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真実への目を開く

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私たちが本当に真理を手にしたいと願う時、真実を見ることのできる心の訓練が必要になります。統合への道を進みたい人のための記事です。有料にすることも考えていますが、今のところ無料で公…
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#心

分離の選択をする時、私たちはエゴのトリックにはまっている

様々な選択肢私たちはいつもさまざまな選択肢から何かを選んでいる。葛藤が起こる時は、必ず目の前に選択肢がある。選択肢が1つなら、物事はなんでもスムーズに運ぶけれど、そうはいかない事情が出てきたりする。 今晩の晩ご飯をラーメンにするか、カツ丼にするかという選択肢なら、深刻に考えず気分によって選んだり、明日はもう一方の選択肢を選んだりして納得することだってできるけれど、私たちが葛藤することは「こうしたい」・「でもそうできない自分がいる」とか「こうしたほうがいい」・「でもそうはでき

人生は自動運転の旅

運命か宿命か運命は変えられて、宿命は変えられない…などと、そんなことを耳にしたことは誰でも一度はあるだろう。 かといって、今日何を食べるかは自分で決められるし、どちらの道を通って目的地に向かうかも自由に選択できる。恋愛も自由にできるし、今日の服だって自分で選んだはずだ。私たちは自由の世界に生きている。そして、自由があるからこそ、迷う。 …と、私も思っていた。もちろんその時々で自由にできないことは多々あったし、成長の過程で様々な抑制はあったものの、大人になってからは、一応す

世界は幻想なのか

あの日、電車から眺めた幻想の世界「世界は幻想だ」という概念を知ったのが、いつだったかはっきりと定かではないけれど、あるシーンをなんとなく映像で覚えている。JRの電車のボックス席に一人座り、窓の外の風景を見ながら、もし世界が幻想というなら、この外の世界も今自分が座っている電車も、本当に現実ではないというわけか、としげしげと眺め、もし現実でないとしたら、これは一体何なのだろうか、どういうことなのだろうか、とぼんやり考えていた。 今はテレビで地球の裏側に住む人の生活もわかるし、直

スピリチュアル嫌いもいいけれど

スピリチュアルとはなんぞやスピリチュアルってなんでしょうね? 私はこの問いかけに、かれこれ何十年も取り組んでいる。そもそも、本屋に行けば精神世界と分けられるこの類の分野に足を突っ込んでから、いまだ明確にすっきりした答えが出ない。スピリチュアル(spritual)とは、霊性だったり霊的であることと訳されるが、近年特に、「スピリチュアル」と話しても、どうも相手には意味合いがずれて伝わってしまうし、かといって、「魂の…」いや、ダメか、「霊的な…」いや違うか、「スピリット的な…」余