【データ編】まるで参考にもならない馬券検討〜有馬記念[2022]

ちょっと趣向を変えて

いまや1年最後のG1レースはホープフルステークスになってしまいましたが、締めくくりの一戦は有馬記念と考えている人は未だに大部分を占めているのではないでしょうか。私は未勝利戦でもG1でも同じ姿勢で予想をするということを大事にしていますが(ほんまかいな)、やはり暮れの大一番に心が躍ることは間違いありません。基本的には好きなように予想して楽しむというのがグランプリ有馬記念かと思いますが、私は引き続き、しょぼいデータ処理能力を活用して楽しんでみようと思います。というわけで、有馬記念に関するデータを拾ってみました。

データはいつもどおり、JRA-VANのTargetを利用して抽出しています。特に断りのない限り、過去10年間のデータです。

1 極端なスローペースは考えにくい

極端に遅かったのはジェンティルドンナが勝った2014年で、途中で13秒台のラップが3回出現してレースの上がりは34.6秒ですので、かなりスローで流れていたと言えます。しかし、ここまでのスローはこの年だけ。基本的に典型的な逃げ馬がいる時はレース全体のペースはミドルペースに落ち着いているようです。

2019年は競馬ブックの判断ではハイペースでしたが、これはアエロリットが作ったペース。前半3ハロンが35.1秒。そのアエロリットは上がりは42.1秒も要しており、捨て身の逃げと言っていいでしょう。この年はアーモンドアイが参戦も9着に破れる波乱で勝ったのはリスグラシューでした。

今年はタイトルホルダーがおり、ハイペースはないにしてもミドルペースにはなるんじゃないかと思います。

2 上り最速馬が4勝

過去10年では上り最速馬が4勝、2着2回、3着はなしで勝率33.3%、連対率と複勝率が50.0%で圧倒的です。馬名で言うとエフフォーリア、リスグラシュー、オルフェーブル、ゴールドシップ。ちなみに上り2位だと1勝、2着2回、3着2回で勝率10.0%、連対率30.0%、複勝率50.0%で、上り3位だと1勝、2着2回、3着2回で勝率12.5%、連対率37.5%、複勝率62.5%で上り2位よりも好成績です。

この点で言うと、上り最速馬が強いのは全般的に言えることだと思いますのであまり特筆すべき結果ではないかもしれませんが、逆に上り最速を出せるような脚がないと勝てないということに繋がるのではないかと思います。

3 先行馬優位だが・・・

中山競馬場というコースの特性もあるかと思いますが、逃げ、先行が好成績を収めています。しかし、面白いのは勝率、連対率ともに最も高いのがマクリの馬だということです。対象の馬が5頭と少ないですが、クロノジェネシス、オルフェーブルが優勝。ウインバリアシオンが2着、13年のゴールドシップが3着、15年の同馬が8着という結果です。意外にマクリも無視できない?

ちなみにオルフェーブル、ゴールドシップの父は言わずと知れたステイゴールドで、この10年で言えば、2勝はディープインパクトと並ぶ最多。勝率、連対率、複勝率はいずれもディープよりも上です。

結論はこれから

細かいデータはもっとあると思いますが、あまり細かいところまで突っ込む時間的余裕もないのが実情ですので、これらの情報に加えて、競馬ブックなどの情報も加味して最終の結論を出していこうと思います。みなさんもそれぞれの有馬記念に向けて盛り上がっていきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?