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KG wasn't built in a day

戦(大喜利団体対抗戦)に参加を決めてから参加した後の話を書こうとしたらとんでもなく長くなりそうだったので、出来るだけ簡潔にまとめたいけど結局長くなるんだろうな、という記事。

・参加動機
戦の開催が正式アナウンスされ、喜利ベロスの打ち上げで「私も主催してるから出られるなあ」と言ったら「出なよ」と言われた。その時のメンバーがたまたま全員山百合杯出場者(+出演者)だったこと、打ち上げが川崎の居酒屋だったこともあり私を立ててくれていたのかもしれないが「メンバーが集まるなら出てもいいなあ」くらいに思った。

・メンバーの集め方
打ち上げの時点で「出るんならチーム入りますよ」と言ってくれた方々がいたんだけど、まあ酒の席だしなと思って後日確認したらスケジュールが合わず断念(丁寧な謝罪を頂いている)。主催の会やライブに参加したことある方を中心にTwitterサークル(未成年とか他の団体で出そうな方とかは入れてないです)を作って募集をかけたら武山さんと三ル貝さんが名乗り出てくださって、「武山さんと三ル貝さんが来てくれるならちゃんとやらなきゃ」とやっと思い始める。というか武山さんは主催の大会で優勝しているので、本来こちらから声をかけるべきだった。
残る1名をどうするか、という時にごとうSCさんの名前が挙がった。正直かなり誘いたかったが、3年連続全アマ決勝進出している(3年目は当時まだ準決勝だけど)人が週末にライブ入ってないわけないと思って遠慮してしまっていた。ダメ元で誘ったら即OKを頂いたので「本当に予定入ってないんですか?!」と失礼なことを訊いてしまったけど、後日無事に決勝進出し、本当にライブオファーが来ていたそうなので危なかった。

こうして揃ったメンバーを見て「ガチじゃん」「私以外都民じゃん」「一番弱いの私じゃん」など色んな感想を抱いた。

・大喜利適性検査
当日わかりやすく手伝っていたから共催と思っている方もいたみたいだけど、武山さんの単独主催。あんな準備を1人でやってるんだから異常。お題作ったり進行したりくらいどうということはない。
作ったお題と進行が好感触だったのでかろうじて体面が保てたけど、肝心の大喜利(とTwitter)の調子があまり良くなく、頂いた成績表を見て愕然とする。なんかメンタルも悪くなってくるが、めちゃくちゃお笑いライブに行ってどうにか均衡を保つ。お笑いライブって凄い。
この時の不調は今振り返ると軽度の熱中症やPMSや睡眠不足などが原因と考えられるので、日頃から生活をきちんとしなさいということ。

・作戦
Orderの時はお互い自分のチームでオーダー担当をしていた武山さんと私、作戦を立てるならリーダーの私だろうと周りから思われていたみたいだったが、今回適性検査で全員分のデータを把握している武山さんが色々考えているみたいだったのでお任せした。というか自分がなんとなく考えていたこととそこまで相違なかった。
私は前回の戦がかなりトラウマになっていると言いながら参加してくれたごとうさんを「手ぶらで帰らせられない」という気概だけあった。自分の肩に力が入りすぎていて良くないので、あえて1週間以上大喜利の予定も入れずに過ごした。

・大阪
連休前の高速バスはアホかと思うくらい高かったが、シートがわりと快適だったので昨年ほどバキバキにならずに済んだ。バス会社がレンタルしているパウダールームが遅い時間しか予約出来なかったので、バスの発着場から駅までの道を確認したり、お土産を買ったり、朝食をとったりした。まだ9時くらいなのに暑くて仕方なかった。ここまですっぴんだったので知り合いに会わなくて本当に良かった。
パウダールームはエアコンが効いていて快適だったので、いつもより丁寧にメイク出来た。顔がうまく作れると自己肯定感が上がってメンタルに良い。大喜利を始めて良かったことの1つに化粧の上達がある。この後暑さですぐ崩れるんだけど。

少し早いが会場へ向かう。私は自分の方向感覚を全く信頼していないので、早めに行動するに越したことはない。
日傘を差したいのに風も強くて、険しい顔で歩いていたら店長さんとすれ違った。店長さんってこういう時のすれ違い率が高いんだけど、7人くらいいる?
時間が余ったのでコンビニでおにぎりを買って会場横の公園で食べる。「ねこにエサをやらないで」の貼り紙を見て「猫がいるのか!」と期待してしまった。食べ終わってから本当に来たけど、何も持っていないことを察したのかすぐに逃げた。

こっち向いて
こっち向いてよ


・戦
会場に着いたら武山さんがいた。前日遅くまで仕事して、早起きして大阪に来たらしい。ごとうさんも出張先から直接大阪に来ると言っていて、皆忙しい中来てくださってるんだな…と有難い気持ちだった。三ル貝さんは前乗りして、当日午前中の大喜利会にも参加していたので、そのタフさが頼もしかった。
武山さんと喋っていたら、カメラマンをしていたアロハシャツの男性から「間違ってたらすみません、ヘオンキさんですか?」と声をかけられて、文春かと思ったら勝利プロデュースの勝利さんだった。前回は私服でこそスカートを穿いていたが男装メイクだったので、女のメイクをしている私に驚いていたらしかったが、スーツにサングラスだった勝利さんがアロハで現れたらこっちだってわからない。それにしても、いつの間にか関西にも知り合いが増えたものだ。
神奈川県民優遇大喜利会チームは最初のブロックで、本当に嫌だったけど、ここを勝ち抜く力があるチームだと信じて舞台に上がった。

