NovelAI生成イラストを高画質化する方法

表題の通り、生成イラストを美しく見せるための技術を紹介します。
今回、使うのは以下のイラストです。

Sitting on sofa, black t-shirt, brown skin, white pants, 1girl, beautifully lit

サイズは「Normal」「Landscape」の768×512pxとなっています。
遠くからみるときれいにみえますが、拡大してみるとこんな感じです。

ジャギっています

粗さが目立ちますね。
768×512pxというのは、今日の一般的なイラストよりも、とても小さい。

イラストのサイズは絵師それぞれで諸説ありますが、よく言われる設定が「A4の360dpi」これはpx(ピクセル)に換算すると2894×4093pxです。

やや込み入った話になるので、dpiというのはデジタルイラストでは無視してかまいません。
pxがなんであるかも理解せずともかまいません。そういう単位があるのだという程度の理解でよいです。

肝心なのは、768×512pxというNovelAIDiffusionの標準的な生成イラストサイズと、2894×4093pxという標準的なデジタルイラストサイズでは、概算で横4倍×縦8倍、つまり32倍もの倍率差があるということです。

ここで使うのが高画質化ツール「Waifu2x-multi」です。

waifu2x-multi - 画像の高画質化・拡大・ノイズ除去ツール

「Waifu」というのは英語圏のオタク・スラングで、「Wife(妻)」とは区別されます。スペルミスではありません。
「Waifu」は「俺の嫁」とか「推し」といったところでしょうか。要するに二次元嫁ですね。

たしか前身は(AI以前のもっと原始的な)イラスト生成アプリだった気がしますが、よく覚えていません。

リンク先のサイトでは、アカウント登録など不要で画像の高画質化が行えます。


推奨設定

設定は上記のような形でおおよそ大丈夫でしょう。
ガイドによれば、2560×2560pxまでは拡大してもらえるようです。
2894×4093pxというサイズにはあと一歩及びませんが、このサイズはそもそも大きめに設定されているものなので、2560×2560もあれば十分かと思います。

以下がビフォー&アフターです。

高画質化前
高画質化後


高画質化前


高画質化後

顔をアップにしてみるとはっきりと高画質化していることがわかりますね。

高画質化するデメリットは特にないので、労力もたいしたことがないので「使い得」と言ってもいいんじゃないでしょうか。

外部編集ツールを用いたクオリティアップ技術は、他にもまだまだあります。
これらはまた、次回以降の更新で紹介する予定です。

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