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夢日記 #4「チョ待てよ!」

変な夢を見た記録

「チョ待てよ!」

 僕はセレブ達が乗るような豪華客船のクルーズパーティーに参加していた。喧騒から少し離れた窓側のテーブル席に座り、コーヒーを飲んでいた。
 すると一人のタキシード姿の男性が現れ、僕の前に座った。その男はキムタクだった。ロングヘアの90年代バージョンである。
 キムタクはいつもの演技と同じテンションで何やら話しかけてきた。パーティーなど退屈だといった愚痴をこぼしているようだった。僕は恥ずかしさもあり相槌をうち聞き手に徹して「そうですね」とか「へえ」などつまらない応答しかできなかった。
 突然キムタクのケータイが鳴る。電話に出ると立ち上がって何やら話し始めた。込み入った話をしているのか腰をおり、口元を手で隠しながら話している。
 僕の頭の中に誰かの声で、電話の相手が妻の工藤静香であることを示唆してきたので、僕はなるほどと思いながらキムタクを眺めていた。
 まもなくキムタクは僕に軽く手を振り、いそぎ気味に立ち去った。キムタクも大変だなあと思いながら、意外と気さくなナイスガイじゃんと感心していた。
 また僕の頭の中で誰かの声がして(または隣にいた誰かがささやいて)こう告げた。さっきのキムタクは本物ではなく『クィムタク』とかいうニセモノですよ。
「エエー(テンション一気下げ)チョ待てよ」(笑)
 なにか被害にあったわけではないが一杯食わされた気分で僕は「クィムタク」と繰り返しつぶやいていた。クィムタクとは一体何者だったのか。

記憶に残っているのはここまでである。

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