登録抹消馬たちの新たな旅立ち

3歳未勝利戦の終了とともに勝ち上がれなかった各馬のほとんどが登録抹消となっています。競馬ブックでその一覧をチェックしました。最終週を待たずに抹消となっている馬たちはチェックできませんでしたが、最終週まで粘った馬たちの中には見覚えのある馬名が多数ありました。セブンメイクハピー、ウワサノアノコなどは上位に来るものの勝ちきれずの印象がありましたね。ハルオーブは三浦皇成騎手がなかなか1000勝できない中でよく乗っていた馬でした。かたや、2着続きでもどかしい競馬が続いていたルーシアンはまだ登録されていますので、出走できるレースを見つけていくのだと思います。中山開催になっても未勝利馬がたまに出てますので、そういう選択をした馬もわずかながらいるようです。そのほか、珍馬名?で話題になったトンコツラーメンは2歳馬ではありますがリストに載っており、地方移籍です。

現在の規定では、中央競馬所属馬が未勝利のまま地方移籍した場合、そこで3勝しないと再転厩ができません。中には地方で生まれ変わって再転厩後の中央で活躍する馬がいますので、そこで再起を図るというのはそれなりの結果を出してきた馬にとっては選択肢としてありでしょう。しかし、鳴かず飛ばずで登録抹消となった馬にとってはそこでも苦しい戦いが待っていることを考えると、つくづく優勝劣敗の世界の世知辛さを感じざるを得ません。サラリーマンも先行き不安先行の時代ではありますが、それに比べるとまだまだチャンスはあるのかなと感じてしまいます。

いずれにしても、与えられた場所で結果を出すというのは競走馬としての使命だと思うので、精一杯頑張って欲しいと願います。

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