青木瑠璃子は嘘をつかない

絶対やらないって言ってたのに、とうとうウマ娘プリティーダービーを始めてしまった。ウマ娘という特性を持った女の子たちがレースで競い合うゲームなのだが、一番わけがわからないのは、レースの後にはライブが開催され、一位をとったウマ娘がセンターを務めるという。観客たちも完璧なコールをし、サイリウムの振り方も完璧。よくわからない世界観である。
なんでそんなゲームをダウンロードしたのかといえば、何もかも青木瑠璃子のせい、ということにしておきたい。私は悪くない。
青木瑠璃子というのは、ウマ娘プリティーダービーではエアグルーヴのキャラクターボイスを担当しておられる女性声優である。このエアグルーヴは作品内では生徒会副会長を務めているのだが、『女帝』という称号を持っていたりする。なので、瑠璃子さんを指す名称として『某・女帝声優』などという言葉を最近使ってるのだけれど、これはなかなかいい名称を思いついたなって自画自賛したいところである。

閑話休題。

『青木瑠璃子』と検索すれば、所属事務所の公開してるプロフィールやWikipediaだけでなく、瑠璃子さんが個人的に配信してるYouTubeのチャンネルが出てくる。2020年4月に期間限定で始まったはずの配信チャンネルなんですが、今も週1~2回のペースで続いてたりします。予告なしに始まるし、ゲーム配信だったり、雑談配信だったり。メイク配信なんかはアーカイブ残ってなかったりするんだよな。
いや、この瑠璃子が! 色んなゲームをやってる瑠璃子が! アプリゲームは移動時とかスキマ時間にやるもので、家では据え置き機かパソコンでゲームやるって言ってた瑠璃子が! ウマ娘が面白くてYouTube配信の回数がちょっと減ってたとか! 雑談となるとウマの話に流れがちだとか! 「サポートのころあず(田所あずさ・シンボリルドルフのCV担当)とはっしー(大橋彩香・ウォッカのCV担当)にめっちゃ助けられてるから」とか! すーぐウマの話をする!!ので!!!  よくわかんないけど、すっごく楽しそうで。でも、流行りのゲームは自分の公式番組(アイコン)でやるから配信はやらないって言うし! よくわかんないけど、めちゃくちゃキャラ育ててるみたいだぞ、おもしろそうだぞってのだけは伝わってくるというか。瑠璃子が話してる内容と、コメント見てたら、なんか手強いけど面白いゲームみたいだって思っちゃったんですよね。
しかもタイミング悪く、うちのTwitterのタイムラインもウマの話ばかりだったし。たまたま見てた『ゾンビランド・サガ』のCMで、今ウマ娘始めたら☆3キャラを選べるよ! なーんて言うから!!! それじゃあダウンロードしちゃいますか、って思っちゃったんですよね。
で、夜中のハイテンションのまま、ダウンロードしちゃったんだよね。それが運の尽きだったわね。

沼じゃん。こんなの沼じゃん。

本気で、必死で頑張ってるけど、時々ポンコツの女の子たちが可愛くて。いや、とりあえず瑠璃子の声を聞いてくるかー、などと思ったのがいけなかった。やっぱりドボンと落ちちゃったんですよね。だって、瑠璃子の声で「早くしろ」とか叱られるんだもん。でも、付き合いが長くなると信頼してくれて、ちょっとずつデレてくれるんだよ!? お正月に一緒に出かけたり、バレンタインデーにホットチョコレートをいれてくれたりするんだよ!? 
女帝という称号を持ち、女帝たらんとする彼女を助けて、勝利に導くというのは本当に甲斐のあるおしごとでした。いや、これは仕事ではなく『推しごと』だった気がするんだけどね。
とにかく、エアグルーヴさんを勝たせたくて。うまぴょいした時は本当に嬉しかったなぁ。

(『うまぴょい』とは : 3年間の育成の集大成、URA最終戦で優勝したキャラが歌える曲のタイトルが『うまぴょい伝説』なので、最終戦で勝つことを「うまぴょいする」と言い換えても、わかる人には分かるといつやつだったりする。なんで、グッドエンディング見れた報酬がこんな愉快な電波ソングなのかは謎ですが。それがウマ娘というものかもしれない)

ウマ娘の育成は手強くて。気難しい子やら、一筋縄ではいかない子が多くて。真っ直ぐ爆進してくれる子もいるけど曲がれないみたいな子もいて。いい塩梅にポンコツなのに、みんな必死で前向いて、貪欲に勝ちを狙っていって、負けたら本気で悔しがってするから、目が離せないというか、負けたら私の育成が悪かったんだってなるじゃないですか。だからどんどんのめり込んでしまう。
スキマ時間にしかアプリゲームはやらないって言ってた瑠璃子が、面白いからずっとやってるって言ったのは嘘じゃなかったなぁ、って。

で、ふと思い出したんですけど、いつだったか、瑠璃子さんが言ったと思うんです。「仕事柄、言えないことはたくさんあるから、結果的に隠し事は多いけど、瑠璃子は嘘をつかないよ」って。言えることに関しては嘘はない、みたいな。言葉は違うけど、そんなふうなことを配信の途中だったか、某公式番組だったかで言ってたんですよね。

