私が運送業について思う事
運送業について
その簡単な歴史
と、言うほどでもないが、1880年ごろに明治政府が成立すると、『逓信省(ていしんしょう)』というものが内包されました。
今でも郵便番号の前に付く『〒』はていしんしょうのテなのだそうです。
それが郵政省を経て、有名な小泉内閣による郵政民営化によって日本郵便(Japan Post:JP)となるわけです。
それ以外にも運送業は数多あるわけですが、私が知っている限りではJPを紹介する他ありません。
その内情
というと、スキャンダラスな事を想像する方もいらっしゃるでしょうが、それは私の知る由もないこと。
この稿では、その中で働く人々について、私の認識に基づいて記述していきます。
その前に、まずは私の経歴からお話ししなければなりません。
なぜならば、それが彼我の温度差、常識差を明確にするからです。
私は、長いことシステムエンジニアを務めてきました。
ただ、中頃に医療事務を3年ほどしていたこともあります。
総じて言うと、デスクワーク中心でした。
(医療事務はデスクワークとは言い難いですが)
ここまでの常識は、あくまでデスクワークとしての文化、常識、お作法でした。
人々はとてもシステマティックに動き、マニュアルから外れず、熱くなることなど皆無、皆ジェントルに振る舞うのでした。
しかしながら、急に運送の世界に入り込んだ私は、これまでとの違いに驚きました。
彼らは、常に熱く、仲間とのつながりを求め、困っている者がいない探し、いれば助け合う、そんな人達でした。
私は戸惑いましたが、まずは身を委ねてみようと思い、そのように行動しました。
それはとても居心地の良いものでしたが、一つ困ったことがありました。
彼らは、いわゆる『車好きのヤンキー上がり』だったのです。
仕事中にライングループでお互いに得意なエリアの事を教え合ったり、トラブルに当たったりするのですが、その最中にも「おい、早く渡れよババア!」とか「なんだよその路駐は、〇すぞ!」など言いたい放題です。
また、際限のない下ネタや身内サゲなど、聞いていられないほどです。
しかしながら、彼らはお互いに助け合い、途轍もない数の荷物を配達して行きます。
今の所、私はおとなしくしていますし、いずれ彼らの仲間に入るのかもわかりません。
しかし、可能なのであれば、彼らほどの配達能力を一日も早く身に着けたいものです。