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Somewhere Far Beyond 2018-2021

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ハーミットインというスモールビジネス/ホビービジネスのオーナーとして。趣味人として。息子として。父親として。そして一人の人間として。創作のこと。今まで出会ったカッコいい大人たち。…
「フルーツジュースでU.S.A.」「ゾンビに負けるな、クリエイター」「オールドスクールファンタジー…
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#読書

「Somewhere Far Beyond 随想集2018-2021」総合もくじ

イントロダクションハーミットインというスモールビジネスのオーナーとして。趣味人として。息子として。父親として。そして一人の人間として。 俺が今見ている世界、今まで経験したこと、今考えていること、ホビーや創作について思うこと、あるいは素晴らしい思い出、恩義を授けてくれた人たちについて語るエッセイを、不定期に『ハーミット・カウンシル』でしたためてきた。 『ハーミット・カウンシル』は、『ミニチュアペイント大全』を含むオールドスクールファンタジーミニチュアにまつわる様々な情報が収

父と俺とランタン

子供のころ、父の書斎にあるランタンがとても羨ましかった。父は週末の夜になると書斎で灯をともし、本を読んでいた。その姿は、俺の憧れだった。昔、父のランタンに火をつけさせてもらった時の事を、今でも覚えている。 高校生になって、父からそのランタンを譲ってもらった時、本当に嬉しかったものだ。電球が付いているのではなく、タンクに燃料を入れ、マッチやライターで火をつけて芯を燃やす種類のもの。芯の長さを調整するツマミが付いていて、黒煙が出ず、かつ十分な光量を確保する「ちょうどいい長さ」に

振り返れば本の虫

評議会メンバー専用ホットラインで、「どんな本を今まで読みましたか」「オススメの本はありますか」とたまに聞かれる。実際俺は沢山本を読んできたし、オススメしたい本もたくさんあるよ。今でも入手できる本もあるし、残念ながら廃版になっている本もある。今後機会を見て、オススメ本なんかも個別に紹介したいなと思っているけど、今日はまず、俺の幼少期から大人になるまでの「読書の旅」を紹介するね。 俺の読書好きのルーツに、両親の蔵書がある。今回はつらつらと色々なタイトルが出てくるけど、その中に、