見出し画像

1122 感想と自分の過去話

1122 ドラマ版

全話観ましたーーーーー



※ちなみに原作はだいぶ昔に
 2巻まで無料だったので
 その時に読んだ記憶あり




婚外恋愛許可制
女性向け風俗




と聞くと、だいぶヤバいテーマ?
よくあるドロドロ系?

と思うよね?

でもね、違うんです。




特殊っちゃー特殊なのかもしれなくて

共感しない人は全くしない話かもだけど、



私は共感できるところ満載でした・・






========================

以下、ネタバレありのざっくり感想です。

そしてちょいちょい自分のプライベートすぎる話もぶっ込んでいきます。



まず、さ、、、


夫婦って

セックスをするのが当たり前なの?

子どもがいるのが当たり前なの?


なんでこの二つを満たしてないと
「夫婦として難しい」ってことになるの?





いちこちゃんが
フリーランスになりたての頃に
性欲減退しちゃって

おとやんに冷たいことを言ってしまうところ


私はとってもリアルに感じました。


というか私も性欲は基本「凪」だから・・




それ(私は性欲ないから外で性欲処理してきていいよ!ってこと)をそのまま本人に言ってしまうのは流石にまずいけど

思ってしまう気持ち、わかるんだよね。




女には「たまる」って感覚がわからないし

しないとダメなの?
しなくても仲良いし、
ハグや軽いキスで心満たされない??
なぜセックスなの??


って、前の結婚のときからの疑問だった。



私にとってセックスは
恋愛時期の燃え上がってるときに行う行為で、

そのピークを超えてしまうと

自分の体型のコンプレックスとか
夜は眠いとか
朝は明るいとか

なんか別のことが引っかかって


それどころじゃないというか




恋愛の時期はそんなもの
スッコーーン!ってどっか飛んでって

はいどうぞー!ってなるのにね、不思議。





加えて前の結婚のときは

セックス=子作り と感じる部分が多くて
そのプレッシャーも辛かった。


そんな気持ち、言っても
男の人にはわからないだろうなと思って
自分の気持ち伝えることも諦めてた。

(逆に私は男の人のセックスしたい気持ちを
完璧には理解してあげられないし)


そうやってお互いの話をしないまま
表面上は仲良くしていたけど

ついに(元)夫から「離婚したい」って言われちゃったんだよね



・・・ごめん自分の話、長いよね




話を戻します



で、おとやんは生花教室に通い始めて
趣味と不倫相手の両方を一気に手に入れる。

(また己の話でごめんなさいなんだけど、
私も(元)夫の自由でマイペースな生活とバランスをとろうと
バンドを始めたり、SNSでの交流を深めたりと趣味第一の生活をしていました)



で、ウキウキワクワク楽しそうなおとやんを見て
いちこちゃんはモヤモヤしだす。

そしてついに女性向け風俗初体験を果たし、
セックスの素晴らしさを再認識する。


れいくん(風俗店の若い男の子)と致した後に、泣いちゃったいちこちゃんに
もらい泣きしてしまいました。

(これは完全に高畑充希ちゃんの演技力にやられた!!!!)


もちろんそのセックスはお金で買ったものだし、愛とか絆なんてないセックスなんだけど、

れいくんの一つ一つが丁寧で、
気持ちよくさせよう満足させようという優しさだったり思いやりだったり、、、、

きっとそういうのを感じて涙が出たんだと思う。

お互いにそういう気持ちが溢れたセックスは、絶対気持ちいいし、
涙が出そうになるんだよね。



何年も生活を共にした夫婦で
そういうセックスを何年もしてるよって人たちがもしいたら

ほんと国宝レベルだと思うのよ。





結果的に、れいくんも風俗のお仕事をやめて
普通の大学生として
いちこちゃんを支えたい、もっと知りたいと思うようになるんだけど、

いちこちゃんからするとやっぱり
「住む世界の違う若いイケメン男子(元風俗)」でしかなくて。

そりゃ現実の彼にするには
いろんなこと思って無理だよなー。わかる。



でも想ってもらえるのは嬉しくて
ついついカフェとか動物園くらいには一緒に行っちゃう気持ちも、わかるわかる。



一方おとやんは、「俺ってクズ?」と自分で言ってたけど(このシーン笑った)

クズというより
とにかくべらぼうに優しいんだよ、アンタ!


岡田将生くん好きとしては
こんなにかっこよくて優しかったら
そりゃあ婚外恋愛も許可するわ!
って思っちゃうけど、、、ダメだよね、うん。


剣山事件は痛そうすぎて
顔ずっとしかめっつらになってた笑

ホテルの人の対応が良くて
そこでようやく笑えたけど


最後の最後に「お互いの家族大事にしよう」って美談でまとめられたら
たしかに刺したくなる美月の気持ちもちょっとわかる(笑)

でもあそこでもしセックスしてたら
第二子妊娠発覚のときにややこしくなるし、
ほんとしなくてよかったね!



