20240615 上達の道

ジェスチャー・ドローイングという、一〜二分で描く人物スケッチを日課でやっている。
苦労するのは、腕や足などの部分を描きながらも身体全体のバランスを意識しなければならないこと。
また、限られた時間なので線の本数を減らす必要があって、迷いつつ何本も線を引きながら形を探ることができない。素早く、形に沿った線を引く。これもなかなか難しい。
それでも一か月ほど続けたら、少しずつ上達してきた。
上達、というのは、線をどこに引くか、という一回一回の判断が素早く、正確になったということだ。

この上達の仕方が、麻雀と似ていると思った。(最近オンラインゲームの麻雀にハマっている)
麻雀も短時間の判断の連続だ。どの牌を捨てるかという効率性がとても大事になる。一回の判断の誤りが上がりの遅れに繋がり、大きな失点になることもある。

多分何事もそうだが、上達(判断の素早さと正確性の向上)のために必要なのは、やっぱり繰り返して慣れることなのだと、ここ最近の経験で実感する。
繰り返すとなぜ上達するかといえば、それはパターン認識ができるようになってくるからだろう。

この人間のパターン認識による上達というのは、とても不思議な現象のように感じる。頭の中では何が起こっているのか。
そして、人は上達したいと思わなくても、繰り返せばなぜか上達してしまう。子供が言葉を勝手に覚えてしまうように。
そのことも何だか不思議に感じる。

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