Rewrite感想

Rewriteが面白かったから小学生並みの文章で良かったところをダラダラと書いていく。書き切れてないことも忘れてることもたくさんあると思うけど。

共通ルート

オカルトと日常が混じった感じが好き。吉野を中心としたギャグはかなり笑った。一番好きなのは吉野応援ソングで周回する時もつい飛ばさず見てしまった。

序盤の時点だとまだどんなゲームなのか全然わからなかったけど共通ルートの時点で伏線が散りばめてあって各ルートを読んだ後振り返るとなお面白くなってた。オカ研でクエストも「調べた結果全部ガセでした!」ってオチになるけど、色々知った後だとあながちガセじゃないよなってものが多くてニヤっとできる。今宮とか江坂さんとのやりとりもterraまで見た後だとちょっと読み口が変わる気がする。

個人的には物語が動き始めたなって感じたのは瑚太朗一人で森に探検に出たところからだったと思う。森の不穏な雰囲気とか、後日魔物だとわかる巨大ミミズ、でかいヘビの残骸みたいなもの、結局はガセ扱いのギャグになっちゃうけどかなりオカルトチックな雰囲気が感じられた。BGMの効果もあるだろうけど。そのあとのオカ研による森の探索で虹沼を発見して、井上が行方不明になり、オカ研で捜索することになる。不穏な空気もあるけどオカ研一致団結のシーンはアツいし楽しくなってきた!って思った。井上探索で瑚太朗のオーロラの爪が覚醒したり葉竜登場とか一気に情報が出てきて最初は困惑した気もするけどどうなるんだ!?ってワクワクもした。

小鳥ルート

瑚太朗がなんで孤立していたのかとか、小鳥の背負わされた宿命から逃げたいって気持ちと向かい合わなきゃいけない気持ちの描写とか、それを支える瑚太朗の決意とかそういうのがとても好き。初見だと小鳥がなんでそんなに瑚太朗に対して一線を引いて接するのかわからないんだけど、その理由がわかったときにそれまでの全部が繋がったみたいですごい衝撃を受けた。terraのBADエンドやってそこで繋がるんだってハッとした。

ガイアでもガーディアンでもないから両方のことを全く知らないし小鳥にオカルトには関わらないようにって言われて小鳥しかいなくなって、そんな状態で小鳥のことを忘れたみたいな状態になるのがすごく不安で気持ち悪かったけど、吉野とクラスメイトの協力で自分を取り戻すっていう流れが綺麗だった。

ちびもすがペロってわかって、ペロは生前全く懐いていないってわかってショックだった。魔物化すると以前とは全く変わって従順にしまうってなって、瑚太朗が小鳥に治されたことから魔物なんじゃ・・・?って思った。両親が死んで蘇生するために魔物化させて心なんてなくなって。唯一残った瑚太朗さえも自分に忠実な魔物でしかなかったかもしれないって気持ちはどれだけだったんだろうって。小鳥が瑚太朗はもともと優しくなんてなかったってセリフはゾクってした。月並みだと思うけどちびもすの最期と小鳥の両親の最期のシーンはめちゃめちゃ好き。瑚太朗が魔物である自分を捨てる決意をして小鳥が自分の力で瑚太朗を病院まで連れて行くのももちろん好き。初見で気付かなかったけど人間に戻るシーンではリライト能力の歯車が巻き戻ってて面白いなって思った。

ちはやルート

咲夜が好きすぎる。散花もマジで良い。ちはやもかわいいけど咲夜に持っていかれたのは否めない。Rewriteって作品では異質だと思うくらいの超王道展開、ご都合主義かもしれないけどそれでもいい。それが良い。『あなたのことは嫌いです』ってセリフがどういう心境からくるものかを知ると割り増しでちはやがかわいく思えるかも(Official Another Story Rewriteに収録)

