D-ベンチ(ディスプレイ⇔ベンチ)完成

画像1 長い事作ってきたこのディスプレイ兼ベンチも、ようやく全部の工程を終わらせることができました。完成報告で~す!
画像2 工作自体は前回でほぼ出来ていたので、今回は塗装とちょっとした仕上げをして完成となります。使用した塗料は水性ウレタンニスの『つや消しローズ』という色を使ってみました。つや消し…という割にはてっかてかな仕上がりのような気がするんですけどw、でも思ったよりも赤色も違和感がなくて良かったかなーって。でも今回もすんなり行ったかといったらそうでもなくて、予想外のトラブルの連続でした。
画像3 今回は(前回と被るので中の収納部分の写真は撮ってないんですけど、一応なんとなく中まで塗ってみたんですよね。で、これが大失敗。元々1ミリ以下の精度でピッタリ作っている(隙間があり過ぎるとディスプレイ時にバレちゃう)ので、塗装をするとその塗料分膨らんでしまって全然引き出しが入らなくなっちゃったんですよ。しかもニスなので滑り止めみたいになって余計に引き出せないしw。最終的には紙ヤスリで削ったりシリコンスプレー拭いたりでなんとか入るようになったんですけど、本当に今回は最後まで色々あって大変でしたw。
画像4 塗りに関しても最初塗りむらが酷くて途方にくれてたんですよね。原因は一気に全面を塗ってしまったことによる塗料の偏りで、一面ずつ塗っては乾かしという作業を繰り返していけば良かったんですが、中途半端に手間を惜しんだおかげでリカバリーに数倍時間が掛かってしまいましたw。まだ多少塗りむらはあるものの、なんとかOKラインは超えたかなーって感じの仕上がりになりました。やっぱり手間を惜しんじゃダメですねw。
画像5 塗る前に危惧していたのは、『塗る事によって木が反って歪んでしまうのではないか』という事だったんですが、幸いなことにそれに関しては大丈夫でした。むしろ(引き出し部分は失敗したものの)多少緩かった接合部分や箱のフタ部分などが塗料のおかげでピッタリはまるようになって、逆に良い感じになったりもして。木が歪んでしまったら致命的だったので、それだけは上手くいって良かったです。まぁ今となっては全部がお気に入りなんですけどw。
画像6 背もたれの模様部分はこんな感じ。塗る前とちょっと雰囲気変わって落ち着いたような気がします。木部に色が付くことによって目立たなくはなったけど、これはこれでアリかなーと。
画像7 逆にサイドの部分は思ったよりも埋もれてしまって細部が分からない状態に。レーザーの刻印よりも木の木目の方が目立ってますねw。
画像8 こちらも同じような印象。塗る前は背もたれの模様よりも目立っていたのに、分からないもんですね。でもまぁ、これはこれでアンティークっぽい感じと考えれば良いかなーと。両サイドはあくまでおまけのような感じで描いてたりしてたので。
画像9 そしてディスプレイ変形後の形がこちら。全体的に統一感が出てきたような気がして良いんじゃないでしょうか(自画自賛w)。本当はこの形を作れればよくて、それだけだったら完成するのめっちゃ早かったと思うんですけどw。無駄に変形機能を付けたおかげで丸々三カ月掛ってしまいました。(もっと他にしなきゃいけないことがあったんじゃないか疑惑がw)
画像10 最後の仕上げに屋号を刻印します。ディスプレイの台に関してはなるべく装飾的なものは控えて作品が目立てばいいなーと思ってて、屋号だけがちょっとだけ見えるような形にしたかったんですよね~。これでようやく本当に完成です。
画像11 せっかくなのでグラスアイを置いて販売する時のシミュレーションをしてみました。こんな感じで横6セット×6段で36品並べられるイメージです。どういう風に陳列していくかはこれまた問題が山積なんですが、とりあえずはこんな感じで進めています。
画像12 細かく見ると粗もあるし、もっと上手く作れたのにって思う部分もあるのですが、結果的には100点満点の武器が出来ました。これでようやく次のステップに進む事が出来ます。とりあえず今は無事に完成出来てホッとしていますw。長い間、制作過程にお付き合い頂きありがとうございました。今回はここまで。ではまた次回~!

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