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ピンクフロイド アルバム格付け 前編

こんばんは。今回はピンクフロイドの全ディスコグラフィを格付けしていこうと思います。
早速ランキング表から。

 

早速ランキングに行きましょう。 

15位 The Final Cut(1983)

ロジャー独裁期こと中期ピンクフロイドの終わりかけに発表されたこのアルバムが15位です。まず、一つ言わせてください。

暗い。とにかく暗い。

別に暗くてもいいんですよ?でもこれは胸が苦しむ暗さというか…戦争をテーマにしているアルバムだけにあって、生々しい表現がたくさん出てくるってところがちょっとキツい。
あとこれ、実質ロジャーのソロアルバムと言っていいほど、ロジャーの独裁体制でレコーディングされたアルバムなんですよね。そこもねー…
一応ギルモアのギタープレイも入っていて、完全なソロアルバムって訳ではないんですが、あまりピンクフロイドらしさは感じられない。
てなわけでこの順位です。

14位 More(1969)

第14位はMore。
過渡期ということもあってか、作風としては多彩なジャンルの影響を感じれる作風です。
ですが、それが裏目に出てるというか…全体的に雑多な印象を受けるんですよね。
というわけでこの位置です。

13位 The Endless River(2014)

現時点だとラストの作品にあたるこのアルバムが13位です。
かなりアンビエントに寄った作風となった今作ですが、正直アンビエントの作品としてはちょっと弱いと個人的には思います。
アンビエントを聴こう!となったときに、このアルバムを聴くことって自分は無かった気がするんですよね。
あと、個人的にピンクフロイドには環境音楽を求めてないというのもあります。
だって彼ら、今までアンビエントを彷彿とさせる作品を沢山出してきたじゃないですか。Echoesにしろ狂気にしろ、アンビエントを感じさせる瞬間はたくさんあります。
なので、改めてアンビエントの作品を出されちゃうと、自分としてはえ?今更?みたいな感じに思っちゃうんですよね。
というわけでこの位置です。悪い作品ではないんですけどね。

12位 Obscured By Clouds(1972)

第12位はObscured By Clouds。
おせっかいを出した後にしれっとリリースされた本作品。ピンクフロイドの全アルバムの中でも一番ロック色が強い作品で、コアな人気がある作品だと思います。ただこの作品、全くと言っていいほど聴いてないんですよね。ちゃんと聴けばいい作品じゃん!となるんですが、それでもピンクフロイドの他の著名的な名盤には敵わないと思うんですよね。ギルモアのギターがめちゃくちゃかっこいい作品なんですけど、残念ながらこの位置です。

11位 Ummagumma(1969)

第11位はUmmagumma。
ピンクフロイドの中でも一番難解な作品といえる本作。
この作品は一枚目がライブ音源、2枚目がスタジオ音源という珍しい構成となっています。
かなりアヴァンギャルドな作風となっており、これ本当にピンクフロイド??と思う瞬間が沢山あります。
中でも「Several Species Of Small Furry Animals Gathered Together In A Cave And Grooving With A Pict」は、動物の鳴き声を自分達の声で再現するというぶっ飛んだ発想から生まれた曲で、まさしく前衛的な作品となっています。
聴いた回数でいうと…正直全然聴いていません。
かなり面白い作品ではあるのですが、聴いた回数によってこの位置に。

10位 A Momentary Lapse of Reason(1987)

第10位はA Momentary Lapse of Reason(鬱)。
元メンバーであるロジャーウォーターズから「非常に精巧に作られたピンクフロイドの贋作」とくそみそに言われた本作品ですが、質としては結構いいものだと思います。
U2を感じさせるダイナミックなサウンドで、個人的には好きな作品です。
ただ、次作の対の出来が素晴らしいかつ、ロジャーの穴が埋められてない感がまだ払拭しきれてないということもあり、この位置にしました。

9位 The Wall(1979)

これはかなり荒れそう…ピンクフロイドの超大作にして超名盤、The Wallがまさかの第9位です。
「Another Brick In The Wall 」や「Comfortably Numb」、「Hey You」この三曲はものすごく好きなんですよ。ただ、その三曲に引っ張られてる感が正直否めなくて…聴いたときにどうしても足りないと思ってしまいます。ものすごく贅沢な話なんですけどね。
あとアルバムのテーマがちょっと重いのもひっかかります。まあこういうコンセプトなんだから仕方ないんですけどね。


次は8位から1位をやります、お楽しみに。

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