩ませていてだいぶ時間があいてしまった。とりあえず今回でこのシリーズは終わり。

結局買ったもの

散々悩んで結局購入したのはこれ

Transcend JetDrive500 960GBにした。色々調べてはみたものの、結局どこかで妥協しないといけないので最終的にお金を犠牲にして性能と容量の両方を満たすことにした。
JPアマゾンでは960GBはもう売っていないけど、どうにか入手に成功。安くあげようと思って試行錯誤した結果SSDだけで5万弱の出費っていう大誤算。本当はバッテリーも入れ替えたかったんだけどこれは当分無理かなぁ。

開封

手元に届いたブツをパシャりと撮影

MacBookAir Mid-2011用 JetDrive500 960GB

さすがに高いだけあって外箱からしてかなりしっかりしている。最近の安物SSD/NVMeのようにちょっと厚い紙の箱ではなく、しっかり厚い紙の箱。
この箱を開けると….

外箱を開封するとしっかり保護されたSSD本体

白いプラのケースに透明なプラの蓋。これもかなりしっかりしてる。

本体を取り出すと外付け用ケースが見える

SSD本体の下にはデータ移行用の外付けケースが入っている。ケース側の接続コネクタはUSB3.0で形状はMicroUSBとなっている。

箱の中の全て

さらにケースを取り出すと接続用のUSBケーブル、ネジ、ドライバーが入っている。これを購入するだけで交換とデータ移行に必要なものは全てそろうようだ。

続いてSSD本体をよく見てみよう。

DRAMチップはSamsung製
K4B4G1646E-BYMA
DDR3 1866MHz 512MB x2
コントローラはTranscend製
PNYG29.00ってのが型番かな?
NANDチップはSanDisk製
SDYNSGDPM 128G
15nm MLCらしい
表面
裏面

全体を見てわかる通り、以前予想した通り1チップあたりの容量は128GBまでにおさえられており表4枚裏4枚、計8枚の実装となっている。

換装

前回までは気付かなかったけどMacBookAirの裏蓋のネジが1箇所だけネジ径が異なるようで、写真赤丸の部分だけちょっと径が太いみたい。一度ネジをごちゃ混ぜにしてしまい、元の位置がわからなくなって雑に戻してみたんだけどそこだけうまく合わず手間取った。

赤丸の部分だけネジ径が異なるので他のネジと混ぜないよう注意が必要

画像丈夫中央の2箇所もネジが異なるのだが、これは見た目からして全く異なるネジが使われているので迷うことはないだろう。

で、裏蓋を開けてさくっと換装。

Transcend JetDrive500 960Gに換装

そして前回開けた時に古いグリスを拭き取って適当なサーマルパッドに交換した効果はどうかなと、、、

CPU部分の温度測定

OSなしの状態で起動し無負荷のまま測定。ここの温度が下がっているという事は排熱効率が上がったと考えてよいのだろうか?それとも単にCPUからヒートシンク部への熱移動効率が下がってしまっただけなんだろうか・・?よーわからんな。

OSインストール

あとはもう前回選定したOSをインストールするだけ。ここまできてまたSSDが見えないとかあったら発狂するよね。さすがに今回はそんなフラグいらんからね(笑)

無事にSSDを認識している

問題なく認識されていて、OSもインストール完了。Ubuntu Serverだからデスクトップ環境にするのにちょっと時間かかったけど、無事にセットアップ完了して使えるようになりましたとさ。

お金をかけずにささっとやろうと思ったのに、見事にハマってずいぶん時間がかかってしまった。他にも同じことをやろうとしている人がいたら同じ轍を踏まないよう備忘録として記事を書いておく。

さーて、次の企画は何にしようかなぁ。

余談

実は元のSamsung製SSDとTranscend製SSDでは微妙にサイズが異なる。Transcend製の方が少しだけ小さい。

並べて比較

角が丸まっている点も違うけど、よくよく見るとほんの少しだけTranscend製SSDの方が横幅が短い。NANDチップにしろDRAMチップにしろ、果てはコントローラまで全てにおいてTranscend製の方が小さい。製造時期の問題もあるだろうが新しい技術を使って作られているだろう事が見てとれる。DRAMもDDR2からDDR3になっているし容量以外にも微妙にパワーアップできてそうなので高い買い物にはなったがよかったんじゃないだろうか。

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