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母が脳出血で倒れてから今日までの話#4

ホテルでの夜が明けて朝。


寝たり起きたりを繰り返して迎えた朝は気持ちの良いものではなかった。

チェックアウトの時間まで病院からの連絡を待ったけど連絡はこない。


ホテルを出て、病院の一階(受付までは入れる)ことに気づき、そのまま椅子に座って連絡を待つことにした。


会えない時間というのはとにかくものすごいストレスがかかった。
容態がどうであれ、この目で母の姿を見て受け止めることができないというのが辛かった。


何よりもこうしている間にも母が消えてしまうかもしれないという恐怖がどうしても頭から離れない。


早く。連絡きてくれ…。


その時は急に来た。
昼過ぎに入った電話。


まだ目は覚めてないけど
反応がある(生きている)とのこと


全身の力が抜ける。
良かった…!本当によかった…!


ちょうど母の友人(小さい頃から僕も大変お世話になっている)と病院で合流して喜びを分かち合った。


それからは順調に回復していき
今現在はリハビリができる病院に転院して、周りの人達に支えながらリハビリ中である。


未だに会えていないので、世の中が落ち着いたらもう一度会いに行こうと思う(可能なら)。


コロナ+母の危篤というこれから先体験することはおそらくないだろう(2度とこないで欲しい)事態の中、僕は出来る限りのベストを尽くしたと…思う。

なによりも沢山の人達が力になってくれたこと
これが本当に嬉しかった。


こんなに助けてくれる人が僕にはいるんだなって。
本当にピンチな時に支えてくれる人がいるんだなって。


ありがとうございました。


母と僕(息子)は
また必ず元気な姿で再会したいと思います。


健康一番。

もう母に限らずね
みんなが健康でお腹いっぱいで生きてくれていれば
それで僕はいいよ。他に何もいらないよ。


何してたっていいよ。変わったっていい。
立派じゃなくていいし、少し間違えたっていい。
落ち込んだっていいから。


お願いします。
どうかこれからも生きてください。
生き抜いてください。

それだけです。それだけでいいです。



僕も泥臭く生き抜いていきます。


続く。(次は最終回です)

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