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💾ハーミットインだより 22年11月号

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ハーミットインだよりは、一ヶ月を振り返って、カウンシルの更新履歴とか、ハーミットイン関連の様々なアレコレを紹介するニュース・レターだ。俺が書いているところもあるし、インスタがコメントを入れる部分もある。ヘッダーのアートワークと題字はインスタによるものだ。

それでは今月分行ってみよう!

今月の扉絵:「ウピカ=ポンコ(精霊の祭)」

みなさんこんにちは! ハーミットインの商店運営担当、インスタです! 今回私が描いたのは、「仮面の小人族と神像(4体)」と「玉座に座る人食い部族の大王」です。仮面の小人たちが、彼らの王の前で精霊の踊りを踊る様子を描きました。

先日、オーナーがパポライカ諸島(ハルクウーベンの大陸南西の海洋に浮かぶ島々です。ハルクウーべン博物誌にある「人間」エントリー内で言及されています)の物語をまとめているのを読ませてもらった時、今回の扉絵の主題を決めました。

該当部の記述を、オーナーにOKをもらったので以下に掲載します。

鬼の太鼓が荒々しく打ち鳴らされ、竹笛と葉笛の奏でる生命の調べが密林に響き渡る。彼らの暦における「秋の満月」の晩、精霊たちが諸部族を訪ね、人々に安息と癒しをもたらすという。姿形の異なる五つの民が平等に暮らすこの島々において、この夜は格別に重要な祝祭の日だ。男たちは戦装を帯び、女たちは土化粧をして狂乱の祝祭に臨む。その夜彼らは眠ることなく夜明けまで歌い踊り、精霊たちと語らい遊ぶのである。

五つ民の一つ、チョトワの男たちによる特別な舞踊「アチャイコチャイ」が披露されるのは、まさにこの祝祭のただ中だ。ウぺぺンコ諸島に生きとし生けるもの全てを治める神なりし大王おおきみ…その名も偉大なボジンガ=オペコ大王の御前で披露されるこの舞踊で、大王宮に招かれた精霊たちはチョトワの男たちに憑依し、共に祝祭を楽しむのだという。

パポライカ諸島とその住民に関する貴重な研究書
『ペタ=モレビレ〜宇宙の島〜』より抜粋
今回は、扉絵のテーマに合わないため神像は描いていません。代わりに何人も小人を描きました。

上の文を読んで、真っ先に浮かんだのがこの『仮面の小人族と神像』のミニチュアです。なんとも楽しげな様子の手足のポーズとぽっこりお腹がパポライカ諸島の小人を表すのにピッタリですね!仮面は別パーツなので、好きなポーズのミニチュアに取り付けられます。

ボビー・ジャクソンがパテ造形をしていた頃のミニチュアです。


これらの仮面は、単に敵をおどかすものではなく、精霊の力を得るためのまじないがかかった、聖なる仮面に違いありません。

そしてパポライカ諸島を治める大王として踊りを見ているのは『玉座に座る人食い部族の大王』のミニチュア。

絶大な権力を持っていそうな王様です。

実を言うと、現在商店に存在するミニチュアで、唯一の「王様」のミニチュアが、この1体です! 王様らしい首飾りや冠、腰巻きまで細かく彫られており、塗りごたえがあります。王様だけでなく、玉座や石畳までついた重量級のアイテム。ボブ・オーリーの味わい深い造形を心ゆくまで味わえます。

ぜひ、手にとってみてくださいね!

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