みんなでガーデニングするところで瑚太朗がちはやをかばったシーンのあと、咲夜が瑚太朗のことを名前で呼んでテンション上がった。少しずつ咲夜が瑚太朗のことを認めていく過程がとても良い。ちはやが瑚太朗に心をするし初めて瑚太朗もちはやが楽しいって思うことを嬉しいと思うって、その関係も心地いいと思った。

オカ研崩壊は小鳥の時とは違ってガイアとガーディアンでの決別が決定的に表れてて悲しいけど、ちはやも朱音も学校に居てほっとする。咲夜にrewrite能力のことを教えてもらうところでタイトル回収だ!この物語ってもしかしてあなた1人では何もかえることができないって言われた主人公が全てのルートを見た後幸せな世界にrewrite(書き換える)する話ってコト!?って一人で盛り上がっていた。夜抜け出してハウンドに襲われるとこでちはやが鉄柱引き抜いて振り回すとこではちはやかっこいいじゃん、瑚太朗やっぱ超人世界の中で弱いな・・・って思った。あと咲夜との特訓は全部好き。単純に強くなるのもそうだし書き換えるスピードが上がったりとか、小鳥ルートで試行錯誤してたとはいえちゃんと修行できるとやっぱ違うな……

クリボイログ戦、咲夜は魔物だろうなって思ってても良いシーンだった。何より強い。瑚太朗が全力で戦ってなんとか一矢報いるレベルの敵を瞬殺する姿にドキドキした。瑚太朗が死にそうになってた時月を見てたのって月篝のこともあってなのかなと振り返ってて思った。

西九条先生・静流と咲夜との戦い。瑚太朗の限界を超えた書き換えで初めて咲夜と対等に近い場所までいった。それでもなお咲夜には届かない。魔物使いとガーディアンの一時的な共闘。咲夜の過去がようやく判明する。ここの場面全体がめちゃめちゃ好き。

悪朱音さんはこのルートで一番残念だなって思った。けどもともと聖女の記憶を引き継いで絶望があったうえにさらに篝にひどいものを見せられたらそんなものなのかもしれない。ぎるぱにの最後も好き。強化咲夜をぶったおす流れはさすがにやりすぎとは思ったけどライブ感は最高。ちはやのために、ガーディアンと協力して、ぎるぱにが力を削いで、ミドウのフォゴと能力が融合して最強を倒す。最後に消えゆく本気の咲夜と力比べをして咲夜を超える。ずっとちはやを守るための力としてずっと高い壁であり続けた咲夜を超える瞬間、最高に好き。

あと正直なんでこのルートで『良い記憶』になったのかよくわからない。ちはやのまっすぐな思いも瑚太朗とのイチャラブも好きなんだけど好きなシーンを考えるとほとんど咲夜のことしかなくて驚いた。咲夜ルート。

静流ルート

丁寧に静流と瑚太朗の何でもないような日常の小さな幸せを積み重ねて、それがずっと続けばいいなんて淡い願いが壊されたようで辛かった。好きなシーンあっても単純に良いって言いにくい。辛さが混じる。『恋文』の破壊力たるやって感じ。

ルート入る前から静流と一緒にいるのはかなりのんびりな日常って感じがする。オカ研や瑚太朗の反応含めて、かなり緩く恋バナしてるようなとこも他ルートでも見られないとこかもだ。全部読む前はわからなかったけど「ビルの屋上から屋上に飛び移って~」って話をしたときに鼻先ちょんちょんされて「何の話してたっけ」ってなってるのは後の伏線なんだなって気付いた。静流の過去を知って能力がわかるシーンはこれまでの日常から一転切ない感じが見える部分で印象的。静流とは関係ないっちゃないけど学校に侵入して朱音さん話してるところ好き。

