見出し画像

一人一人が、組織を作る

6/6
僕が塾講師としてアルバイトさせていただいている合同会社なんかしたい、という会社の活動報告会に参加しました!
そこでいろいろと思うことがあったので、noteに書こうと思います!

結論、活動報告会のなにが良かったのか。

活動報告会では、社員さんたちがどんな想いで活動しているのかについてプレゼンする時間がありました。
代表の清水大樹さんから社員さんに与えられたプレゼンテーマは、
「あなたは合同会社なんかしたいでこれから何をしたいですか?」
です。

それに対して社員さんの松下ひかるさんの答えは、

「分かりませんでした。」


…..すごくないですか?

活動報告会はもちろん、社外の方もいて、50人くらいの人が集まりました。そこで、
「これからやりたいことが分からなかったです。その代わり、合同会社なんかしたいの好きなところについて話したいと思います」
ってひかるさんのプレゼンが始まるんです。

社会人に限らずだと思うんですけど、あるコミュニティに所属していて、そのコミュニティの一員として活動する場合、(誤解を恐れずに言うと)多くの人はそのコミュニティの一員としての仮面を被ることを求められたり、無意識のうちに仮面を被ってしまうものだと思うんです。

でも合同会社なんかしたいの社員さんは、コミュニティの一員としてそこにいるというより、一個人としてそこにいました。いや、コミュニティの一員なのに、仮面を脱いでそこにいました。少なくとも僕はそう感じました。

僕はめっちゃ衝撃で、なんとも言えない気持ちになりました。強いて言うなら、間違いなく感動しました。でも他の感情も交ざってる感じ。なんだろう、と思いながら、今noteを書いてます。

合同会社なんかしたいは、こんなことを可能にする素敵な組織で、そんな素敵な組織は、メンバー間の人間関係の誠実さから生まれるんだろうと、勝手に思いました。誰かに任せることなく、ひとりひとりが組織を作っていった積み重ねの結果なんだろうなと、思いました。

そこから考えたこと

ここから、僕が所属している学生団体(アイセック同志社大学委員会)の話に逸れます。

僕の所属しているアイセックでは、「あなたのやりたいことは何ですか?」と問われることが多いです。
そして、その問いに向き合うことは大事だと思ってます。なぜなら、その問いの答えには自分らしさや、そのコミュニティでの活動を楽しむためのヒントが隠されていると思うから。
僕も問われ続けてきたし、僕もこれからみんなに問い続けるつもりです。

でも、そこに答えを出せなくて、いつか苦しむ時が来るかもしれません。
自分を見失ったような感覚や、何者でもない自分が認めてもらえない感覚、何者かでなければならないという感覚。
きっとあると思うし、僕は感じたことがあります。

でも忘れないで欲しいのは、「あなたはあなたのままで素晴らしい。」ということ。

ありのまま等身大でいることと、向上心を持ち続けること。それを両立するのは簡単なことではないです。でも、すごく大事なこと。

僕は、アイセックを、みんながありのままでいられる組織にしたいです。
表面的な言葉は好きじゃないからハッキリ言うと、同時に、現状それが出来ているとは言えないなとも思います。

みんなが自分らしく高め合える組織がいい。
みんなが足りない自分を認めて受け入れて、周りの仲間との「差」「違い」として受け入れて、もっと純粋に前に進むことや成長することにワクワク出来る組織がいい。

そして、そうゆう組織はトップダウン的に作ることができるものでは決してなく、
ボトムアップで、ポジションに関係なく一人一人が積み上げてみんなで作り上げていくものだと、確信しています。
「合同会社なんかしたい」で学んだことです。

ひかるさんのプレゼンで感じた、もう一つの感情の正体

noteを書き進めるうちに、ひかるさんのプレゼンを聞いて、感動だけではなかった理由が見つかりました。

僕がアイセックで、「あなたは何がしたいの?」って問いを投げるとき。
答えを出せないでいる人に寄り添えていた自信がなかったから、複雑な気持ちになったんです。
その問いの答えを出せることが良いことであるかのように振る舞っていた自分がいたような気がして、胸が痛かったです。

大事なのは答えを出すことではなく、その問いに向き合って考えてみることなんだ。
そのスタンスを、忘れてはいけないなと感じました。

今日は本当に、様々な気付きを得る機会となりました。
今回は特に印象に残ったこととしてひかるさんの名前を出しましたが、ほかの時間にも多くのことを学ばせていただきました。

貴重な時間を作ってくださった合同会社なんかしたいのみなさま、本当にありがとうございました。
あなた方と関わることができて、僕は幸せです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?