見出し画像

はじめての潤滑ジェル — これを押さえておけばもう迷わない!

摩擦による性交痛を緩和し、セックスやセルフプレジャーの時間をより心地いいものにしてくれる潤滑ジェル/ゼリー。でも、自分がどんな潤滑ジェルを使っているのか、何を基準に買えばいいのか分からない人も少なくないのでは?

健康上でのメリットが多いセルフプレジャーでも、製品の使用方法が誤っていれば、健康に害を及ぼしかねません。今回の記事では、潤滑ジェルとローションの違いを説明し、コンドームやプレジャーアイテムと併用できる潤滑ジェルについてもご紹介します!


そもそも、潤滑ジェルって何?

一般的に想起される「ローション」にはポリアクリル酸ナトリウムを含む増粘剤が含まれます。ポリアクリル酸ナトリウムは生理用品や紙おむつにも使用されていて、吸水作用があるため、膣内での使用ではなく、他のパーツの愛撫や体のマッサージにおける使用が主に想定されています。

一方で、粘膜 (膣内やアナル) への使用が想定されている潤滑ジェル (ルブリカント)は挿入時のすべりを良くし、摩擦による性交痛を緩和します。

ご自身のニーズにあったものを見つけられるよう、粘膜にも安心してご使用いただけるルブリカントの種類を紹介していきます。


潤滑ジェルは大きく分けて3種類!

潤滑ジェルには大きく分けて、①ウォーターベース、②シリコンベース、③オイルベースの3種類があり、それぞれに長所・短所があります。上から順に見ていきましょう🔎

< ウォーターベース >

長所:コンドーム・シリコントイとの併用可能 + 洗い流しやすい
短所:他のタイプの潤滑ジェルに比べ、乾きやすい

一番汎用性があるウォーターベース (水性) の潤滑ジェル✨加えて、洗い流しやすいのも嬉しいポイントですが、そのため他のタイプに比べて蒸発しやすいのが欠点。ウォーターベースをお使いの際に乾きを感じた場合には、再度塗布することを推奨します。

ウォーターベースの潤滑ジェルにはパラベンやグリセリンを使用しているものも多く、中にはアレルギー反応を起こす方もいます。また、潤滑ジェルに含まれる添加剤が原因とは言い切れないものの、稀に膣カンジダ症を発症するケースも見受けられます。一方で、グリセリン不使用のウォーターベースの潤滑ジェルは少し苦い味がしますが、潤いの持続時間が長いという利点もあります。味が気にならない方はグリセリン不使用のものを探してみるといいかもしれません🌿

< オイルベース >

長所:ウォーターベースより潤いが長持ちする + 水中での使用も可能
短所:ラテックス製コンドームとの併用ができない

ウォーターベースより潤いが長持ちする、オイルベースの潤滑ジェル。他のタイプの潤滑ジェルの一部に使われる保存料が体に合わない、と理由でオイルベースの潤滑ジェルを選ぶ方もいらっしゃいます。

その一方で、最大の欠点がラテックス製のコンドームと併用ができないこと。それに加えて、油性のため、シーツなどに液が垂れた際の洗濯に手間がかかることも覚えておきたいポイントです💡

また、尿道や膣を油でコーティングし、バクテリアなどの繁殖を招く恐れがあると言われているので、パートナーとのセックスで使用した後にはお手入れを欠かさないようにしましょう。


< シリコンベース >

長所:潤いが長時間持続する + 大半のコンドームとの併用可能
短所:シリコン製のセックストイなどNG (化学反応で品質劣化を起こしうるため)

3つのタイプの中で一番潤いの持続する時間が長いと言われるシリコンベース⏳この理由から、アナルでの使用に特に好まれます。短所は、シリコン製のセックストイと併用ができないこと。潤滑ジェルとトイを一緒に使う際は、潤滑ジェルの原料とトイの材質を確認するようにしましょう。


fermata オススメの潤滑ジェル

自分と大切な人のパーツに使うものは、その品質が保証されたものを使いたいところ。fermata では現在、3社の潤滑ジェルをお取り扱いしています!

こちらはグリセリン、グリコール、パラベンフリーのウォーターベースの潤滑ジェル。無香料とラベンダーがほのかに香るタイプの2種類からお選びいただけます🍃プロダクトを手がける EVE は環境と人体に配慮した製品づくりを目指しており、B-Corp 認証・ISO 認証・PETA 公式ヴィーガン認証の3つの認証を取得しています。

96%がオーガニック成分で出てきていて、グリセリン、パラベン、香料フリーの製品🌲 fermata store ではウォーターベースとオイルベースの両方をお取り扱いしています。ローションという製品名ですが、ポリアクリル酸ナトリウムは含まれていません。製造元であるイギリス発のブランド『YES』は審査の厳しいことで有名な国際オーガニック認証『SOIL ASSOCIATINON』の認定を受けており、安心してお使いいただけます。

アロエの葉から取れるアロエ液汁が主原料のウォーターベースのルブリカント。こちらも、グリセリン・パラベン・ホルモン剤・砂糖は一切使用していません。手の上でサラッと伸びるテクスチャーは美容セラムのそれに似ています。他にご紹介したプロダクトがチューブタイプなのに対し、こちらはプッシュポンプになっているため少しずつとりだしてお使いいただけます。

🛒 Online store: https://hellofermata.com/
🕊Twitter: https://twitter.com/hello_fermata
🌈 Instagram: https://www.instagram.com/hello_fermata/


<参考文献>
・Derrow, P. (2015, July 28). How to Choose a Personal Lubricant: Pros and Cons of Water-Based, Oil-Based, and Silicone-Based Lubricants. Retrieved August 14, 2020, from https://www.berkeleywellness.com/self-care/sexual-health/article/how-choose-sexual-lubricant
・University Health Network. (2019). Know How to Use Vaginal Moisturizers and Lubricants [Brochure]. Author. Retrieved August 14, 2020, from https://www.uhn.ca/PatientsFamilies/Health_Information/Health_Topics/Documents/Know_How_to_Use_Vaginal_Moisturizers_Lubricants.pdf
・Telfer, N. (2020, March 04). How to pick a lubricant. Retrieved August 14, 2020, from https://helloclue.com/articles/sex/how-to-pick-a-lubricant


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?