インターネット老人会の年寄りの魂にはアイドルマスターの音がすでに刻まれていた、という話

(オチを先に言っておくと、知らない土地を歩いてたつもりが、突然、『ここ、昔住んでたとこのすぐ近所じゃん! つーか、なんで今の今まで気づかなかったん?』みたいな話です。でも、知らないうちにどこでもドアをくぐってたとか、なんか魔法使ったのかなってくらいのトリッキーさでみつけたというか、再会しちゃったんだ。うん、『再会』って言葉がしっくりくるかも。でも、どう説明したらいいかわかんないや。とりあえず、整理するためにもまずは一旦文章に起こしてみようと思います)

どうも。
インターネット老人会所属のありへさんです。インターネット歴は比較的長い方なんだけど、プロデューサー歴は浅め。まだまだ駆け出しのプロデューサーです。相変わらず、毎日アイドルと一緒にイベント走ってるよ。デレステ内のへもちょプロデューサーはレベル222、ランクSSの超売れっ子プロデューサーになってますけれども。
プロデューサーとはなんぞや? と言われるまえに回答しておこうね。アイドルマスターという、アイドルをトップアイドルへと導くゲームがありまして、そこではプレイヤーがアイドルを応援して活躍させる新米プロデューサーって立場でゲームを進行させるので、プレイヤーやゲームのファンはみんなひとくくりで『プロデューサー』と呼ばれています。アイドルマスターはいまやサービス開始から15周年、そこから生まれて、それぞれの展開が広がっているいろんなシリーズがあるのですが、どれもこれも全部「アイマス」、アイドルマスターです。(なんて乱暴な説明だw)

新米プロデューサーありへさんがアイマスに触れたのは、いわゆるデレステ、アイドルマスター シンデレラガールズの音ゲー『スターライトステージ』(通称:デレステ)に出会ったのがきっかけでした。かわいい女の子たちの3Dキャラクターが音楽に合わせて踊るってのに惹かれて始めたんですけど、楽曲を聞くようになったのはデレステから。アニメのシンデレラガールズを履修したのも、デレステを始めてからしばらく経ってからでした。
それからしばらくして、アイドルマスターの系譜の別シリーズの音ゲー、『ミリオンライブ シアターデイズ』(通称:ミリシタ)が実装されまして。あれ? アニメのアイドルマスターを履修したのは、ミリシタ実装よりあとだったはず。とにかくそんな感じで、アイドルマスターの原点である765PRO ALLSTARSのメンバーにたどり着いたのは、アイマスのシリーズに触れるようになってからずいぶん経ってからのことでした。
アイマスの歴史の流れから言うと、めっちゃ逆流しとるやん、ってことです。

まぁ、ええやないですか。逆流したって。おもしろかったからこそ、ちょっと今までの歴史みたいなのを振り返るというか、さかのぼったわけですから。まぁ、オタクの性というか。興味が湧いたら深堀りする、周りも掘っていく、根はとことんまで掘り下げる。オタクってそういう性質してるんです、仕方ありません。

で、さかのぼった結果、唐突に『インターネット老人会』の話が始まるわけです。はい、老人会のみんな、集合ー!

ありへさんがどのくらいの老人かというと、組曲「ニコニコ動画」が分かる程度です。ニコニコ組曲とも呼ばれてますけど。これが分かる人は、老人会メンバーね。
たぶん、最初はこれだったはずなんだけど。組曲『ニコニコ動画』。

インターネット老人会に所属してる人ならば、一度くらいは耳にしてると思うんです、この「通称・ニコニコ組曲」。いろんなバージョンがあるから、違う形で聞いてるかもしれませんけど。この曲についての解説にもあるんですけど、この曲は『組曲『ニコニコ動画』とは、ニコニコ動画で人気のあった曲をメドレー形式にした楽曲』なわけです。つまり、ここに使われている楽曲は、これが投稿された2007年時点で流行っていた投稿動画の寄せ集めということなわけで。

これのドあたまに組み込まれてる『エージェント夜を往く』ってアイマス曲やったんかーーーーーーー!

