中小が大企業に勝つPR戦略の極意

■愛する人のHEROになるアイデア帳
 2020年12月30日 第648号
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近況報告は最後にあります。


★今週のアイデア

中小が大企業に勝つPR戦略の極意。


★私の体験談

今年も最後のメルマガとなりました。
本年もご購読ありがとうございます。
来年も宜しくお願い致します。


さて、今回はPR戦略の極意です。


PRとはパブリックリレーションズで
日本では一般的に広報と同義です。


数年前に「メディア戦略スペシャリ
スト養成講座」を開催しました。


PRのプロフェッショナルをお二方
講師に招いての連続講座でした。


その中で語られたPR戦略の極意を
年末プレゼントでご紹介します。


PR戦略というとプレスリリースと
思い浮かべる人も多いと思います。


プレスリリースはメディアに対して
商品発表などの告知をするものです。


多くの企業では商品発表に合わせて
出しています。


しかし、よっぽどの大企業でなけれ
ばメディアは興味を示しません。


例えば、トヨタが新車発表をしたと
なればほぼメディアは記事にします。


一方中小企業が世界初の商品を発売
しても記事にはなりにくいです。


なぜなら、記者は忙しいので裏取り
をしている時間がないからです。


掲載した後に世界初でないと分かれ
ばメディアの信用に関わるからです。


それなら、中小企業の商品は記事に
ならないのかと言えば違います。


記者に寄り添った情報提供をしてあ
げれば記事になる可能性があります。


そのためにプレスリリースではなく
「ファクトシート」を書きます。


ファクトシートは、名前の通り事実
を集めた資料になります。


記者に代わって記事にできるように
様々な情報を集めたものです。


自社の商品だけを記事にして欲しく
てもライバル商品の情報も書きます。


なぜなら、記事は広告と違い公平性
が大切になるからです。


1社だけの情報しかない記事は比較が
ないので信用性が落ちます。


自社の商品の宣伝目的で自社の有利
な情報ばかり集めても嫌われます。


記者は公平性を意識しているので、
悪い点もあるはずだと思っています。


それなのに、他社は悪い点が多くて
自社が少なければ怪しく思います。


そうすれば、記者は自分で裏取りを
しなければいけなくなります。


そんな時間はないので、記事にする
のはやめようと判断します。


自社のリソースを大いに使うのに、
第三者的視点で書くのが難しいです。


だからこそ、ファクトシートを書く
ことができる人はあまりいません。


あまりいないからこそ、チャンスで
もあるということです。


記者が記事にしやすいように、痒い
ところに手が届くようにするのです。


そうすれば、中小企業でもメディア
に興味を持ってもらえます。


これが中小企業が大企業に勝つ
PR戦略の極意です。

ヒーローコンサルティング株式会社
古川宗弘


★今週の近況報告

今年は新型コロナ(COVID-19)と
母の他界に集約される1年でした。

環境、そして人生観が大きく変わり
ました。

良いも悪いもなく、冷静に受け止め
られています。

皆さま良いお年をお過ごしください。
本年もありがとうございました。


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発行者:
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代表取締役社長 古川宗弘
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(C) 2020 Munehiro Furukawa


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