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【大谷翔平が恋しいか?】|エンゼルスファンPodcast番組より

エンゼルスファンのポッドキャスト番組「Locked On Angels」で"Do we miss Shohei?"((エンゼルスを去った)大谷翔平が恋しいか?)というテーマでトークしていたのが興味深かった。
SNSでたくさんこの質問が寄せられているので、先日のフリーウェイシリーズの後、意を決して語る事にしたそう。いや〜MikeとJon、2人の熱い思いにグッときた。

シェアするかどうか迷ったけど、私は率直な意見を聞けて嬉しかったし、ひとつの意見として受け止めたいと思ったのでざっくりと意訳で紹介します。

該当部分は下記動画の23:30あたりから↓


Mikeの意見

▶大谷翔平を批難したと捉えられるとすぐに親衛隊が出てきて重罪を犯した者として惑星外に追放されるから、この話題は難しいねと事前に話し合ったんだけど笑
まずは大前提として知ってほしいのはMikeとJonはオオタニを愛してるという事。大好きだから去った時はガッカリしたし、でもそれは彼のせいではない、エンゼルス組織の問題だということもわかってる。

▶まずは人としての大谷翔平が恋しい。彼の人間性は素晴らしかった。この前、サンディが怪我した時も明らかに心配していたし、レンヒーフォとも3塁で楽しそうにコミュニケーションを取ってた。そういう所が好きだし、愛される人間だというのがわかる。

▶選手としてももちろん恋しい。彼のような選手がチームにいて投打での活躍を見られる事はすごい事だったし、ドジャースのファンが来季の彼の投打の活躍をどう受け止めるかを楽しみにしてる。彼の活躍に期待もしている。

▶ただ、チームメイトとしてはそこまで恋しく感じていない。彼はチームを勝利へ導けなかったから。もちろん彼一人では勝てない事もわかっているし、モレノの問題とか色々わかってる。ただ、大谷翔平がいて去年地区4位だったけど、今年も変わらず地区4位で終わりそう。そういう事。

▶彼は良い選手だったけど、チームをプレーオフに連れていくには不十分だった。もちろん野球はチームスポーツだというのもわかってる。原因が他に色々あるのもわかってる。
だけど、僕はエンゼルスファンとしてチームをプレーオフに連れて行ってくれる選手が欲しい。David Ortiz、Derek Jeterのような選手が欲しい。88年のKurt Gibsonのように打率.270、HR20本だったけどMVPを取ってワールドシリーズで優勝したような選手が欲しい。オホッピーやネトがそうなってくれる事を願っている。

▶自分達のチームでMVPの選手が素晴らしい数字を残しながらチームが73勝で終わるのを見るのはもうウンザリなんだ。「プレイオフで戦うチーム」ではなく「MVPがいるチーム」を応援する事にウンザリしている。
トラウトにしても同じ。人として選手として愛しているし、応援しているけど、彼もチームをプレーオフへ1度しか連れていけていない。もちろん彼にはチームに残ってほしいけれど。

Jonの意見

▶Mikeの言っている事から、スーパースター1人の存在ではチームは勝てないという事がよくわかる。オオタニに限らずどんなスーパースターであってもそう。
あの選手の故障があったからとか、オオタニを中心とした充分な先発ローテを組めなかったからとか、理由はいくらでもあるけれど。

▶僕も大谷翔平が恋しい。彼の人間性…彼はいつも誠実だったし、すべきことに真摯に取り組んでいたし、フィールド上では我々が望む通りに充分に闘い抜いていた。今年投手をやっていなくてもMVPを取れそうな活躍をしていることが物語っているようにね。
彼がまだエンゼルスに残っていたなら地の果てまで彼を守り抜くよ。だっていまだに「オオタニは打者としては素晴らしいけど、投手としては平凡だよ」なんて言う人達がいるからね。ふざけんな!と。彼の過去3年の防御率はトップレベルだぞ、と。

▶もっと違う展開だったら良かったと思う自分もいるけど。エンゼルスの組織は7億ドルを2〜3年で回収する見通しがつかなかった。ドジャースはたぶん既に元取ってるけどね笑

▶僕が恋しく思わないのは、「大谷は非の打ちどころがなく、大谷の事を批判してはいけない」というあの風潮。エンゼルスのファンとして選手が悪いプレーをしていたら批判もする。けど、大谷に対してそれをすると責められた。

