見出し画像

建築豆知識『左官工事』

モルタル下地

  • 気温が5℃以下では施工しない。

  • モルタルがひび割れる原因は
    ・モルタル自体の自然乾燥
    ・紫外線、風雨等による経年変化
    ・地震等による外力
    ・気温の変化による伸縮
    ・施工不良
    などが考えられ、モルタルのひび割れを抑制することは非常に困難なので、水回り以外が極力乾式工法とする方が美観上好ましいと思います。

  • 防水下地の床及び立上りの塗厚は15mm以上とする。

  • 1回の塗厚は7mm以下とする。(床は除く)

  • 仕上厚又は全塗厚は25mm以下とする。(床は除く)

  • 床の目地割は2㎡程度とし、目地間隔は3m程度とする。


その他下地

  • 薄塗モルタルとして、しごき材(厚0.5~1.0mm程度)や薄塗材(1.0~3mm程度)のカチオン性セメント系下地調整塗材があります。
    カチオンとは陽イオンのことで、コンクリート等の陰イオンを帯びた下地との接着性を向上させた材料です。

  • セルフレベリングの塗厚は10mm程度とする。

  • セルフレベリングは床コンクリート乾燥後、清掃の上、吸水調整剤2回塗を標準とする。

  • セルフレベリングの養生期間は7日(低温の場合は14日)とする。

  • せっこう系セルフレベリングはセメント系セルフレベリングより若干強度が低く耐水性に劣りますが、ひび割れ難く比較的早く固まります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?