瑠璃子は、嘘をつかない。
隠し事はしても、嘘はつかない。

これが、私の中にある、青木瑠璃子に対して持っている絶対的信頼みたいなものの理由の一つであります。

青木瑠璃子というひとは本当に頭が良くて、機転が利くし、回転が早いのです。そのあたりはスプラトゥーン甲子園や、シンフォニック・ゲーマーズの進行役とか、番組の進行役になった時にめちゃくちゃ発揮されるんですけど。
(で、シンフォニック・ゲーマーズの記事に瑠璃子さんのお写真みつけたのでURLはっちゃうんですけど )
個人の番組だと、何かやらかしても全て自分で責任を負うって覚悟が本人にあるので、ちょいちょいやらかしてたりするんですけど。対戦ゲームの途中で「女性声優なのに、それ大丈夫なんか!?」みたいな暴言をこぼしてたりするんですけど。そのへんは、瑠璃子の番組が出してるLINEスタンプに片鱗がチラ見えしてるんですけど。基本、ゲームやってる時ってやんちゃなんですよ、瑠璃子さん。そういう『やんちゃ』を発揮しても大丈夫だってことはきっちり計算してるとは思うんですけど。だって、青木瑠璃子だから。

YouTubeのゲーム配信ではもっとやんちゃで。敵の拠点を急襲するってクエストで、一人ずつ敵の勢力を削いでいくはずが、うっかり踏み込みすぎて見つかって、やべえとかぼやきながら強行突破、車に火炎瓶投げて爆破して巻き込み事故で複数の敵を一気に抹殺したりとか、鼻歌歌いながら敵襲してたり、ほんと容赦がないやんちゃっぷりを発揮してたりするんですけど。ホントに愉快な人なんですけど、しょっちゅう配信しててしんどくないのかとコメントで聞かれた時に、「仕事してる時は声を張ってるけど、配信の時は半分以下、3割くらいの声で喋ってるし。配信しなくてもゲームはどのみちやってるから、配信してもしなくても変わらない。しんどかったらやらないし」って言ってたから、多分それも嘘じゃないんだと思う。気乗りしなかったらやらない、やりたいことがあったら別のことをする、でも暇だったら仕事の前日、仕事先近くの宿泊先でも配信しちゃう(先日のニコニコ超会議前日の配信は、残念ながらアーカイブは残ってないけど。手持ちのウマ娘チーム編成をチラ見せしてくれて、レベルの高さについて理解が深まってたので、うひょーーーー、ってなったんだけど、アーカイブ残ってないんや(′・ω・`))。
そういう人なんだ、青木瑠璃子というひとは。

青木瑠璃子との出会いは、アイドルマスター シンデレラガールズという作品の多田李衣菜というキャラクターなのだけれども。青木瑠璃子という個人を意識し始めたのは、作品の公式番組 デレパ の進行役で。どんなゲストが来た時も、どんな話題に流れてもきちんと受け、打ち返し、綺麗にまとめる。進行役の相方、原紗友里のテンションが上がった時は、いい具合を見て引っ張る。原紗友里というひとも頭のいい人だけれども、青木瑠璃子は彼女のエンジンに対してブレーキをかけることなく回す、とてもバランス感覚のある人だな、と、番組を聞く事に思ったわけで。キャラクターのテンション高めの声とは違う、落ち着いた声がとても心地よくて。でも紗友里ちゃんに対するツッコミは容赦なくて(付き合い長いからこそできる容赦のなさ、という具合なんだけど、聞いててしんどくなるような展開にはならない絶妙のバランスなんだよな。うまく説明出来ないけど)

でも、『青木瑠璃子』が『青木瑠璃子はすげえ』になったのは、2017年のシンデレラガールズの5thライブツアー以降。
シンデレラの5thライブツアーは、ほぼ2週間おきのスケジュールで地方公演を6ヶ所、それぞれ2日ずつの合計12公演を、選抜メンバー15名ずつで行い、8月にさいたまスーパーアリーナでツアーの締めくくりになる2公演という、とんでもないライブだったんですが。このライブツアー、2ヶ所めの石川公演に出演してた瑠璃子さんが、最後の挨拶で「このライブツアーは、みんなで旗を繋いでいくけれども、1公演ずつレベルアップしていくから。お前ら、ちゃんと見てろよ」みたいなことをおっしゃいまして。その時は何気なく聴き流してたんだけど、4ヶ所目の静岡公演で、瑠璃子さんがセンターに立ってまして。

