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Technical Writing Meetup vol.34に登壇しました!

こんにちは。株式会社Helpfeel、テクニカルライターグループでリーダーを務めているsekiyaと申します。

いきなりですが、「Technical Writing Meetup vol.34」に登壇しました!
このイベントはテクニカルライティングをテーマにした技術者向けのミートアップです。さまざまな企業のテクニカルライターが集まり、業務の魅力、求められるスキルや経験を現場目線で語り合いました。
なお、このイベントはTechnical Writing Meetupコミュニティで主催したものです。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

【オフライン開催】Technical Writing Meetup vol.34
https://tw-meetup.connpass.com/event/323372/
※2024/7/11 イベント終了済

Technical Writing Meetup Xアカウント
https://x.com/tw_meetup_jp

当初、企画を耳にしたsekiyaはかなり気軽に「やります」と言ってしまいました。
ウェビナーで話者を務めた経験があったり、普段からリーダーとしてファシリテーターを務めていたりしていることから、「まぁ良い経験だ、なんとかなるだろう」くらいに思っておりました。
が、他の登壇者のお名前を見て急にビビり始めました。

  • 司会進行

    • 古木亮太朗さん:LINEヤフー株式会社 テクニカルライター

  • パネリスト

    • 8chari(はっちゃり)さん:株式会社SmartHR UXライター

    • 小林智子さん:サイボウズ株式会社 テクニカルライター/UXライター

    • 佐藤慎也さん:株式会社primeNumber プロダクト開発本部 Integrated UXグループ テクニカルライティングチーム シニアマネージャー

おお……名だたる企業だ……シニアマネージャーさんまでいらっしゃる……。

そして、よく確認するとウェビナー形式ではなくリアルイベントとのこと。
普段から人前(実際はモニタ越し)で話をしているとはいえ、リアルの聴衆を前に登壇してお話をするのはほぼ初めてでした。

※Helpfeelは全従業員がリモートワークで勤務しております。
雰囲気を詳しく知りたい方は、当社ブログの「Tag:リモートワーク」をご覧ください。
https://corp.helpfeel.com/blog-tags/remote-work

繁忙期が続いていることもあり、正直ほぼ準備無しで当日を迎えてしまいました。
ま、トークテーマはテクニカルライティングですし、腹を括っていくしかない心持ちでした。
ここからは、私が登壇時に語ったことをハイライトでお送りします。

テクニカルライターの役割は?

当社のテクニカルライターのおもな役割は下記です。

  • お客様からいただいたFAQの文書を編集し、Helpfeel上で探しやすく読みやすいコンテンツにブラッシュアップします。

  • 端的に言い換えると、検索性を上げるための辞書づくりをしています。

※詳しく知りたい方は、当社ブログの「Tag:テクニカルライティング」をご覧ください。
https://corp.helpfeel.com/blog-tags/technical-writing

プロダクトのエンジニアと関わることはある?

コードを直接見ることはほぼありませんが、エンジニアとの距離はかなり近いと思います。
Helpfeelのプロダクトはまだまだ発展途上です。日々、社内では研究と開発が進められています。
進化の波に乗りつつ、テクニカルライターとして貢献するために、エンジニアとの情報交換は欠かせません。

求められるスキルは?

大前提として、分かりやすい文章を作成できる必要があります。
プラスアルファとして……

  • お客様から頂く、さまざまな業界のFAQを読み解く力

  • プロダクトの機能追加など、変化に応じて勉強していく力

  • 仕事をどう進めるか自分の頭で考えつつ、仲間と調整して決めていく力

……などなど、総合的な力が求められます。

ただ私は、個人がすべての方向で合格点を出すことは難しいとも考えています。
メンバーそれぞれが得意な領域を活かし合い、チームとして成果を出していくことが大切です。
このことは、チームの拡大によって、より強く思うようになりました。

※Helpfeelのテクニカルライターはこの数年で大幅増員しています。
2021年6月時点では2人でしたが、2024年7月時点で18人にまで増えました。

テクニカルライターになったきっかけは?

私がHelpfeelへの入社を決めた要因は、ひとえにプロダクトの良さでした。
FAQなんて「役に立たないものの代名詞」くらいに思っていましたが、このプロダクトがあれば変わるかもしれない、世の中にインパクトを与えられるかもしれない、と思ったことが大きなきっかけです。

事業会社に入社して良かったことは?

エンジニアをはじめ、より多くの他部署と関わりながら、前のめりに仕事ができることです。
自分から情報を取りにいったり、課題を見つけて解決策を提案したりと、自走が鍵になります。
大変でもあり、面白くもあります。

………………

また、ご一緒した方々が語られていたお話についても、sekiyaが印象に残った点について少し紹介します。

手早く叩き台を作るのが大事。アウトプットは作品ではない、業務効率を上げるためのもの。

8chariさん(SmartHR)

スピード大事ですね。手を動かすことで、脳が勝手に動く気もしますし。

事業会社は生の情報に触れられる。開発の情報も、ユーザーの声も。

8chariさん(SmartHR)

自社プロダクトに関わってこその面白さですね。
正直な反応は励みになるので、私も積極的に情報を取りに行こうと思います。

このドキュメントは何のためにあるのか、何を伝えるものなのか」を深堀りしたうえでのライティングが大事。

小林智子さん(サイボウズ)

つい忘れがちですが、大事な原点ですね。
私も、自己満足ではない、伝えるためのライティングを心がけます。

kintoneはユーザーからも商品の情報を発信してくれる。愛されている製品に関われている実感がある。

小林智子さん(サイボウズ)

うらやましい!Helpfeelもこうなって行きたいですね。

上流工程に関わることでバリューを出せると思った。例えばローカライズを見越したUI設計。

佐藤慎也さん(primeNumber)

レベルが高い……UIや翻訳を含んだ幅広のスキルが必要ですね……すごい……。

自分がやりたいライティングに関わるには、メーカーの内部に入るのが手っ取り早いと思った。

佐藤慎也さん(primeNumber)

自社プロダクトのライティングには、制作会社では触れられない魅力と難しさがありますね。

こんな感じで約1時間の登壇を終えました。

業務内容は各社でバラバラですが、テクニカルライターという同じ職種であるためか、どこか楽しさやお悩みが共通しているように感じました。
おかげさまで、刺激的かつ有意義な時間を過ごせました。
会場をご提供いただいたサイボウズ様をはじめ、関係者の皆様にはあらためてお礼を申し上げます。

最後に、Helpfeelではまだまだテクニカルライターを募集しています!
最近はテクニカルライティングそのものよりも、業務の整理や調整という領域に注力して募集しています。
その他の職種を含め、詳しくは当社の求人ページをご覧ください。
https://recruit.helpfeel.com/

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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