ルート入った直後に左下のリライト能力のゲージが変わってるのを見て勘違いだったかな?って思ったけど読み進めてそのゲージを使うことで時間が飛ばされていることがわかる作りになってて面白いなって思った。静流が倒れていることがわかるシーンは辛かった。時間が巻き戻って、西九条先生や今宮に戦士を目指すのはよした方がいいってさんざ言われるのはかつての瑚太朗の弱さを知っているからってのもあったのかな。

静流のために七輪でさんまを焼こうって決意をして準備をして魚屋さんに教えてもらって…ガーディアンの戦いに巻き込まれそうになりながらもほのぼのとした二人の幸せを感じる好きな話………幸せな時間が終わる。めちゃめちゃ辛かった。静流にはもう瑚太朗がいないとダメだって思ったし、瑚太朗も静流のためを思って何かしてやれないかって気持ちで動いていい方向に行くはずだったのに。おじいさんとおばあさんとの約束も守れなくなって。悲しかった。

静流が起きてくれてうれしかった。けど次の病室で一緒にいるシーンの時点で何か違和感を感じる。声がないし、聞こえてるのか聞こえていないのかって感じ、静流は読唇術があるから聞こえてなくてもおかしくないってなんとなく思ってた。

瑚太朗の静流にあてた『恋文』この文字が出た時点でもともと恋文って曲だけ知ってて好きだった自分はなにか身構える思いだった。絶対良いところで恋文くるなって。その恋文を静流がちゃんと聞くことができるだろうかって心配で杞憂した。

ガーディアン施設に入ってきた咲夜と対峙するシーンも好き。咲夜をもってしても殺さずというわけにはいかないと言わしめる静流やばいなって思った。ちはやが出てきてガイアやめるって言ってくれたのがうれしかった。こんなとこでも仲間であれて良かった。

静流が耳が聞こえなくなったことに気付くシーン、やっぱりかって思った。「普通でよかった」「瑚太朗と幸せになりたい」って言葉が静流から出てきて切なかった。

小鳥、ちはやルートとは違って明確な滅びの世界。画面ごと巻き込んでみんなが消えていく。命をつなぐ契約を切って静流を助けて滅ぶ世界に残る瑚太朗。最後まで静流との普通の幸せを願って変わろうとした。咲夜の姿をみたからそういう形になれるのはわかってたけど。

静流の日記。静流の感情にあふれてる。あんまり言葉にしてこなかった静流の弱い部分も出てるそんな日記。どれだけ瑚太朗のことを想っていたのかがわかる。最後に流れる恋文はまさしくこのルートの歌にふさわしい一曲。『私がずっと伝え続けるのはただ一つのおもいのせ愛してるそれだけです』

最後に木に変わった瑚太朗が魔物として現れることができるのか、静流に契約ができるのかってずっと思ってたけどファンディスクのHfで二人の姿を見ることができてほっとした。咲夜の時もだけどぎるぱにのおかげで戻ることができたのかななんて思う。

ルチアルート

好きではあるけど序盤のホラー展開は強引すぎたかなと思う。ルチアのためだけの体に自分を書き換えて添い遂げる決意をする瑚太朗はカッコイイ。最初の印象と打って変わってヒロインの中で一番ベタ甘なかわいいキャラに変わってしまった。

いきなりほかのルートとは違って怪談が始まって正直困惑した。嫌いとは言わないし、そういうものと思って読んだけどルチア目線でアサヒハルカが話しかけてくる部分に関してはちょっと擁護できない気がする。それはそうとして長く呪いに苦しみ続けたルチアの悲しみは良く出てたし、孤児院でそれを受け止める瑚太朗は好き。ルチアがめちゃめちゃかわいく見える。それと珍しいことにオカ研で井上捜索にいかないから明確な決別のシーンがない。

ルチアルートの静流は割と饒舌に普通の友達思いの女の子って感じがして良い。静流から語られるルチアの夢で瑚太朗がどれだけルチアにとって大事な軌跡の存在かがわかる。静流のおかげでルチアの運命の人になる決意を自覚するのも良かった。

