WALKING IN THIS TOWN 【2023.8】

画像1 8月に描いたのは5枚。まー、こんな感じかな。イラストは、走っている(or歩いている)時に気になったものを写真に撮って、後で絵に起こしているんですが、写真だけがどんどん溜まっていって借金を抱えているような気持になるのは、もしかしたら『絵描きあるある』なのかもしれませんw。というわけで今月も見てって下さいな~!
画像2 この企画では近所をジョギング(という名のウォーキング)している時に、目についたものをスケッチしています。 宮崎駿監督の持論で『大事な物は半径3メートル以内に全てある』という言葉があります。誰もが待ち望む新作のネタも、未だ解き明かされぬ世界の秘密も、あるいは自分だけが見つけた人生の宝物も。 今日も歩く同じ道で、新しい何かは見つかるかしら。(文章翻訳協力:Mary Annさん https://note.com/maryann
画像3 もうすっかり廃れてしまったものと思っていたのですが、今もあるんですね~。 いまだに稼働中っぽい感じをみると『コンビニで買うのを見られるのは恥ずかしくて無理だけど、必要だし…』みたいな、青少年のドラマが透けて見えるようです。 愛いやつよのぅ~w。
画像4 歩いていると、時々違和感を感じる家に出くわします。門や窓の作り壁面のデザインなど、明らかにダメとか不快になるとかでは全然ないんですけど、通り過ぎる度にじわじわくる感じ。『 真鍮製の郵便受け』とかってすごい昭和っぽいアイテムなのに、家はそんなに古くないんだよなーと、夢の一軒家のこだわりとセンスについて考えるのです。
画像5 日中はもっぱら日差しを避けながら歩いていますが、紫外線の力って本当侮れないんですよね。ベランダのスリッパはすぐぼろぼろになるし、看板の赤い文字はすぐ消えちゃうし。 この三角コーンもその被害者。その身はチェーンに繋がれ、残骸を通行人に晒しながら、今日も日焼けの怖さを身をもって教えています。
画像6 このシリーズで私が描きたいものって『物』だったり『出来事』だったりで、決して見栄えのする風景を描きたいわけではないんですよね。絵は解説で、見て分かれば良いくらいのはずなんですが、やっていくうちにこだわっちゃって時間が掛かっちゃうのが悩みどころですね。 もっとさらっと描ければいいんですけど。
画像7 後付けで付けられたベンチの『肘掛け』。見る度にちょっとギクッてします。一見、楽が出来るように作られた様に見えるその肘掛けは、実際は眠らないようにする目的の為に付けられた『仕切り』だと知っているから。 親切に見せかけて実は排他的という社会の縮図を、その肘掛けに垣間見るのです。

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