にしてもあそこで普通に美月を帰すところとか、ほんとおとやん優しすぎるでしょ!



美月は原作のイメージとはだいぶ違うなーというキャスティングだったけど、

それでも元アイドルのかわいらしい風貌から、あんな普通の主婦感が出せるなんて!!

絶妙な辛気臭さがよかったです。褒めてます。


そして高良健吾、、、、

かっこよすぎ、似合いすぎ!!笑

急に後半良い夫になった感否めないけど、
それは美月ががんばって向き合った結果なんだよね。

しろうさんが底なしの嫌な夫じゃなくてよかったよ、ほんと。

(ここの二人については特にこれ以上感想なし笑)


後半。

いちこちゃんの風俗体験がおとやんにバレて、おとやんキレて家出(笑)

視聴者みんな「どの口が言うてんねん!」



というかそもそも風俗行くことをおとやんに話しておくことはできなかったんかな??
そこはやっぱり恥ずかしいのかー??

おとやんは「好きな人とするセックスとお金で買うセックスは違う。後者のほうが悪!」みたいに言ってたけど、
世間的には逆だよね??

恋愛感情のあるセックスされたほうが嫌じゃない??



で、そこから別居してお互い見つめ直して
それでもやっぱりお互い一緒にいたいねってなる。


普通ならここでハッピーエンドっぽいけど、
さらにもうひと山。


突然いちこちゃん、

まさかの子どもほしい宣言!


ここで最初に話した疑問に戻るんだけど、
いちこちゃんおとやん夫婦、全然子どもいなくても楽しそうだし、なんで子どもいないとダメって思ったんだろー?


まあとりあえず不妊治療してみよう、二人でがんばってみようってのはいいとして、

結果的にいちこちゃんが不妊治療の辛さに参ってきて、「夫婦なんだから子どもがいないと」という概念に押しつぶされて、

夫婦という枠組みを外したい、離婚したい

そういう結論に至るわけだけど、、、、





また己の話ぶっ込むけどさ、

これ、私がおとやん立場で
(元)夫から言われたことなのよね。

「子どもができないのが辛いから
いっしょにいるのが辛い。
〇〇(私の本名)は何も悪くない。
俺の問題だから。」


散々ケンカしまくったり
すれ違いまくったりしてる夫から言われるなら
「うん、私も辛いから別れたい」ってなるけど、


一緒にいるのが辛いって
全然こっちは思ってなかったから、

そんな風に思ってたの?!って

ドーーーーンって後ろから
突き飛ばされたような衝撃と痛み



あれは本当に本当に辛かった・・・



だからあのシーンの岡田将生くんの涙に
涙が止まりませんでした。


何もしてほしくない

何もしてあげられない




夫婦なのにさ

それ言われたら終わりだよね。




はたからみたら、

それですぐ離婚するの?!
しなくてよくない?拒めばいいじゃん

って思うかもしれないけど、


あんなふうに言われたらね、
わかったよって言うしかなくなる。



でもおとやんは私と違って超がつく優男なので

離婚のあともお互いに「大切な存在」に変わりなかったけど


私のリアル離婚の場合は

私が「お望み通り離婚してあげるから解決金払ってほしい」の一言で(実際はこんな言い方してませんよ)
向こうが絶縁宣言してきて、


たくさんの楽しい思い出が
見事に全部辛い思い出に変わりましたとさ。

めでたくない、めでたくない。





私がおとやんみたいに優しかったら
円満離婚できたのかなあ。
でもそんなの無理だ。(諦め早)



自分の不幸話、我ながらエグい!




お家を売りたくないですって
泣いたいちこちゃんと

その晩、それがすごく嬉しかったと
泣いたおとやん

いいなー・・この二人・・

と思って
またまた大号泣でした。




二転三転するいちこちゃんに
ちょっとイラっとしたけども

不妊治療ってそれだけ人を不安定にさせるんだよね。

私も心無い産婦人科の先生(男性)の一言が今も忘れられないもん。



そして最後にまた生花を習いはじめるおとやん。(こんなに花が似合う30代男性、岡田将生くん以外いる?いや、いない)


クチナシの花言葉を先生から聞いたときの
おとやんの表情!


そしてクチナシの花束をいちこちゃんに渡して、物語は終わります。


あえて花言葉は話さないで終わる演出が
にくい!!にくいぞー!!!!


その後調べたら、、、





「とても幸せです」









はい、泣いたーーーーーー


はい、岡田将生くん好きーーーー(え)




ほんと観てよかったドラマです

あとスピッツの主題歌も良すぎ!


言いたいことたくさんで
結局まとまりないなー

けど、レポは熱いうちにしたためろ!
っていうのでね。
ほぼ書き直すことなく、
ありのままの感想を投下します。



今の夫との生活も
「当たり前」にすることなく

向き合うことを蔑ろにしない

そう思うきっかけとなりました。




うん、ほんと、そう。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?