【外国人騎手祭】ジャパンカップの振り返り[2022]

カタカナばかりという勿れ

ジャパンカップはライアン・ムーア騎手騎乗のヴェラアズールが混戦を制しました。2着にはクリスチャン・デムーロ騎手騎乗のシャフリヤール、3着はダミアン・レーンとヴェルトライゼンデでした。さらにいうと4着はマーカンド騎手騎乗のデアリングタクトで、5着にやっと川田騎手とダノンベルーガが入りました。最近はコロナ禍で減っていた短期免許騎手の来日でしたが、今春から徐々に元に戻ってきており、この秋にはすでに5人が滞在中で、年内にはジャパンカップにテュネスで参戦したムルザバエフ騎手の短期免許発行が決まっているようです。

短期免許の条件に、所属する国の競馬で上位にランクインしていないといけないというものがあるため、自動的に来日する騎手は武豊騎手や福永騎手、川田騎手レベルにあるということになりますので、そこに有力馬の依頼があれば、レース結果の上位にカタカナが集まるのは自然のことです。それでトコロテン式に若手騎手が押し出されてという話がありますが、日本人騎手が海外で結果を出すためにはそこで活躍するトップジョッキーと触れる機会が多いに越したことはなく、悩ましいところです。

さて、予想の方は単穴、本命、対抗で決まり、馬連と3連複ゲットです。それまで完敗でしたので、それなりに取り戻すことができました。実際には枠の有利不利を考慮してヴェルトライゼンデを頭にして勝負しました。馬連は3頭ボックス、3連複はカラテを絡めたものを2点買いましたが、実質的中した組み合わせの1点勝負という形で、単勝だけ外しました。という意味では、上位3頭はぴたりと当てたということで、けっこう気持ちいいです。

それにしても、外国人ジョッキーのスキあらば鼻面を突っ込むスタイルには感服します。日本に比べて海外は競馬が荒いと言いますが、それくらいしないと生き残れないとすればそれもやむなしで、逆にいうと、そうでもしないと日本人ジョッキーは海外では通用しないということになりますね。いつもの競馬でもなんでそこに入らないのかと思うことはたびたびあり、そこは素人の考えなのかと割り切ってましたが、ジャパンカップでは「え?そこに隙間あったの?」というところからレーン騎手は抜け出してきましたし、その後ろにいたムーア騎手も同様です。外から近づいてきたCデムーロ騎手は騎乗停止処分を受けましたが、なんとしてでも勝つという意思は日本のジョッキーも見習う点はあると思います。

また、追い方については賛否両論あると思いますが、デアリングタクトを4着に持ってきたマーカンド騎手の気迫も凄かった。たまたま、マーカンド騎手の初日に競馬場で見ましたが、これは第2のレーンが来たぞと友人にLINEを送ったくらいの衝撃でした。レーン騎手も一番最初の短期免許の初日に競馬場で目撃しており、そこからレーン騎手に狙いを定めて美味しい思いをした記憶があります。さておき、マーカンド騎手の気迫か中1週が効いたのかは判断が難しいですが、乗り替わった松山騎手にとっては発奮の機会となるでしょう。

今週の結果

かくいう私も毎週、なんとしてでも勝つという気持ちでやっておりますが、なかなか結果が伴わないものです・・・
有馬記念まであと1ヶ月。いい形で大一番を迎えたいものです。

おまけ

2006年以降、息子が誕生してから遠ざかっていた競馬を再開したのが4年前のアーモンドアイが勝った(1回目)ジャパンカップでした。ちょっとしたきっかけで見に行って、そこから毎週、特別なことがなければ欠かさずやっているわけですから、不思議なものです。

最初に現地で見たジャパンカップはいつだっけなと記憶を辿ってみたところ、1995年のランドが勝った時ですね、多分。ランド本命で臨んで的中させたのがいい思い出ですね。当時はまだ海外馬が優勢で、海外勢の中から何を選ぶかということがポイントだったと思いますが、確か多頭数のレース経験が多いからという理由で選んだ気がします。その後、スペシャルウィークが勝ったときも行きましたね。最近では2018,19年に行きましたが、20年は無観客、昨年と今年は抽選ハズレで行けませんでした。さあ、来年はどうなりますか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?