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私が竹歯ブラシを贈る理由

⚫︎⚫︎こちらのnoteは⚫︎⚫︎
エコおたく、健康おたく、
ある時はカメラマン、
またある時はバリスタ、
子どものような大人の女が、
主に自然のこと、体のこと、心のこと、
日々のちっちゃい気付きを書き留めます。
⚫︎⚫︎Rii⚫︎⚫︎


私が竹歯ブラシを贈る理由。

一言で言うと、大好きな自然が将来も残っていて欲しいから、です。
退職の際にたくさんプレゼントをいただき、
何かお返し、お礼がしたかった。
でも、何がいいか、本気で迷いました。

私はエコおたくです。
できるだけ脱プラに挑戦しているので、
日本の「贈答文化」は控えめに言って一大事です。
どんなに「残らない物」を選ぼうとしても、
食べ物や消耗品を選ぼうとしても、
プラスチックに包装されていて、
どうしてもゴミを出してしまいます。
とくに「プレゼント」とは、
何か見た目がキラキラとしていないといけない、
そんな風潮があります。

でも、ゴミは贈りたくないのです。
なぜか?
プラごみが海を汚し、私たちの食べている魚の体にプラスチックが溜まっていること。
ゴミを燃やしたり処理したりすることにわたしたちの税金が使われていること。
地球上のほとんどのビジネスには炭素の排出が不可欠でありその炭素が地球温暖化を加速させ気候変動に繋がっていること。
などなど包括的な理由がたくさんありますが、
とにかくゴミは出さないに越したことない。
そして「少しくらい良いやろう」は蓄積すると大きくなるからです。

そこで苦肉の策とも言えますが、お返しには、
竹歯ブラシを贈りました。10本。
竹歯ブラシは去年から自分でも使っていて、
プラスチックの歯ブラシとなんら遜色ない使い心地です。
むしろ、プラスチックの歯ブラシを使っていた時より、長持ちしています。

竹歯ブラシの何が良いのか?
それは、まずプラごみを出さないこと。
そして、竹の成長が早いことから、
その他の種の木々を伐採して成長を待つより
ずっと効率がよいこと。
根による炭素の保持能力の高さが、
温暖化を遅らせる役割に繋がっていることです。

難しい話になっていくのは私自身苦手なので
この辺で。
とにかく贈り物として私にとっての今のベストな選択でした。
そしてプラごみではなく紙の箱に入れられていたのでホッとして。
プレゼントとしてせめてもの引き立て役に小さな紙袋をいただき、そちらに入れて渡しました。

歯ブラシもらったってどんな気持ちやろう?
と心配したけれど、予想外に喜んでくれたのがとても嬉しかった。
そして、「竹歯ブラシの存在を知らなかった」と言ってくれた方もいて、
その存在を伝えられたことだけでも、
良かったと思いました。

少しずつ「過剰包装の見直し」「簡易包装」
「エコバッグ」「マイボトル」などなど
私たちの日々の買い物でのエコは進んでいるように見えるけれど
実はとっても遅れています。
何より、根付いた習慣を変えるのは
なかなか難しい。
だからこそ私は、少しずつ、でも妥協せず、
私に出来ることを考え、
今現在でのベストな選択をしていきたいです。

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