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ケの日ラボ【アロマ】①

「登山で疲れきった後、普段は全く好みではない香りが
とても良い香りに感じた」という経験をした研究員が、香りが体や心の状態とどのような関係があるのかもっと知りたい!ということで、今回のテーマはアロマに!

なんとなく癒しの効果があることは知っているけれど、どんな種類があって、何がどんな効果を発揮するのかはよくわかっていないので
まずは、アロマテラピーとは何なのかをインターネットや本で勉強してみた。

\アロマってなあに/

アロマ(Aroma)とは、香り/芳香のこと。
古代から、人類は植物の香りを利用し、医療にも役立てていました。

20世紀初頭に「アロマテラピー」という言葉が登場し、精油やアロマテラピーの研究が進んだ現在では、
美容、健康の増進、リラクセーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されています。
(公益社団法人日本アロマ環境協会HPより/https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/

とのことですが、
「アロマテラピー」と「アロマセラピー」という表記の両方を見かけますよね。
「アロマテラピー」は主にフランスで使われている呼称で、
植物から抽出した精油を、薬剤として用いる薬物療法としてのイメージが強く、自然治癒力を高めるために使われている。
「アロマセラピー」は主に、イギリスで使われている呼称で、
精油を使った美容法や、香りを嗅いで心や体を癒す感覚療法、リラクゼーション法を意味する。
日本では、薬として使用することは禁じられているが、症状の緩和ケアに使用されることはあるそうです。

\精油とは/

香りと、薬理効果が認められた植物の、花・茎・幹根・樹脂などを、
水蒸気蒸留することで得られる、濃縮な揮発性の液体のこと。
植物の生命エネルギーが濃縮された、とてもパワフルなもので、体・肌・心に有用な作用がある。
(症状によっては、使用上に注意が必要なものもある。)
エッセンシャルオイル、アロマオイルとも呼ばれます。

精油抽出の際にもっとも多く使われているのが「水蒸気蒸留法」です。
植物中にある精油は正確にはエッセンスと呼び、水蒸気蒸留法で抽出することでエッセンシャルオイルになる。
そのほかにも、溶剤抽出法・圧搾法・超臨界流体抽出法などもあるようだが、ここでは割愛します。

【選ぶ際に覚えておきたいこと】

①必ず100%天然の精油を使用する!

→香りには、「天然香料」「合成香料」それらを合わせた「調合香料」の3種類がある。
アロマセラピーで使用する精油は、植物から抽出した天然香料です。

天然香料は、嗅覚を通じて脳内神経伝達物質が変化し、
ダイレクトに脳に刺激が伝わり、感情や体調の変化を感じることができるが、
合成香料でその変化を感じることはないそうなので、アロマセラピーを目的に購入する際には、
「精油」と「100%天然」の表記を確認すると良いでしょう。

②原材料、学名、抽出部位を確認する

→同じ植物でも、生育環境や産地、蒸留時間などによって、含まれている成分や香りが異なる場合がある。
それによって適切な使用方法も変わってくるので、記載されている原材料をきちんと確認して買うことが大切です。
そう言われても、初めのうちは右も左もわからないので、お店の人に聞くのが1番ですね。

【取り扱う際に気をつけること】

たくさんあったので、表にしてご紹介します!

\どうやって取り入れるの?/

精油の成分は、主に”嗅覚・呼吸器・皮膚”の3つの経路を通じて体内に取り込むことができます。

①嗅覚
揮発した芳香分子が、空気と一緒に鼻腔の中を動き回り、脳に香りの情報が伝わる。
自律神経、内分泌系、免疫系に影響を与えてくれる。

②呼吸器
精油の分子を空気とともに吸入し、肺に到達すると肺胞の粘膜から血液に取り入れられ、
極微量の精油の分子が器官に効果を示してくれる。

【鼻から取り入れる方法】

アロマライト、アロマポット:簡単に香りを楽しめて穏やかな殺菌効果がある
アロマディフューザー:精油の原液を入れ広い場所にも拡散できる。
蒸気吸入:熱湯をいれた耐熱の洗面器などに、精油を5〜6滴落として、バスタオルを被って蒸気を吸入。
乾式吸入:ティッシュやタオル、マスクなどに精油を数滴落とす。

③皮膚
精油の分子量が小さい場合に効果的に吸収される。
精油を塗布してよく擦り込み、その部分を覆ったり皮膚の温度を温かく保つことで吸収がよくなる。

【皮膚から取り入れる方法】

マッサージ:ブレンドした15mlほどのマッサージオイルを体に擦り込んで、15分ほど軽く押したりさすったりするだけ。
筋肉の凝りや、リンパの滞り改善、気になる部位の引き締めなどに。
入浴:38℃のお湯に5〜6滴のの精油を入れて、10分以上入浴する。皮膚刺激のある精油は必ず希釈して使うこと。
病気の治療や健康維持、鎮痛、循環促進、疲労回復、リラクゼーション、老廃物の排除などたくさんの効果が!!
湿布:洗面器に50℃ほどのお湯を張り、精油を落とす。精油が水面に広がったら表面の精油を吸い取るようにして軽く絞り
肩や首に当てる。乾いたタオルを上から当てて10分。湿布の温度で効果が異なる。応急処置や痛みを和らげるのに効果的。
うがい:コップに水150mlほどをいれてから、ブレンドした精油を小さじ1杯分混ぜ、何回かに分けてうがいする。
ブレンドした精油は、ウォッカを使用したアルコールベースなので1年保存可能。歯磨きの一部としてだけでなく、口内炎や喉の炎症を沈めてくれる。
コスメ:化粧水やクリーム、コロン、パックなど自分で選んだ材料で作ることができる楽しさがある。
季節や肌の状態に合わせて、内容を自在に変えられるのが便利。それぞれ作り方が異なるので、ここでは割愛。

《参考文献》
アロマテラピー精油辞典/著:バーグ文子
最新!アロマセラピーがすべてわかる本/著:小野江里子

以上、参考にした2冊の本の冒頭に書いてあった、アロマを生活に取り入れる上で大切そうな情報をまとめてみました。

次の記事では、みんなでいろいろな精油の香りを嗅いだ感想と、その効能について調べた結果をアップしようと思います^ ^

おたのしみに〜!


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