ルチアとのデートは全力でルチアのかわいい部分を押し出してきた。好き。正直エロい。こんなにもまっすぐなデートとキスがrewriteにあるとはって感じる。

ひまわり畑のルチアを中心にすべての花が黒く枯れていくシーン、はこのルートで一番印象的なシーン。『偽らない君へ』は朱音ルートにも流れるけど個人的にはこのシーンを先に見たのもあって想像するのはルチアのこのシーンになった。

KAZAMOでルチアに生きるように説得するところはちょっと長かった。ずっとカッコイイ瑚太朗だったけど鈍感主人公っぷりをみせつけてルチアも暴れに暴れて静流もちはやもあわや死にそうになってるし……ルチアと同じく瑚太朗の体は瘴気の中で最大限の力が出るようになったとはいえルチアの刀で瑚太朗の体が真っ二つにならないのも無理やりっちゃ無理やりを感じる、カッコイイから良いけど。最終的に二人だけでシェルター暮らし、でも幸せだしいっか!とは思う。

朱音ルート

ヒロインの中でキャラとしては一番好きかもしれないしルートとしても世界としてはバッド寄りのようでいて二人の中には幸せがあるようなバランスが好き。朱音も瑚太朗も成長してて大人の雰囲気も良い。瑚太朗の魔物使いとしての資質に触れるのもこれだけかも。各ヒロインルートの中では一番Rewriteの世界を表現した気がする。

朱音さんにオカルトを提示してはねっかえされたり適当にからかわれてるのがとても好き。小鳥ルートでも会長のいつも通りさに安心してたりとかあったけど、朱音がどっかり構えて瑚太朗と掛け合ってくれてるとオカ研って感じがする。

森のイベントで全員いなくなった後朱音さんに撫でられて抱きしめられて、でかい包容力を感じた。瑚太朗も大切なものは一つだけでいいって決めた。あのオカ研第一だった瑚太朗が朱音だけいればいいって、ここら辺の雰囲気めちゃ良い。

魔物の設定が少しだけ出るけど魔物も想像上のものよりも進化を重ねてきた実在の生物の方が完成しているから実在の生物を元に作った方が基本的に強くなるっていう設定は面白いなって思った。

鍵を捕らえてからの瑚太朗の逃走劇好き。リライト能力による強化も他とは一線を画すような結果になっていて面白い。朱音さんのために人殺しになる覚悟を決める瑚太朗も良い。ちはやルートではちはやのために不殺を貫いた強さだったけどこっちはまた別の強さがある。オーロラの刃も爪や大剣だけじゃなくて獣の形態をとって自動的に攻撃できる。こんな形の強化があるんだと思った。

何でもない部分ではあるけど聖女隊のコーラスを聴いて瑚太朗が風がうなる場面って表現したことに対して朱音さんがそれはガイア的だってご満悦なの好き。その前の西九条先生との会話も瑚太朗のガイア的な考えをが出てて良いといえば良い。

朱音さんと瑚太朗の二人きりの時間とかは妙に、というか年相応?なエロさがある。全年齢の壁で見えないけど会話の端々とかスッとキスしちゃったりとか、その辺の成長も良いと思う。愛しているって言うのが苦手な朱音さんもかわいい。

洲崎はただ聖女に敵対する利己的な人間だと思っていたのに話すと実はかなり現実的に未来を考えようとしてたんじゃないかって思わされた。星に未来がないことを知って、魔物をテクノロジーとして考えることで人間の平均寿命を減らし生活水準の向上を目指す。これが実現できさえすれば星にとっての『良い記憶』になり得ただろうなと思う。ガイアに染まり切らずガーディアンでもない人間だからできたこと。滅びが迫っても現世に残って筋を通す人間が必要だといえるのは結構かっこいい人だなって思った。