「文章の30なら私が出ます」とだけ宣言して待っていたら本当に文章の30が出たのですぐ座った。1つウケた回答を出せて、しかも時差で笑いが大きくなったので「いけるか…?」と思ったけど1枚も票が入らなかった。1枚くらい入っていいウケだったと思うけど、他の人がもっと強いのを出したのだろう。ペースを乱されてはいけないと思って、他の人の回答をあんまり聞けていない。
トップバッターで勢いをつけるくらいしか役目がないのに1票も入らなくて目眩がしたが、チームメイトが「ウケてたので大丈夫です」と言ってくれて優しかった。
その後も厳しい試合が続いたが「???の100」が開けられた時に「僕が行きます!」とごとうさんが名乗り出てくれて、それだけでもかっこよかったけど、お題出た瞬間ごとうさん向きのお題すぎて「やった!」と言ってしまったし、実際拍手笑いを何度もとってほぼ満票に近い票数でポイントを獲得してくださり、お陰でブロック暫定2位になった。
一問一答70で三ル貝さんが出て、お題が「語彙力がなさすぎて全然エッチに聞こえないエッチなお姉さん」みたいな内容だった時、武山さんが「これヘオンキさん出てたらどうやってもエッチになってウケなかったから三ル貝さんでよかったです」と言ってきて何だこいつと思った(完全に同意ではある)。三ル貝さんはイラストだけ描き上げてずっと考え込んでいる様子だったが、いざ回答の順番が回ってきたらずっと長尺で変なことを言っていて途中でしゃがみ込むくらい笑ってしまった。三ル貝さんてこんなことも出来るのかよ……。あと、リアルに描きすぎて引かれてしまうという経験からデフォルメして描くようになった男性器が「ぱど」のキャラクターの鼻みたいになっていたのも面白かった。

そんなに似てなかった

やっと自チームに回ってきたジャンル選択権、武山さんは「ヘオンキさんにお任せします」と言った。私は一問一答70の直後に一問一答50を開けたら皆嫌だろうな、と思って一問一答50を指定した。実際他のチームはちょっと相談時間が長かったので多分当たっている。一問一答は、ボロボロだった適性検査でも少し成績が良かったのでここで確実に50点獲っておきたかったが、隣のペドラザさんがめちゃくちゃウケて、私の回答はほぼ無風で終わってしまった。2回目の一問一答は逆サイドから出させてくれませんか?(いちゃもん)
しかも下克上チャンスでここまでノーポイントだった解の会に獲られてしまって予選敗退。あとは観てたまに審査するだけ〜、と気楽になったものの、ずっと悔しい気持ちは残っていた。私は普段は大会だろうと楽しければいいと思っているが、団体戦だとちゃんと勝とうという気持ちが出る。だって面白い人達に集まってもらっているので。

他のブロックでも「???の100」は開けられはするもののポイント獲得には至らず、「やっぱ???って難しいんですね」「あれ獲ったごとうさんがいかに凄いかってことですよね」みたいなことを大きい声で言ってたら仲良しのサメさんも獲っててめちゃくちゃかっこよかった。好き。

休憩時間にごとうさんと久しぶりに沢山話せて楽しかった。私の生大喜利デビューの時にご一緒して以来気にかけていただき仲良くしてくださっている、貴重な友人のうちの1人。

本戦は名試合の連続で、悔しいどころではなくなってしまった。大阪来て良かったとすら思えた。
いややっぱり悔しい! 皆を手ぶらで帰らせるのやだ!
と思っていたらごとうさんがおかき賞を受賞した。手ぶら回避。突然の伏線回収。
受賞コメントで神奈川県民優遇大喜利会のPRもしてくださって本当に有難かった。宣伝しておこう。

終演後、準優勝したMASTER=PIECEの元11才さんが「神奈川県民優遇大喜利ライブに出させてもらってるお陰です」とわざわざ言いに来てくださって本当に嬉しかった。準優勝はご本人が爆裂に面白いからだけど、今、元11才さんの大喜利が高確率で観られるのってマジで神奈川県民優遇大喜利ライブだけなので……。宣伝しておこう。


・今後
「誘ってくれる団体があるならそちらで出るし、神奈川県民優遇で出たい人がいるなら考える」という感じ。

中止になった2020年の戦では誰からも声がかからず、主催もしていなかったのでよそのお話だと思っていたが、今回、自分の主催団体で戦に出られてしまった。私自身がプレイヤーとして強い人間ではない時点で勝てるかどうかわからないのに、私と一緒に出てもいいと言ってくれる人達がいるという事実が何よりも嬉しかった。
「自分の団体で出る」と宣言しなかったらおそらく誘ってくれようとした団体もあったし、やっぱり誘われて出るのが一番いいので、次回戦が開催されるとして、自分の団体で出るかどうかはわからない。折角ごとうさんが上げてくれた団体のネームバリューを次回使わないのは勿体無い気もするけど、今回出てくれた人達も次はきっと別の団体で出るだろうし。

長くしないつもりだったのに4000字超えてしまった。今後とも神奈川県民優遇大喜利会をよろしくお願いいたします。
















チョコミントのお菓子を買います