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最後におじいちゃん、おばあちゃんと話したのはいつだっけ??

1. はじめに

突然ですが、みなさんに質問があります。

"最後におじいちゃん、おばあちゃんと会って話したのは、いつですか?"

お盆休みで帰省されていて、会って来た方もおられると思います。

一方で、家事、育児、仕事が忙しくて、ここ何年かは年賀状だけで済ませてしまっている、、といった方もいらっしゃると思います。

何年も会っていない人の心境は次の言葉に集約されるのではないでしょうか??

         「会いたかったら、すぐに会えるし」
        「現状の忙しさが落ち着いてからで良い」


皆さんに再度質問があります。

「身近な人がいる、という当たり前の日常は、いつまで続くでしょうか??」

2. 祖父の死と、気づき

ここで、少し私の話をさせてください。

私には今は無き2人の祖父がいました。

父方の祖父は私が産まれたすぐ亡くなったので、記憶はあまりありません。

母方の祖父は、私が中学生の時に亡くなりました。
寡黙で厳しい人で、年末やお盆で母の実家に行った時は、怒られないよういつもじっとしてました。

やがて小学生になり、祖父もガラケーを持つようになると、母のガラケーを使ってメールのやり取りをするようになりました。

厳しさとは裏腹に、メールでの祖父は、絵文字をたくさん使い、頻繁に発生する誤字が可笑しくて、そのギャップで祖父に親しみを持つようになりました。

ただ、中学生になって部活や勉強で忙しくなると、メールのやり取りも減っていきました。

祖父が癌とわかったのは、亡くなる1年前くらいだったと思います。

この頃から、母は実家へ何度か帰るようになりました。

家に帰ってくると、

「もうダメかもしれない」

と弱音を吐くようにもなりました。

でも私は、まさか祖父が亡くなるはずがないと思い、また現実と向き合いたくなく、なかなか会いに行くことができませんでした。

祖父との最後の記憶は、祖父が入院していた病院で。

そこで、「ああ、本当にもうダメなのかもしれない」と思いました。

祖父の死後、葬儀場で死装束の足袋を履かせながら、それまでの思い出がフラッシュバックし、胸にこみ上げてくるものがありました。

祖父を失った時に思ったこと。

それは、「時間は有限である」という当たり前のことでした。

私が介護に興味を持ったのも、KAIGO LEADERSに所属しているのも、この祖父の死は大きく影響しています。

3. そもそもKAIGO LEADERSとは??

「KAIGO LEADERSってなんだ??」

となった方に向けて、簡単に説明します。

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KAIGO LEADERS
は、介護領域に志を持つ若者のコミュニティです。「2025年、介護のリーダーは日本のリーダーになる」をビジョンに掲げ、高齢化社会をポジティブかつ創造的に変革していこうという仲間と共に、アクションを起こしてきました。組織や職種の垣根を超え、HEISEI KAIGO LEADERSの存在を通して、介護の世界に新しい風を吹き込み、活き活きと活動をする若手リーダーが産まれ、ポジティブなアクションがスタートし始めています。
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具体的には、、

連続ワークショップである「KAIGO MY PROJECT」や、


介護に限らず多様な分野で活躍するゲストをお招きして、共に考え、対話する「PRESENT」。 

そのほかにも様々なイベントを開催しています。

        (KAIGO LEADERS FORUM 2019の様子)

4. まごmeeting開催のお知らせ

この度、介護に興味のある大学生が集まって、KAIGO LEADERS studentsチームが結成されました。

そして、企画第一弾として「まごmeeting」を開催することとなりました。

まごmeetingとは??

おじいちゃんおばあちゃんが好きな孫世代集まれー!!
突然ですが、9月16日は何の日かご存知でしょうか・・・?

9月16日は、「敬老の日」
敬老の日は、おじいちゃんおばあちゃんに感謝し、想いを伝える日です。

一緒にいても離れていても、おじいちゃん、おばあちゃんとの時間は限られたものです。

そこで、普段からお世話になっている感謝の気持ち伝え、おじいちゃんおばあちゃんの笑顔を増やしたいという思いからKAIGO LEADERS 学生チームが敬老の日に向けてイベントを企画しました。

学生という時間のあるときだからこそ、ちょっとの時間を使って自分なりのおじいちゃんおばあちゃん孝行の形を考えてみませんか?

【イベント内容】
本イベントは、敬老の日に、おじいちゃんおばあちゃんを喜んでもらえるための作戦会議です!孫世代の参加者とともに様々な角度から、おじいちゃんおばあちゃんに喜んでもらえるためのアイディアを考えていきます。

そしてこのイベントで考えるだけでなく、イベント後は、それぞれ考えた案を実際にアクションに移し、おじいちゃんおばあちゃんを喜んでもらえる機会へと繋げていけたらと考えています。


"母の日
だったら、カーネーションを、バレンタインだったらチョコレートを"
というように、プレゼントするものが明確な他のイベントとは異なり、
「敬老の日」に贈るものは特段の決まりがありません。

ただ、おじいちゃん、おばあちゃんとの思い出は十人十色です。
それぞれが、それぞれの形で贈りものをすればそれが正解になります。

私たちと一緒に、"自分なりの正解"を考えませんか??

ちなみに、私の場合は、祖母に旅行をプレゼントしました。

旅行が大の趣味だった祖父母は、定年後頻繁に旅行をしておりましたが、祖父が亡くなり、自身の体調も優れなくなってからというもの、祖母は全く旅行に行かなくなりました。
そんな祖母と、伊勢神宮への二人旅行をしました。亡きおじいちゃん孝行を少しはすることができたと思います。

...このように、プレゼントは必ずしもモノでなくとも良いと思います。
また、そこまで大掛かりなものではなくとも、例えば電話をする、メールをしてみるなどでも、そこに気持ちがあれば立派なプレゼントです。

5. イベント詳細

日時: 2019年 9月2日(月)18:30〜21:00(開場18:00)
会場: social hive HONGO  東京都文京区本郷三丁目40番10号三翔ビル本郷4階 小野田髙砂法律事務所内
募集定員:先着30名 
対象:学生(高校生・大学生)
参加費用 : 無料
主催:KAIGO LEADERS studentsチーム

本イベントは高校生でも参加可能になっております。
これを読んでくださった方のなかで、介護に興味を持っている高校生を知っている方は、ぜひこのイベントのことを話していただけると嬉しいです。

また、当日はJoin For Kaigo代表の秋本も参加予定です。

6. 終わりに

祖父母孝行したい人、今年の敬老の日は、いつもとは違った形で祖父母に感謝の気持ちを伝えませんか??

メンバー一同、皆さんの参加を心よりお待ちしております。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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