2022年のリーディングジョッキーは誰だ

ルメさんはのんびり?

今年のリーディングジョッキー争いですが、早々にルメール騎手は離脱。今年はバカンス期間を設定するなど、首位よりも自分の時間を大事にしているようです。ここまで連続でリーディングでしたし、コロナ禍で家族となかなか会えないということを考えると、サバティカルリーブと言ってもいいんじゃないですかね。

替わって川田騎手が念願の首位で終わるかと思いきや、ここに来て戸崎騎手の勢いがすごいです。夏の新潟あたりから好調が続いていて、先週10/22, 23では5勝の固め打ち。関東では横山武史騎手に並ぶ110勝で関東トップ、全体では128勝の川田騎手に18勝差まで詰め寄っています。
※いずれも10/23終了時点。以下、同様

川田騎手は数を乗ると言うよりも取れるところに騎乗しているイメージで、勝率、連対率は高いものの、騎乗数は少なくなっています。一方の戸崎騎手は関東に腰を据えてそれなりの騎乗数ですので、勢い的には逆転してもおかしくありません。戸崎騎手はすでにリーディング首位経験者ですが、川田騎手は未経験。この辺の差も12月の終わりくらいに影響するかもしれません。

推しメン菅原明良騎手は?

我らが明良は現在、全体の12位です。ユタカさんよりひとつだけ勝ち星が多いですね。ざっと見ても、上位に若手がけっこう食い込んでおり、その1人が明良というのはファンとして嬉しい限りです。ただ、上位の中では連対率が低すぎるとも言えますので、ここを改善すればさらなる上昇も見込めるでしょう。

ついでながら傾向を見てみた

引き続き、週刊競馬ブックのリーディングジョッキー欄を眺めていますが、連対時脚質というのが載っています。もともと菅原明良騎手は差し、追い込みで味があると思っており、加えてそれゆえ届かないことも多いという印象ですが、やはり逃げ先行あわせて44回に対して、差し追い込みは83回。62勝でリーディングで並んでいる横山和生騎手は、逃げ先行60回、差し追い込みは55回とほぼイーブンながら、追い込みは8回のみです。なお、弟の武史騎手も似たような傾向で、お父さんのノリさんは逃げ先行20回に対して、差し追い込みは50回。さすがにポツンのノリさんw

川田騎手、戸崎騎手、ルメール騎手は先行と差しが中心ですね。特に川田騎手は差しの回数が101回と、現時点では唯一3ケタに乗せています。馬がよく伸びてくる印象もあり、データ的にはそれはあってそうです。

その他、特徴的なのは坂井瑠星騎手で、逃げ41先行60差し43追い込み6という結果。逃げの数はトップで、上位騎手の中で逃げの数でいうと次が戸崎騎手の30回。そして横山武史騎手の28回、川田騎手の23回となっています。連対数でいうと坂井瑠星騎手が150に対して、川田騎手が210,戸崎騎手が201なので、飛び抜けて逃げの回数が多いと言ってもいいんじゃないですかね。先行の数でも6位で、前目の競馬が向いてそうです。坂井瑠星騎手は天皇賞にはエントリーしていませんが、今後参考になりそうなデータです。

ついでにいうと、競馬ブック上で連対時脚質データが得られる75人のうち、1回も逃げての勝利がないのが丸田騎手だけという結果。丸田騎手が逃げ馬に乗ったら、消しですw

天皇賞の有力どころは?

せっかくなので、天皇賞での逃げ予想のパンサラッサの吉田豊騎手は逃げ10先行5差し18追い込み3、藤岡佑介騎手は逃げ12先行24差し28追い込み9となっています。どちらかというと、吉田豊騎手の方が逃げはあってそうです。

いずれにしても、ハイペースに惑わされた各馬を菅原明良カラテが豪快に差し切るという展開も想定していますので、この辺のデータはすこし深掘りしておこうと思います。


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