シンデレラガールズってのは、アニメ化もされてるし、アニメの主軸になったユニットの三人、同時期に活動を開始したプロジェクトの仲間という、ゲームの主軸キャラクターが存在します。この、メインの三人は不在、主軸になるアニメのメインキャストが揃っている訳では無い、アニメ放送以降、新しく役をもらって初めてシンデレラのライブに参加するというメンバーがいるという状況で、静岡公演の座長としてメンバーを引っ張るという大役をこなしてくれやがりました。石川公演の時にはすでに、次の公演で自分がセンターに立つことも分かっていたというのに「次はもっとレベルアップしてるから」と宣言し、その通りやってのけたのです。←分かってたのに言っちゃったってのは確かデレパで話して、紗友里ちゃんに爆笑されてた気がするんだけど、どうだったかな……?🤔
(地方公演が2週間ごとの開催だったから、奇数回と偶数回で別のチーム編成みたいな感じだったので、瑠璃子の言った『次』が3ヶ所目の大阪公演と、自身が出演する静岡公演の両方を指してた可能性が高いかな、って思ってます。ここはあくまでも私の推測ですが)
瑠璃子は嘘をつかない。それに気付かされた最初がこの時でした。たぶん、他にも細かく色々とあったはずなんだけど、一番色濃く覚えてる最初ってこれなんだよなぁ。
この時から、瑠璃子はすごいひとで、嘘をつかないひとなんだって意識し始めたんだよな。
静岡公演の最後に、次に繋ぐためのフラッグを持って退場する時、背中越しに振り返った時のドヤ顔がね!!! 本当にかっこよくて。「うん、負けたわ」って思ったんだけどね。
run(るん)さん、って、瑠璃子さんを大好きな絵師さんがいて、ライブの後に描かれたイラストがあってね、それにも射抜かれたんだけどね。本当にすごいかっこよかったんだ、静岡公演の青木瑠璃子は。
(あと、るんさんがライブ直後に描いてたラフと、ツイート。それもすごく好きというか、それなーーーって気持ちになったのでメモ代わりに貼るし)

で。
ウマ娘を始めてから女帝声優のことばっかり話してる私、一昨日初めて聞いたんですけど、ウマ娘の1stライブと、シンデレラの5thツアーは同じ年に開催されてるって。
マジかーーーって気持ちで日程を確認して、もう一回びびったんですけど。シンデレラの静岡公演2017年6月24・25日。ウマ娘1stライブが2017年7月1日。あの静岡公演のセンターつとめた直後に? うまぴょい???? 

青木瑠璃子はバケモノかwww

ライブツアーの途中でバトンを落とすわけにはいかない、次に繋がなければいけない、新しく参加したメンバーにもちゃんとライトが当たるよう気を配りつつ引っ張るとか。それだけでも大変な仕事なのに直後にうまぴょいしてるんですか?? えっ????

静岡公演のブルーレイのPV、な。

1stうまぴょい、な。

……って、静岡公演で李衣菜のソロ曲も披露してるじゃん(ºдº*)!! 瑠璃子ーーーーー!!!???

瑠璃子さんは前に配信で「ゲーム系の番組だからって全部受けてるわけじゃない。一応事務所には、どうするか自分で決めたいから確認とって欲しいって言ってある、って話をしてたことがある。つまり、今やってるファミ通のアイコンとか。ウマ娘研究会とか。たぶん楽しいからやってるんだと思う。瑠璃子は嘘はつかないから。
きっと、2017年の瑠璃子も、大変だし、しんどかっただろうけど、楽しんでやったんだと思う。だって瑠璃子は自分に出来る仕事、自分に任された仕事はちゃんと責任もって果たす人だから。
あー。瑠璃子はかっこいいなぁ。また静岡公演の円盤、見直したくなったじゃん。昨日のYouTube配信まだ見てないのに! 通知来てたの見逃してたんだよくそう。

で。
この話、オチをどこに持っていこうかなって思ってたんけどね。瑠璃子さんの話になると、取りとめもなく、いつまでもどこまでも語れそうだから。

とりあえず。これが一番きれいなオチになると思う。多分。

5月3日に、瑠璃子の番組に、ころあず(田所あずさ・シンボリルドルフ役)がゲストに来てウマ娘やるんだってよ!!!!!! 

きっと楽しい番組になると思うんだよ。だって、瑠璃子の番組だから。瑠璃子は嘘をつかないもん。ウマ娘は楽しいし、ころあずとどんな話をするのか楽しみじゃん。皇帝と女帝だよ! 会長と副会長だよ!!!!! 

いまのありへさんの目標は、女帝に勝負服を着せること。☆3引き換えでお迎えした皇帝にうまぴょいしてもらうことです。メジロマックイーンも、トウカイテイオーも、まだうまぴょいしてないし。やりたいこといっぱいあるなぁ。
シンデレラガールズの方も、総選挙っつって色々ややこしい時期だし。投票券集めるためにモバマスとかデレステとかやらなきゃなんだけど!

ありへさんがデレステでどうしてもフルコンとれない、多田李衣菜(cv : 青木瑠璃子)のソロ曲がこれなんだけどね!!!

ライブでは、左手にマイク持ってる以外、ダンスはほぼこの感じで披露してくれました。すごいかっこいいの、瑠璃子。振り付けの先生に「青木さんの長い手足を活かした振り付けにしました」って言われたやつ。腕ぐるぐるするとこ、すごく好きですw

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