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いつまでも健康な体でいたいなら(4)

「環境を変えることで、病気は防げる。遺伝子は大きな要因ではない」

ということがわかってきました。
そして環境の中でも、一番に考えるべきは毎日の食事であるということです。

食事を改善することで、ガン、糖尿病、心臓病、動脈硬化、アルツハイマー病などの多くの慢性病を防げるのです。

実際に食事を指導する医者などがとても素晴らしい成果を上げています。

ガンは特に食事、中でもアブラと深いかかわりがあります。

ガンになる原因は、大きく以下の3つが挙げられます。
・細胞間のコミュニケションがうまくいかない
・細胞内の酸素濃度が低い
・悪くなった細胞に対して「細胞死」の信号を送っても細胞がうまくキャッチできない

1番目の
細胞間のコミュニケションがうまくいかない
に関しては、毎日「悪いアブラ」を取り続けていたら、細胞膜が硬く透過性が悪くなり、栄養素や酸素を細胞内にうまく取り込めません。細胞間のコミュニケションもうまくできなくなって、どこかの細胞がガン化しても抑えることが困難になります。

反対に、毎日「良いアブラ」を取り続けていたら、そのアブラを原料にしている細胞膜は弾力性に富んで、酸素や栄養素をスムースに細胞内に取り込みます。細胞内の老廃物も外に排泄できます

2番目の
細胞内の酸素濃度が低い
に関しても、毎日「悪いアブラ」を取り続けていたら、細胞膜が硬く透過性が悪くなり、酸素を細胞内にうまく取り込めません。がん細胞は低酸素の状態を好みます。酸素の足りない細胞はガンを増殖させます。

反対に、毎日「良いアブラ」を取り続けていたら、そのアブラに含まれる「多価不飽和脂肪酸」が体の中で、酸素を引きつけるマグネットのような働きをします。ですから酸素がたくさん集まりガンが発症しにくい環境になります。

3番目の
・悪くなった細胞に対して「細胞死」の信号を送っても細胞がうまくキャッチできない
に関しても、アブラ関係しています。
人間の細胞には寿命があって、古くなると「死になさい」という信号がその細胞に送られます。
そうすると、その細胞は自爆して死んでいきます。これを「アボトーシス」と言います。
この機能が働くので細胞は、いつも新しいもので入れ替わっています。
この機能がうまく働かないと細胞はいつまでも生き続けるのです。

 人間の体の中には、毎日ガン化しかかった細胞が生まれています。するとその細胞の自爆機能が働いたり、周りの細胞がその情報をつかんで、自爆をうながす信号を送るのです。

こうして、毎日がん細胞は退治されているのですが、「悪いアブラ」で作られた細胞では、細胞膜の機能がうまく働かないために細胞間のコミュニケーションもうまくいっていません。その結果、「アボトーシス」が起こらなく、生き続けるガン細胞が増えていくのです。


ガンに関して、「良いアブラ」がどうして大切かに関してお話ししました。このことは、他の慢性疾患に関しても当てはまります。


米国では、アブラの話は普及しているのですが、日本では、「良いアブラ」の話はあまり普及していないようです。

日本では「悪いアブラ」が普及しすぎているのでしょうか??      製造している業者は早く不健康な食品の製造をやめて健康な商品にシフトすべきでしょう。




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