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💾 #ペイントイッポン、はじめ!

「ペイント・イッポン」なる楽しみ方を俺が最初に言及したのは、2015年の夏だ。俺のツイッターアカウントで過去楽しんだペイント・イッポンを紹介したのが始まり。ペイント・イッポンをわかりやすく解説すると、「複数の趣味人が、同じミニチュアを、同じ期間内に、改造なしで、好きなようにペイント&ベースデコレートする試合」だ。試合といっても勝負がつくわけじゃない。参加した者同士の、充実したホビー体験の共有こそが目的。これは、俺が古巣ゲームズワークショップの本社(イギリス)にいたころから、ヘヴィメタルチーム(シタデルミニチュアのペイント専門チーム)の連中としょっちゅうやってたホビー・アクティビティの一つなんだ。

ウォーハンマーのミニチュアギャラリーサイト、RoRの事を知っている人は多いだろう。2015年12月のこと。俺は管理人であるRman君と語らって、初となる日本人ペインターとのペイント・イッポンを楽しんだんだ。その時、彼の勧めで、彼のサイトに紹介記事を寄稿した。これが、日本のミニチュアホビーシーンで「ペイント・イッポン」が認知されるキッカケとなったようだ。


今ではミニチュアホビーシーンの至るところで楽しまれるようになり、俺としても嬉しい限りだ。最近では、ハーミットイン商店で売っているミニチュアを使ってのペイント・イッポンも、有志の間で行われている。流れを見ていると、今の所これらの発起人は、評議会メンバーでもあるTatto氏のようだ。Tatto氏には引き続き、そして他の人もどんどん発起人になって、今後もどんどん多発的に盛り上がっていったらなと思っているよ!

なんてことを考えていたら、そういえばハーミット・カウンシルでちゃんとペイント・イッポンの事を書いていない事に気づいた。そこで、改めてペイント・イッポンのススメを書こうと思い立ったんだ。ハーミットイン商店で扱うオールドスクール・ファンタジーミニチュアでも、ペイント・イッポンがどんどん盛り上がると嬉しいね!

まずは、実際のペイント・イッポンをいくつか紹介しよう。「ミミック」「オークの拷問官」「ドワーフの盗賊」だ。

ミミック編



オークの拷問官編


ドワーフの盗賊編


そういえば、最近は「・」がなしの「ペイントイッポン」に変わりつつあるね。タグでは「・」が使えないし、スマホで「・」を入力するのは何気にメンドクサイから、これは自然な成り行きだったと思う。なので今後は俺も「ペイントイッポン」と書く事にするぜ。

以下は、俺が元々RoRに寄稿したものを改稿したものだ。楽しむ時のガイドラインにしてくれ。ちなみに、何度でも書くが、これは俺からの提案にすぎない。実際にどうやるかは、ペイントイッポンをする参加者で話し合って決めること。ただし、ペイントイッポンでは「勝敗をつけないこと」と「同じミニチュアでやる事」がキモだ。ここを変えるなら、もはやそれはすでにペイントイッポンではないので、「コンテスト」みたいな、何か別の名前を考えた方がいいんじゃないかな。

「勝敗のあるペイントイッポン」「好きなミニチュアで参加するペイントイッポン」というのは、「キーパー以外も手を使っていいサッカー」「ピッチャーが同時に2人までマウンドに立っていい野球」あるいは「柔道vs剣道」のようなものだ。それはもはやサッカーや野球、あるいは剣道でも柔道でもなく、別のスポーツと言えるだろう。


ペイントイッポンとは?

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