という気づきを、割と最近になってから得まして。マジでマジで! 気づいたの、つい最近なんだよ! アニマスを履修したときに、菊地真が大立ち回りやった回(確か8話)で「これ、どっかで聞いたことある……?」ってなったんだってば。
それから調べて、『エージェント夜を往く』は元々、菊地真の持ち歌であることを知るわけですよ。2007年の頃に見た動画はいわゆる『とかちつくちて』だ!  うわあ、なんで10年以上経ってから、そういうことを知るのかなー。
ずいぶん遠回りしてきたからこそ、『エージェント夜を往く』を双海亜美・真美に歌わせるとか、あれだけがっつりと菊地真っぽい強い曲を亜美真美風にアレンジしてしまえる下田麻美(←亜美真美の声帯を担当してる声優さん)って天才かな!? すげえなって思ったりとかしたんですけど、話が脱線しすぎるから、その話はとりあえず置いとこうね。

そういえば、『ごまえー』も知ってたよ! これは弥生ちゃんのソロバージョンだけど。「Go my way」って歌詞が「ごまえー」って聞こえるってんで、ごまえー弾幕が流れるのも知ってた! 聞いたことあったし、見たことがあったよ!

しかも、さらにしばらくして、ミリシタのイベントのときに流れてるこの曲!?  って気づきを得るわけなんですけど。これもインターネット老人会のひとは聞いたことあるだろう。てってってーである。私が出会ったのは酷道を走ってみた動画のシリーズで使われてたBGMなんだけど。そこで「てってってー」の弾幕が毎回流れてるのは見てたんだよ、それがまさかアイマスのBGMだとは知らなかったわけよ。当時はアイドルマスターって名前は知ってた気はするんだけど、『とかち』がアイマスだとかすら知らなかったんだよ。でも、アイマスはよくわからなくても『とかち』は知ってた。組曲はいっぱい聞いたからな。てってってーもたくさん聞いてた。あっちこっちの動画のBGMに使われてたからな。

一応ね、『エージェント夜を往く』の菊池真バージョンの動画も貼っておくね。2017年に発売されたPS4のアイドルマスター ステラステージの真ちゃんは、2007年の動画よりぬるぬる動くので! 真ちゃんのエージェント、かっこよくて良いんだよ!

デレステに出会って、アイドルマスター シンデレラガールズのアイドルたちに出会って。そこからアイドルマスターの系譜をたどったら、自分の過去に触れたという、なんとも奇妙などこでもドア。
アーケードゲームから始まって、モバイルで展開し、いろんなシリーズが生まれて、そして15年。それだけ歴史があれば、いろんな音や歌があって、いろんな場所で、気づかないうちにそれらにつながっていたりするわけで。
すごいな、15年って。アイドルマスターは今年で15周年です
ということで、15年をつめこんだ曲『なんどでも笑おう』のPVをここに貼らなければいけないと思う。この、15年の歴史を振り返るみたいなPVは、アイマスをずっと見守ってきたいわゆる古参のプロデューサーさんが見てきた景色そのものだから

多分、まだまだ私の知らないアイマスがあると思うし。これからも、どういうルートを通るかわかんないけど、また違うアイマス、新しいアイマスに出会うんだと思う。全然別の場所へ行ったつもりが、別のルートをたどって、とんでもないところからアイマスに戻ってくるかもしれない。それはそれできっと楽しいだろうし、きっと気づいた時には笑っちゃうんだろうな、って思います。

ルーツを知ろうとしてさかのぼったその先で、過去の知り合いに出会った、気分はそんな感じです。こんなふうに再会できるなんて思ってなかった。だから、すごく今が楽しい。本当に楽しいです。音楽って楽しいね。
だから、おっきい声で言いたい。

アイマス最高!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?