【ジャパンカップ2023】イクイノックスに死角はないのか？→なさそうだ。。。

おそらくはイクイノックスが相当な人気を集めると思われる今年のジャパンカップですが、そう簡単に信じていいものでしょうか？まあ、本命党の私としてはその強さを素直に認めるべきであるのでしょうが、ちょっとひねってみようかなと思います。

と言っても、何かの大穴を狙うというわけでもなく、ちょっとした荒れた結果を予想するというものにとどめておきます。

広義の２走ボケ

競馬ブックの吉岡さんが提唱する広義の２走ボケが起きると仮定してみます。これは吉岡さんがブログでも以前言及しており、こちらを参考にしてみてください。

『２走ボケのメカニズム／広義の２走ボケ』

『広義の２走ボケ』

イクイノックスの前走は言うまでもなく、とんでもないレコードでの決着でした。その後の調整は順調とのことですが、馬はしゃべりませんので本当かどうかは不明です。結果、凡走してしまうということはままあることで、これがいわゆる２走ボケ。上記のブログ記事によると、トップクラスの馬では２走ボケが起きていても大敗することが少なく、２走ボケと捕らえられないことがあるのではという仮説です。

吉岡さんはフィジカル、メンタルの両面に要因を求められるとしていますが、僭越ながら、私はどちらかというとメンタル面が大きいのではないかと思っています。ということを今回の出走各馬にあてはめてみると違った一面が見えてくるのではないかと考えた次第です。

対象となる馬はこれだ！？

今回、広義の２走ボケの対象となりそうなのはこちらでしょう。

• イクイノックス

• リバティアイランド

前者は先ほども書いたとおり、衝撃の世界レコードの反動というフィジカル面と強い競馬を続けてきていることに対する燃え尽き症候群というメンタル面が響く可能性があります。宝塚記念こそクビ差でしたが、昨年の天皇賞（秋）から着差と見てみるとこうなります。

• 2022年　天皇賞（秋）　１馬身

• 2022年　有馬記念　２馬身半

• 2023年　ドバイシーマクラシック　３馬身半

• 2023年　宝塚記念　クビ

• 2023年　天皇賞（秋）　２馬身半

2022年の天皇賞（秋）は記憶にまだ新しいパンサラッサの大逃げで湧いた一戦ですが、これは追って追って届いた競馬でした。しかし、これ以外は最後は流して勝つ競馬。クビ差の宝塚記念も映像を見る限りではルメール騎手がそんなに強く追っているようにも見えず、闘争心という点から穴が見えてきそうな気もしています。大昔、タイキシャトルが引退戦のスプリンターズステークスで敗れたときに管理する藤沢和雄調教師が「もう走りたくなくなっちゃったみたい」といったコメントをしていたのを記憶しています。もともと藤沢先生は馬は走りたくて走っているわけではないということを公言しているからのこのコメントと見ることも可能かと思いますが、どんな名馬もどこかでは走る気をなくすということはあるんじゃないかと思っています。

さて、リバティアイランドですが、こちらは３冠を達成したばかり。その充実ぶりと秋２戦目という点では万全のようにも見えます。実際にそうなんでしょうけど、走る気という点では桜花賞に象徴されるように「お嬢さん」キャラのこの馬の方が、ちょっとしたきっかけで気分を損ねる気がしています。特に３冠となると人間の方が気負いますし、馬もそれを感じ取っているとすれば、一度緩んだ空気を読み取っていてもおかしくはありません。しかも、オークス直前に川田騎手が異例の「お願い」を出したとおり、スタンド前発走の東京2400ではファンの興奮も伝わりやすく、「もう私走らない」とかなったりしかねないのかなあと。

とまあ、こんなことが起こり得るのかなと考えています。

狙いは？

結局は上記の２頭を完全に外すという買い方は、本命党の私の主義に反するところもありますので（？）、ここは抑えつつ、その上でタイトルホルダーを狙おうと考えています。昨秋のフランス遠征が長らく影響したという見方をしていて、その最たるものが有馬記念惨敗。年明け初戦の日経賞は相手関係から勝ちましたが、天皇賞（春）では競走中止でここまでは影響が尾を引いていたと考えています。

秋初戦のオールカマーは手探りの調整と陣営も認めていますが、そのうえので２着でむしろ手応えをつかんだようなコメントも見え隠れしています。その後の調教は負荷をかけてのもののようで、心身ともに整った状態と言ってもよさそうです。鞍上は馬のペース優先が身上の横山和生騎手ですので、イクイノックスなどの出方は無視してのマイペースで食い込み可能と見ています。とは言え、５番人気くらいには落ち着きそうなので大穴配当は見込めませんが、今のところはタイトルホルダーの単勝、イクイノックスとの２頭での馬連フォーメーションを組もうと思っています。この買い方ではリバティアイランドとの３頭ボックスも成立しますので、かたーーーいところを抑えつつ、やや冒険することもできると思います。

枠順発表もこれからなので、まだまだ悩む時間はあります。ここからが本格予想の始まりです。

（枠確定後に追記）

こりゃあ、隙も死角もなさそうですなあ。東京2400じゃ内枠有利なところにこれですよ。で、5番枠がドウデュース？なんのこっちゃ。17番枠からスタートのスターズオンアースはどうなりますかね。