章は黙って進んでいく。

生きていくにあたって、人生には章みたいなものがあると思う。

それは、学生、社会人、みたいな外からも見える段階的なものもあれば、
病気をして生活が変わった、終わった恋の整理がついた、といったもっと個人的なものの時もある。
後者はおおむね、章には名前などつかず、時には章が進んでいたことに気がつかないまま、
黙って次の章に進んでいく。

8月に第二子を出産予定の妻が、今日から安定期に入った。
2度目の検診の時に、胎嚢が小さいと診断されたくさん心配もしたけど、
その後順調に大きくなって週数相応の成長をちゃんとしてきている。
今年に入ってからつわりがひどい時が多く、辛い思いをしてきたが、
そろそろそれも落ち着くかもしれない。
もっともそこには根拠はなく、1人目の時のつわりがこのくらいのタイミングで落ち着いたから
今回もそろそろ落ち着いてほしいという希望的観測なだけかもしれないが。

しかしそれでも、その希望的観測にすがることができる時期に入ったというだけで
もう十分に嬉しい。

妻以外のつわりをしっかり見たことはないので人との比較は難しいが、
友人から聞いた話やネットで見た話からすると、
妻のつわりはハードな部類のようだと夫婦で判断している。

私は仕事がありながらも、できる限りのサポートはするよう心がけてきたつもりだ。
どこまで支えることができたか分からないが、
つわりの終わりを心から喜べる程度にはエネルギーを費やしてきた。

つわりが終わることが期待できる時期に、今日突入したのだ。
それを心から喜ぶ余り、noteのアカウントを取って、何年ぶりかに文章を書いている。
章は黙って進んでいく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?