糖尿病寸前の旦那さんが詐欺にあっている話

糖尿病寸前の旦那さんが詐欺にあっている話

おそらく詐欺にあっている。現在進行形で。
恐ろしく莫大な金額が一瞬で失われ、一瞬で見える景色が変わってしまった。
一生笑えないかもしれない。
こんなこと誰にも相談できないから、ここで吐き出している。
旦那さんはいろいろなところに相談している。
このまま泣き寝入りをするつもりはないらしい。

人生なんて何が起こるかわからない。
昨日まで順風満帆であっても、一晩明けたら地獄に落ちることもあるのだ。
でも生きていかなければならない。
息をしているだけでお金がかかる世の中だ。悲しんでいる暇なんてないはずだ。
でも、でも、あの時こうしておけば、なぜ私がこんな目に、と後悔や旦那さんへの恨みつらみばかりが頭に浮かび、一歩も前に進めない。
旦那さんを前に泣き言を言い、問い詰め、不安をぶちまけている。

旦那さんは復活への道を探る気持ちにシフトしている。
何故なら彼を助けてくれる仲間がたくさんいるから。
私はいない。友達も信頼できる人もいない。
今の私のままでは、前に向かって歩き出した旦那さんの足を引っ張ることになるとわかっている。でも、もう少し時間がほしい。

こんなこと、テレビの中の話だけだと思った。

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