「嘘だろ……」
マイクは、ゼイゼイと荒い呼吸を繰り返しながら太い木の幹に身体を預け、誰に聞かせる訳でもなく、湿気を帯びた声でそう呟いた。
たった数十分前まで、今夜の予定をボブと話していたのだ。それなのに…。
(何故こんなことに)
マイクの頭の中は、疑問と後悔で埋め尽くされていた。
キャラクター表3-2

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