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symbol faces発売

大林宣彦監督の"青春テンデケデケデケ"でラジオからながれる「パイプライン」に主人公のちっくんと同じタイミングで受けた衝撃。

姉がカラオケで歌っていた「リンダリンダ」をはじめて聴いたときの驚愕。

溜まり場だったともだちの家でみんなで「童貞ソー・ヤング」をはじめて聴いたときの快感。

それ以来だったんじゃないか。
最高は最低で、最低は最高なんじゃないか。
毛皮のマリーズのポスターをどこかのライブハウスで見かけたけど、なぜか聴く気にならなかった。当時聴く音楽は洋楽ばっかりだったのと、日本のガレージぷんぷんなバンドが苦手だった。見かけたポスターにはどこかそんな雰囲気があった。しかし、なにかのフリーペーパーで毛皮のマリーズの記事を読むことになる。当時リリースした『ビューティフル』のインタビューだったのか。見出しには「2008年のリンダリンダ」とある。。
まさか、という気持ちで後日パソコンの前に座りYouTubeで毛皮のマリーズを検索して『ビューティフル』のMVを観た。
。。。。。。。
。。。そういうことか。。。こりゃすげぇ。。演奏の上手い下手なんて関係なかった。MVも完璧。曲にぴったり。

「リンダリンダ」が"ドブネズミ"。
「童貞ソー・ヤング」が"童貞、またはオナニー"。
「ビューティフル」が"統合失調症"

軽蔑されかねないこれらが、なんだかぼくに生きる美しさを教えてくれた気がした。
もう世界が変わっちゃうってこと。最高が最低だし、最低が最高だ。これで確実に確信した。
そういう音楽が好きだ。

5月の下旬、ぼくらmyeahnsはお台場・フジテレビに行くことになる。【Love music】の収録。
セカンドアルバムsymbol facesに収録される『オレンジ』を歌いに行ったのだ。
収録前にスタジオの前室に行くと前のバンドがインタビュー録りをしていた。やはりボーカルの人はかなり高身長にみえる。赤いボーダーのTシャツがよく似合う。収録が終わったようで「お疲れ様でした」とスタジオ内から声がすると、前室に戻ってきたその人は、ぼくのパンツを見るないなや

「あっ。どうも。カッコいいパンツ、、、」
と言って、ぼくも照れながら「うへへ、、、いやいや、、、(かっこいいのいっぱい持ってるでしょう!!!)」とわずかに会話をしてぼくはメンバーの誰よりも早くスタジオに入った。

セッティングをしてカメリハ。雄介はカメリハ後〜本番前の15分間、喫煙所で憧れの人に会えるかもと、ひたすら待ち、やってきたものの緊張で話しかけられず、結局その喫煙所で人生初のタバコ5本連続吸いを達成したらしいが、会話にも成功。しっかり写真まで撮って戻ってきた。待ち受けにしてるらしい(笑)。本番ギリギリに雄介もやってきた。デッカいカメラに囲まれて僕らは演奏した。音が出ればこっちのもんだ。本番のあとはインタビュー。楽しい収録。
放送はどんなことになってるんだろう。まだ誰も知らない。

フジテレビ系列「Love music」。放送は6月27日(日)25:30~26:25。
TALK&LIVE GUEST:
GENERATIONS from EXILE TRIBE
LIVE ARTIST:
ドレスコーズ
myeahns

そう。もうわかっただろう。ぼくは、へんみはあの日、"志磨さん"志磨遼平に会ったんだ。

そして本日はいよいよsymbol facesの発売の日。
続きはまたの機会に!

Jun 23, 2021

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