高砂はクソ三下みたいなキャラのクセにありえん強くなってて不快感がやばい。壊れた世界でも吉野は吉野で安心する。いつもぶつかってばかりだった吉野に認められて、吉野のメリケンサックを使ってぶったおすのはスカっとする。それでも最後は中毒死ってのはやりきれない。

地竜との戦い、他の全てを捨ててこの戦いだけに能力を書き換える。疑似進化、そういう能力の使い方があるのも面白い。結果的に地竜を単独で倒せそうなところまでいけてる。咲夜という師匠なしで良くここまで行けたなと思う。

世界の崩壊まで起こした朱音さんに罪を償うために生きろっていう瑚太朗。人口来世で怯えて弱っていく朱音さんも支えて一緒に生きる。朱音さんの罪に瑚太朗のたくさんの人を助けた功績で相殺して小さな世界で誰もいない端に追いやられて二人で暮らす。これがめっちゃ好き。最初から最後まで瑚太朗は朱音さんの傍にいられれば良いって姿勢を貫いて、最悪の犯罪者としての罪も一緒に背負って生きる選択をして、二人だけで笑って旅立つ。良い最後だった。

MOON

これまで見てきたものがなんなのかようやく説明が入る。理解ができるようになる。それぞれのルートも面白かったけどそれらが繋がってさらに深く面白くなる。1度読むだけだと自分はちゃんと理解しきれなかったし今でも完全とはいいがたいと思うけど。世界観の説明と、あとオカ研全員集合で協力して巨悪を討つ。めちゃめちゃアツい展開に震えた。

MOON読み始め~オカ研集合前くらいはどこが面白いっていうかひとまとめで少しずつ明かされる真実を自分の中で咀嚼していくのが面白い部分?情報が開示されていく自分を書き換えて愛とは何かを知ることとか命の理論とかがバァっと広がるところはやっぱり印象的。序盤だと静流の命の残滓?である七輪から焼きたてサンマが出てくるところは好き。加島桜も今まで大して出番もなく来てたけどここにきて一気に化け物感が出てきて怖くなる。あれの全盛期に鍵の取り合いしてたらそうとうガーディアンは大変な思いをしただろうな……

オカ研集合は瑚太朗と同じく読んでて目頭が熱くなった。いろいろなルートで誰かを選んで他の何かを切り捨ててきたのにここ一番でみんな集まれることがうれしい。頼もしすぎる。咲夜HBは笑った。小鳥のために用意したディーマ・リューバは名前が突然感あったけどこの後のterraで登場してお!ってなった。例外はあると思うけどMOONの瑚太朗は枝世界の経験を参照して引き出せるから最強に近いはずなのにそれより強い静流はさすが。ディノニクス型の魔物はMOON瑚太朗で正面からだと苦労するくらい強いのにアニメ版だとディノニクス安売りしすぎてて残念に思った。

地球シミュレーションゲームやってる時ののほほん感好き。お遊び感覚で地球が滅ぼされる。瑚太朗のアイデアである「獲得形質に警告メッセージを記録する」が結果的に篝火になったのかな。

みんなと同級生である天王寺瑚太朗の最後の輝き、最後の戦い。朱音さんの「この命くらいかけてあげるわ」ってセリフ染みる。一人ずつ消えるオカ研メンバーが辛い。持ち魔物がないからって一人で陽動に駆け出す小鳥、戦闘力は薄いながら戦闘に参加した朱音さん、そのことを報告して自分も消える吉野と最後の会話、この辺ヤバい。窮地に咲夜登場は最高にアツかった。咲夜という存在がここで終わってしまうのは悲しかった。

初見では理解が足りなくて月と地球の篝って何かとかわかってなかった。月の篝がRewriteのヒロインであるっていう考え方にたどり着かなかった、けど改めて読み直すとなるほどそういうことかってなった。読み直して2度面白い。

Terra

これがないとRewriteじゃないと思うくらい超重要な話。一番面白いところ。読み始めは何の話してるのかピンときてなかったけど。今までの瑚太朗とは違っててなんか不思議な気持ちだった。

