二兎のウサギを殺す夢
今日は忘れない内に
初夢として見た中々強烈な夢を
ここに記しておきます。
我が家で飼っているウサギを
殺さなければならない
という状況から夢は始まる。
玄関の前の廊下でウサギは
鼻をクンクンと動かしていて
本当に愛らしい。
それを夫婦で見ながらどうしたもんか
顔を見合わせている。
夫は自分がやるから
何もしなくていいよと言う。
そして、白い丸いお香の様な物を
ウサギの鼻先に置く。
殺鼠剤的なものだそうで、
煙を嗅ぐと即死らしい。
ウサギは煙を嗅ぐ習性があるんだと
夫は言いながらソレに火を付ける。
殺鼠剤ならネズミを殺すので許されないかな?と提案してみるが
いや、ウサギを殺さないとならないと夫に却下される。
ウサギを殺すのは、
もう決まったことで、
それは実行しないといけないらしい。
火を付けた白いお香の様な物の煙を
すぐにウサギはクンクンと嗅ぐと
パタッと横たわった。
夫はそれをサッと袋に入れて
私の方に運んで来た。
私はウサギに『ありがとう』と言う。
土には私が埋めると夫に言うが、
何もしなくていいよと言われて
さっとウサギの入った袋は外に
運び出されてしまった。
もう一兎のウサギも
何処からか出て来て、
玄関前の廊下でクンクンと鼻を鳴らして床を嗅いでいる。
外から戻った夫は
今度は黒いお香の様な物を焚く。
瞬く間にそのウサギも
パタッと倒れて動かなくなる。
夫はまた袋に入れて
こちらもサッサと外に運び出した。
土に埋められなかったな。
これが少し心残りだった。
玄関前の廊下には、
二滴の血液が丸く落ちている。
玄関から来たお客さんに
それに気付かれないと良いなと
私はボンヤリ思いながらニコニコと
その人に笑いかけて誤魔化した。
場面が変わり、
息子と大きな庭園のある美術館に向かっている。
その評判の庭園は
まるで絵のように形が揃い過ぎた
不気味なヒマワリが辺り一面に生えている。
景色も何だかワントーン暗くて
全てが人工的に映る。
これは本当に本物なんだろうか?
そこからグルッと反対側に出ると
明るく自然な木々や草花が生えている
とても心地よい場所に出る。
私は庭園よりもずっと、
ここの景色の方が美しいと思う。
ひまわりのエリアに戻りながら
この道を真っ直ぐ戻れば駅かな?
と考えている。
その駅から帰るには、
かなり混雑した駅を経由しないとならなくて、
息子はそれに耐えられるかなあ?
と少し心配しながら、
夕方が迫り来る時間に急ぎ足で歩いている。
目が覚めて、
ああ、うさぎ年は完全に終わったのだなと思った。
ようこそ辰年。
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