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暇を持て余して手書きアニメを作った話

変なののです、こんにちは。8月31日の夜に、8月31日まで締め切りのnoteのコンテストの記事を書いてます。締め切りには多分間に合いませんが、このまま友達と会話をしているような感じでしょうもない文章をしたためます。

猫に会えない時間が私を育てる

毎年長期休暇の度に私は実家に帰っているのですが、今年はゴールデンウィークもお盆も帰れませんでした。NetflixもHuluもYouTubeもあるし、読書も好きなので一人でいるのは全く苦ではないとタカを括っていたら、実家の猫の夢を続けて見るようになりました。無意識に猫を求めていたようです。猫に会いたいけど会えない、会えない時間が猫に私の存在を忘れさせる2020年の夏。

今年の夏は、そんな感じで猫にも会えず時間だけは有り余っていました。

長期休暇を利用して何かを成し遂げたいという夢は、人類が二足歩行をした瞬間から今日まで続く膨大なロマンです。そうやってアポロ11号のアームストロング船長とオルドリン操縦士が月への一歩を踏み込んだように、私もアップルストアにMacbook proの下見をしにニューバランスで踏み込んだのですが、その時にスタッフの方自作の可愛らしいアニメーションを見せて貰って感銘を受けました。そして「この次またアップルストアに行くまでに何か作りたいなぁ。作って、スタッフに自慢したいなぁ。」という野望と多少の負けず嫌いからイラストの下書きを進め、下絵の修正を重ねていくうちに段々と形になって行きました。

「かかってこいや。」

途中でやり方が分からなくなる度に、調べてまた作ってを繰り返しました。分からないと悩みますが、解決すると次のステージに行く為のアイテムを発見したような喜びがありました。ロールプレイングゲーム、略してRPGの要領でRGBファイルをやっつけていきます。

そしていつの間にか分からないという事がそれほど苦では無くなってきて、寧ろ知識がまた増えるのでワクワクしてきました。最終的には「お前ら、かかってこいや!」と拳を握りしめていました。

こうしてiPadと自分の背中から熱を放出し続けながらも、短いアニメーションを作ることが出来ました。

曲がそれっぽく仕上がったぞ

動画編集はiMovieを使用したのですが、iMovieが提供している音楽は著作権などの問題が生じるとか何とでややこしいので「適当に作ればいいかぁー」とやってみたら自己満足ですが上手くいきました。特に終わりのゴーストが消える部分は調整せずに音と合致していたので、惚れ惚れしています。

まぁ、音楽に詳しい友人や専門家からすれば駄作なのだろうけど、そこは別に答え合わせせずに、音楽に詳しくない私が作れたという喜びの方を大切にしたいです。

意外と簡単にできたぞ。

数年前にも手描きのイラストを1枚ずつスキャンして…という作業をした事があったのですが、その時は自分の知識と情報量とmacのスペックが全然足りなくて断念しました。(因みにその当時のmacは私による重労働が原因なのか、カラフルな画面になったり唸り声を上げるようになってしまい「あの人性格変わったよね。」と私から遠ざけられてそのままAppleのリサイクルプロジェクトで回収されました。)

ほんの数年経っただけで、こんなに簡単にアニメーションが作れて自分の想像した物語が動くようになるとは。BBCの長寿番組『ドクター・フー』で、初期ドクターを知ってる視聴者が、現在のドクターが女性でしかも〝ドクターは12回再生したら命が終わる〟ルールがしれっとクリアーされてる現状を見て「時代は変わったな…。」と感銘を受けるのと同じくらいの感動を得ました。本当にアプリ作ってくれた人に感謝です。

因みにprocreateを使用しました。自分は左利きなのですが、ipad版のアプリは殆どが左利きでは使い辛いのが多い中で(その分右利きの人にはラクラク操作なのかもしれない。右利きの人がラクラク操作しやすくなればなる程左利きには不便な世界になるという事を、スマホが普及した頃から知って欲しかったけど、それを知ってても右利き左利き関係なく使いやすく反映させるのは難しい事なのかもしれない。)、とにかくprocreateは操作性の不便は気にならなかったです。

『エンドレス』クリエイター版

サカナクションの『エンドレス』にクリエイター版があったら、「何かを作る人の後ろにもそのツールを作る人、そのツールをまた作る人と感動する人…」が延々と続きそうだなと思いました。延々…、そう、延彦スピリッツです。新しい発見と創造に対しては「かかってこいや!」と言いながらも腕まくりしながら自ら向かって行きたいです。

そんな素敵な世界のどこかの一部分に自分の居場所が欲しいというのが、私と信長の次なる野望なのです。そんな感じで信長、頑張ってくれ。