瑚太朗が不良に絡まれてた少年を助けるけどこれが吉野だって聞いてなるほどと思った。吉野のボイスを切ると声がなくなる。小鳥の性格もだいぶ違う、ペロの一件や瑚太朗の性格が優しくなんてなかったってセリフもここで繋がった。旅行に行く小鳥を止めるって選択肢が出たとき、もしかして事故もなかったことにできるのか?なんて思った。さすがにそんな都合よくはなかった。

ガーディアンでの訓練、各ルートでも瑚太朗の身体能力は超人にしては弱い印象だったけど、やっぱり弱かった。クラス最下位。朱音を助けるために黒犬を倒したけど裸締めで絞め落とすっていう地味な戦い方が何か頭に残った。

ルイスの登場なんてterraのここだけみたいなもんなのにそれだけで好感度爆上げした。海外で唯一仲良くなれた超人、現地の子供たちと遊んだり、よく瑚太朗を気にかけてくれる様子から優しさが良く見えた。ルイスの最後も好きなシーンの一つ。「停滞するのはやめる」瑚太朗の転換点の一つ。ヤスミンを中心に魔物使いと超人の混成の養護施設をつくったの好き。アニメでここら辺にちょっと加筆されてて、アニメの良いところ出てた。

日本に帰って篝と接触してガイアに入る。二重スパイ状態。両方の情勢を知りながら活動するじんわり面白いのが続く。

便所飯して江坂さんにみつかってGAGを伝授される下り超好き。

篝にキスしてから情勢が動き出す。物事が大きく動くとやっぱり面白い。鍵の捜索のために大西と会った時の印象で、気に入ったら殺せなくなるからこいつとは話さないって決めるの瑚太朗らしくて良い。

江坂さんとの腕試し、江坂さんのことを本気で慕う一方で裏切らなくちゃいけなくて心を痛める。ガーディアンとしても江坂さんと働く瑚太朗の姿が見たかった気もする。友達として、師弟として良い関係だった。今宮や西九条との仲直りも苦しい。

瑚太朗の出した結論、これまで何をして争いを止めるのか、止めたとしてどんな意味があるのかピンときてなかった。ガイアとガーディアンの持つ技術の世界への公開。確かに世界は変わるだろうって思えた。朱音ルート洲崎がやろうとしたことをさらにブラッシュアップしたような感じ。両方に所属してなきゃできなかったこと。

ルイスの技を借りるシーンも好きなシーン。続いて江坂さんとの最後の戦いも好きなシーン。terraの瑚太朗集大成みたいな戦い。

人口来世も好き。生きたいものはいないのかって問いに朱音が立ち上がって「その子は今生きたがってたろ!」って、聖女を離そうとしない人々につかまれて「俺たちは生きることをあきらめちゃいないんだ!」って叫びが良い。最後に両親と津久野さんに後押しして出ることができる。ずっとすれちがってた両親が押してくれるのが好き。

篝のために自分を捨ててたくさん殺して良い記憶を求めて結局最期は間に合わず篝を殺すことで世界を繋ぐ。瑚太朗は結局報われなかったかもしれないけどそれでえ世界が守れた。最高にかっこいい主人公だった。

ポチがヒロインたちを月に連れていくところ最初観たときは蛇足感を感じてたんだけど、月篝をヒロインに置いたら割と納得した。地球篝に会うために最期の書き換えをしたときに今の俺はどんなものにもなれるからこの力の使い方は世界に任せるっていうことを言ってたのもあって受け止められた。無印から+になるにあたってポチの記憶はない方がいいとか言われてたけど個人的にはあってよかった派です。ED曲のCANOEはRewriteって作品を全力で表してる一曲すぎて大好き。解いとる画面の曲が使われてて好きで歌詞が好きでRewriteのテーマ圧倒的な生への肯定ってのを聞いてなお好きになった。

Harvest festa!