▶つまり、僕が恋しくないのは「大谷の注目度」。もちろん彼自身は何も悪くない。彼はそれだけ注目されるような選手だから。だけど、大谷目当てで乗り込んでくる人たち(具体名出してたけどここでは書かないw)、そういうのがね…。

▶だから、今季ある意味ホッとしている自分もいる。スーパースターではなく、MLB全体にとっては無名かもしれない選手を自由に応援できるこのポジションを心地よく感じている。「エンゼルス・ベースボール」に戻って、良いシーズンじゃないとしても、好きなチームについてどこがどう変わったとか、ここが成長したとかそういうのを話せることを楽しく感じている。

▶「オオタニの最後の年だからプレーオフに連れていかなきゃ」とかそういうプレッシャーもない。チームは強くはないけど、それも悪くはない。誰かのためにプレーオフに行かなきゃって思わずに済む。

▶オオタニの成功をもちろん願ってるし、彼を祝福してる。彼に対して怒ってもいない。ドジャースっていうのがイケ好かないけど、地区も違うし。

▶いつかエンゼルスの若手が注目を集めて、スーパースターがいるからではなく、チームとして、ひとつの集団として、脚光を浴びる日が来るかも知れない。それが僕の好きなエンゼルス・ベースボール。オーナーがチームを売却した後の話になるかもしれないけど、そういう日を待っている。それまでの間は、今はただ若手の活躍を楽しむよ。

(Podcastの内容紹介はここまで)


シェアしようと思ったのは、大谷翔平の移籍が決まって以来、エンゼルス関連の話題でモヤモヤする事が多かった気持ちが少し晴れたような気がしたから。

振られて逆恨みするストーカーのようになってしまった過激派現地エンゼルスファンがいるのももちろん知ってる。
でも、それがすべてではないはず。
MikeやJonのように感じてる人もたくさんいるんじゃないかな。
大谷翔平が去って祭りの後のような寂しさを感じているのも半分、余計な事で気を揉まなくて良くなったことにホッとしているのも半分。
それでもやっぱり大谷翔平という人間・選手を愛し、リスペクトしている。
率直な意見なんだろうな〜と思ったから、大谷翔平ファンとしては寂しく感じる部分や物申したい部分もあったけどw、素直に受け止められた。

最後のJonの言葉良かったな〜。本当にエンゼルスが好きなんだな、と訳しながら涙目になってしまった。

「良いシーズンじゃないとしても、好きなチームについてどこがどう変わったとか、ここが成長したとかそういうのを話せることを楽しく感じてる」
「チームは強くはないけど、それも悪くはない」

好きって、応援するってそういう事だよね、と。
強いから、勝てるから応援するわけじゃない。
好きな理由なんて人それぞれだし、理由なんてなくたっていいし、優劣なんて他人が決めることでもない。

私が常々苦手だなと思うのは、自分の好きな人やものを推すために、人の好きな人(もの)を下げるような意見。
長年色んなオタクをやってきて一番学んだことは「自分の大切なものが否定されることほと傷つくことはない」という事。
(推しが傷つけられるのを見るのが辛くて何度も寝込んだことある人w)
それが腹の底からわかったことはオタクをやってて良かったことかな笑
だから他の人の大切なものを否定はしたくない。
そんな事をここ最近も改めて考えてたから、Jonさんの言葉がすごく響いた。

だからといって、盲目的になり過ぎて、MikeとJonが語っていたようなウザい親衛隊にならないように気をつけないとな〜というのも改めて思ったw
それはまわりまわって推し本人にも迷惑をかけるからなー、と。
…ね!(とある界隈の過激派ファンをチラチラ見ながら)

なにはともあれ、MikeもJonも大谷翔平への愛とリスペクトを持って語っていたので、争いの種にならない事を願います。
荒れたら消します。
自分のせいで大谷翔平やエンゼルスが炎上するのは何より願ってないことだから。

時間的に2つのチームを深くは追えないから私は大谷翔平の移籍と共にドジャース応援に切り替えてしまったけれど、エンゼルスの選手は今でも大好きだし、いつかワールドシリーズでドジャースvsエンゼルスの戦いが見られる日を楽しみにしています。

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