見出し画像

たった1日の作業で毎月3万円の不労所得が手に入る。初心者でもできる、Webアプリ開発術

それ、詐欺では?

「たった1日の作業で毎月3万円の不労所得が手に入る」と聞けば、ほとんどの人が「そんなうまい話あるか!」と憤ることでしょう。

実は、これを実現するためには、ある程度の基礎知識が必要です。

具体的には、

・レンタルサーバーを契約している。または、自分でレンタルサーバーの申し込みと使用開始ができる。

・自分のドメインを持っている。または、自分でドメインの購入と使用開始ができる。

・HTML、CSS、JavaScriptについての基礎知識を持っている。

上記3点です。

逆に言うと、この3点さえクリアしていれば、誰でも実現可能と言えます。そう、誰でもです。

どうして「誰でも」と言い切れるか?

みなさんは、自分でWebアプリを作って公開したことはありますか?

もし経験がない方は、以下のコードをコピペして自分のレンタルサーバーにアップしてみてください。

<html>
  <head>
    <title>Hello Worldを表示させるWebアプリ</title>
  </head>
  <body>
    <script>
      alert('Hello World');
    </script>
  </body>
</html>

上記のコードが理解できて、そのまま自分でWeb上に公開できれば、これであなたも立派な「経験者」です。

ただし、これでは人は集まらない。

Webアプリの収益化には、大きく課金型と広告型に分けることができますが、課金型で収益化を実現するのは初心者には少しハードルが高いため、本書では広告型にフォーカスを当てて解説します。

広告型の場合、一般的に、1PVあたりの獲得単価は0.3円程度と言われています。

つまり、月に3万円以上の広告収入を得るためには、月間10万PV以上を目指す必要があるという計算になります。

もしあなたがブログで月間10万PVを達成しようとすると、数ヶ月から数年間にかけてコツコツと記事を書いていく根性と覚悟と忍耐力が必要です。

ブログを始めたほとんどの人が収益化に至らず、途中で辞めてしまう理由がここにあります。そう、一言で言うとかなりしんどい道のりです。

それに比べ、Webアプリならどうか?

Webアプリはブログと違って、一度作っておけば、更新の必要がないため、正真正銘の不労所得を得ることができるようになります。

そう、たった1日で使ったWebアプリをしばらく放置しておけば、勝手に人が集まり、勝手に収益化ができるわけです。

ただ、ここで最も大事なことは、「何を作るか?」に限ります。

前述したような、ただ「Hello World」を表示させるだけのWebアプリは誰も使ってはくれません。

Webアプリは誰でも作れるが、誰もがヒットするWebアプリを作れるわけではありません。

Webアプリは「何を作るか?」が全て。

Webアプリをヒットさせるために、SEO対策だ、Webマーケティングだ、と様々な工夫と労力が不可欠と言う人もいますが、そんなことはありません。

最近のGoogleはかなり賢いので、わざわざSEO対策などしなくても、「ユーザーにとって価値のあるもの」と判断されれば、検索順位は勝手に上がります。

また、月間10万PVを目指すのであれば、お金のかかるマーケティングなどは不要です。

まずは、「どうやって集客するか」ではなく、「何を作るか」だけを考えれば十分です。

お金をかけたマーケティングなどは、月間10万PVを達成してから考えればいいことです。

「何を作るか」を、どうやって決める?

もしあなたがWebアプリを作って公開した経験があるとして、それがうまくいかなかったとしたら、その原因は何だと思いますか?

ほとんどの場合の理由は、「需要がないから」です。

多くの個人開発者は、自分がほしいものを開発しがちですが、自分の需要が他人の需要と一致するとは限りません。

もしあなたが作ったWebアプリが多くの人にとって需要のあるものだとしたら、あなたが何の宣伝活動をしなくても自然と検索順位が上がり、多くの人が使ってくれ、収益化もできたはずです。

では、「多くの人にとって需要のあるもの」をどうやって見つけるか、まずはその一歩として、「すでに多くの人に使われているもの=需要のあるもの」ということに気づくことです。

TTPとTTPM

あなたは、「TTP」という言葉を聞いたことはありますか?

TTPとは、「徹底的にパクる」という意味の言葉です。

冗談かと思われるかもしれませんが、一応ちゃんとしたビジネス用語として使われています。

すでに成功しているモデルを見つけて真似することが成功につながる、ということですが、Webアプリ開発において、TTPだけでは成功できません。

真似した上で、さらに改良をする必要があります。これをTTPM(徹底的にパクって、磨く)と言います。これまた、ちゃんとしたビジネス用語です。※TTPS(徹底的にパクって、進化させる)という言葉もあります。

Webアプリを成功に導くには、「何を作るか」が最も大事。「すでに多くの人に使われているWebアプリを真似してさらに改良すれば、成功につながる」という法則がおわかりいただけたでしょうか。

どのWebアプリがどれくらい使われているか見極めるべし。

さて、どのWebアプリを真似すれば良いか、まずはリサーチです。

例えば、「webルーレット」というキーワードで検索をかけてみましょう。すると、

このように、似たようなWebアプリが複数表示されますので、今度はそれぞれのサイトがどれくらいのPVかを調べてみましょう。

使用するツールは、SimilarWeb(https://www.similarweb.com/)です。

サイトの月間PV数を見るだけなら無料で使用可能です。

キーワード「Webルーレット」で検索順位4位のeasy-roulette.comの場合、月間PV数が約114,500件であることが確認できます。

単純計算ではありますが、10万PVを超えているので、月間収益は3万円を超えていると予想できます。

もしあなたがこれらのアプリを参考にして、より使いやすいWebルーレットアプリを世に出し、Google検索で4位以上を獲得することができれば、毎月3万円以上の収益を得ることができることになります。そんなに難しくない気がしませんか?

「初心者の私が自力でルーレットを作るなんて、無理!」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

Googleで「javascript roulette」と検索してみてください。様々なコードやプラグインが存在することがわかります。この中から好きなものを選んで早速作ってみましょう。

次の章からは、筆者が実際に1日で作って現在も公開中のWebアプリを具体的に紹介しながら「何を作るかどうやって決めたか?」、「どうやってたったの1日で作ることができたか?」などについて解説していきます。

ここから先は

2,459字 / 1画像

¥ 9,800

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?