ここはさらっとで。しっかりは覚えてないし見返してない。

一番好きなのは小鳥ルート。本編の小鳥ルートでは最後には合わずに瑚太朗の背中で終わってその後は想像にお任せみたいな感じでしめちゃうけど、その後が見れる小鳥ルートはありがたい。本編以降お互いに素直になり切れなくてぎこちなくなった二人。そんな二人も見てて楽しくはあるけど。吉野に後押しされて本気で告白する瑚太朗。瑚太朗には昔の記憶が戻ってて昔から小鳥のことは認めてたって伝えるのが良い。そんで一番良いのが戻った記憶でガーディアン、ガイア陣営に結婚します!って手紙を送り付けること。ただの瑚太朗には無理で記憶が戻ってないと出来ないことだし、その結果おめでとう!って陣営関係なく祝福されるのは感動しちゃった。ガーディアンでもガイアでもなくて誰とも接触できなくなったけどみんなとはまだ繋がってるんだって思うと嬉しかった。

次に好きなのはちはやルート。オカ研のためにはちはやルートが正解だったんだろうなと思う。ガーディアンもガイアなくただの友達として遊びに行ける。咲夜も瑚太朗を認めてできる限り育成する方向性になったのも面白い。ちはやとのラブラブもある。ここでも咲夜との別れを強調されてる。じいさんになった瑚太朗と限界まで生きた咲夜が分かれて辿り着く先はMOONの世界、やっぱり咲夜の終着点はここなんだなって。

静流ルートは、乙杯ルートで完全ギャグ枠。なんだけど静流とのデートもできたし、最後には静流のために七輪でサンマを焼いてあげるっていう幸せなものをみることができたのと、静流ルートの最後に瑚太朗が瑚太朗として静流と一緒にいることができたことが1枚だけわかってそれだけで最高にうれしかった。

ダブルチア、ベロチューとかお風呂で水着あわあわで洗体とかエロゲか?ってエロさ。クローンネタはifストーリーでやるにはちょっと重くないか?瑚太朗、ブレンダにルチア毒くっつけてたけど相当やばいことやってる。イカれてるし殺しちゃってもいいっちゃいいかもしれないけどそれでいいんか。


朱音さんルート、枝世界でも相当弱いルートなんだろうな。超人も魔物もなさそうな世界。そういう解釈の世界があっても良い、それがRewrite。ポンコツ朱音さんがかわいいし、聖女の悲しみを背負わず瑚太朗とイチャイチャできて良かった。

篝ちゃん。生きるのから逃げてしまった人間がいつまででも遊んでいられる世界。みんながやらなきゃいけないことに気付いて夢の世界は終わる。楽しい世界だったけど救いのない人が集まってたんだなと。いろんな人がただただ収穫祭を楽しめてることと、篝ちゃんの懺悔のシーンは良かった。

リライトクエスト。こういう形式のRPGすきだからめっちゃ楽しんだ。好きなキャラを好きなように育てられる楽しみ。枝世界の瑚太朗が寝ている間に西九条先生が海外行ってルイスやヤスミン達は死んでたことがわかったりする。ギャグもおもしろい。加島桜を救える唯一の世界。難しくはないけど攻略がないからトレジャー全部埋めるのはちょっと大変だった。


アニメ

2クールしかないなりに面白かったと思う。突っ込みどころとか文句がないではないけど良いところもあった。日常パートから瑚太朗の声が聴けるのはうれしかった。朱音さんはいいとこ少なかったけどそれなりにオカ研が仲良くしてたのは良かったかも。

MOONの出来は結構良かったと思う。terraも序盤はかなり良かったと思うけど後半はやっぱり時間が足りない。ヤスミンがかわいい。ガイアパートが足りないのとやっぱり江坂さんとのやりとりや人口来世カットはつらいところではある。月篝とのキスは良かった。


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